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SUJ2の熱処理について
- SUJ2でシャフトを加工し、焼入れした際に全長方向に多少寸法が伸びる現象について、その原因と対策について教えてください。
- 焼入れによってSUJ2シャフトの全長方向に寸法の伸びが生じる現象について、その原因と対策について教えてください。
- SUJ2シャフトの焼入れ時に起こる全長方向への寸法の伸びについて、その原因と対策について教えてください。
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全長方向の寸法変化量のオーダーが不明ですが、 おそらくシャフトが焼入れ加工で曲っていると 思います。まず曲り(振れ)の確認を焼入れ 前後で調査してはいかがでしょう。 1.焼入れ時のワーク姿勢 2.シャフトの曲りの起因となるコーナR,逃げ形状 などが曲り要因でしょか。
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1%位Cが入っている鋼材ですので0.1%位は伸びると考えられますので25mmでは25.025くらいに成るはずで0.025mmの寸法補正は必要です。 それにしても0.040.05は伸びすぎですね。 素材に問題があるかもしれません。 先ず。素材の組織が重要です、球状化セメンタイトが崩れていたり、大きさが不揃いであると焼入れ後の変形が大きくなります。SUJ2は球状化焼鈍が義務付けられていますが、素材の直線矯正の残留応力が組織を崩すことが多々あります 材料メーカとよく打ち合わせることが肝心です。
お礼
専門的なことは分からなかったので 大変参考になりました。有難うございました。
1%のオーステナイトがマルテンサイトに変態する事による長さの膨張は140×10^-6だそうです。したがって、焼入れ後に残留オーステナイトが存在する場合であって、時効が生じる場合には膨張することが考えられます。 おそらくですが、残留オーステナイトのコントロールがポイントだと思います。 ※金属熱処理技術便覧を参考にしました
お礼
ありがとうございます。 原因が分かってきました。参考にさせて頂きます。
参考URLに、焼入れで寸法変化する原因が記載されています。 ご参考まで。
お礼
ありがとうございます。 大変参考になりました。 他にも熱処理を知る上で良いサイトがございましたら 教えて下さい。お願いいたします。
通常焼入れすると全長・外径は小さくなります。 今回の場合、全長が大きくなるという現象に見 えるのは、ワーク(シャフト)が曲っていると 考えました。測定方法にもよりますが、全長端面 平行度が悪化していないでしょうか? また、焼入れ後表面にスケールが付着していない でしょうか? 現在の情報で判断できることは以上です。
お礼
早速に回答ありがとうございます。 曲がりがあるか確認致します。
補足
全長25.0±0.01に対して焼き入れ後 0.040.05伸びています。 鉄鋼の性質上のことで焼き入れすると伸びるのか 知りたいと思います。