• 締切済み
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:3価クロムの腐食性)

3価クロムの腐食性

このQ&Aのポイント
  • 3価クロムと6価クロムの腐食性には差がありますか?
  • 白錆と赤鏥の発生には差があるのか教えてください。
  • 3価クロムと6価クロムの比較について、腐食性の違いを教えてください。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.3

ELV対応での亜鉛めっき上の6価クロメート代替の3価クロムの耐食性に関する見解を述べます。 多くの液メーカから種々の銘柄の3価クロム液が 市販されており、ここ数年それらの耐食性評価をしております。 液メーカのカタログ等では「6価黄並、もしくはそれ 以上」という謳い文句が多いですが、実際めっきメーカの現地で実部品を処理し評価してみると、6価の黄色より劣る場合の方が多いという結果です。 (私は白錆び発生までの試験しかしておりませんが) この結果と液メーカの謳い文句の違いについては こう考えています。 耐食性の中身は大別して3つに分かれるのではと 思っています。その3つはクロム皮膜自身のバリア性、自己修復性、めっき欠陥部に対するカバーリング性の3つです。 液メーカが同等といっているのは3つの内のバリア性だけであり、自己修復性やカバーリング性は6価より劣ると思っています。ですのでめっきが全面にきれいに付いているようなサンプルであれば3価クロム皮膜も全面に生成され、その場合の耐食性は確かに6価と同等 以上を示します。ですが実部品で傷がついたり、 前処理が不十分でめっき欠陥等があったりする場合は 劣るという事ではないかと思っております。 そういう観点から見ると、3価クロムの耐食性は、 液の銘柄や3価クロムの処理条件よりも、 対象部品の表面性状、各めっきメーカの工程による影響の方が大きいのではないかと思っております。 こういう結果を踏まえるとどの銘柄を選ぶのかという事に対しては、耐食性に関してはいずれも上記の特性であり大きな差異は見られない為、そうすると必然的に排水に有利な無機系と呼ばれる銘柄のシェアが増えるのではと思います。 (日本国内の3価銘柄は3社の液メーカでほとんど全て  のシャアを占めていますが) ですが自動車メーカ等の客先の銘柄に対するスタンスは、これは自動車部品製造業者としての意見ですが、 よほどの事が無い限り液を限定して指定する事は無いと思います。有機系も無機系も混在した製品群の中から、「これらの耐食性の基本的な確認はしました。 後は各自でどれかを使って確認して下さい」 という言い方しかしないと思います。 すでにめっきメーカの多くは自分の選んだ液で 耐食性評価をしている所が多いと思いますが。 上記は全て黄、白クロメートの代替の話です。黒は まだ開発中です(緑は開発の予定はありません)。 恐らく来年明け位から展開が始まると思います。 以上ご参考になれば幸いです。

noname#230358
質問者

お礼

ありがとうございました 参考にさせてもらいます

noname#230359
noname#230359
回答No.2

私のところでもいくつか6価クロムフリーのクロメート処理剤を取り寄せて、試験してみました。 塩水噴霧試験で、従来の有色クロメートに匹敵するものあり、それを超えるものあり、残念ながら使い物にならないものあり…といった結果でした。 ただ、これらの中で耐食性に優れているものが、良いのかというと、話は別です。中には排水処理が出来ないもの、別途処理が必要なもの、設備の大幅な変更が必要なもの、と様々です。 めっきの発注側の方でしたら、こうした問題は無関係でしょうが、コストにはね返ります。 めっきを加工される方でしたら、その選択に悩むところでしょう。 めっき専業者の私共は、自動車メーカーさんが決定していただけるものと、首を長くして待っている状態です。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

亜鉛めっき後のクロメート処理のことをおっしゃっているのでしょうか?もしそうであるならば 弊社で最近実験したものがございます。 それでよろしければ下記の内容を参考にしてください。 塩水噴霧試験 72時間の結果です。 1.六価のクロメート     10 2.三価のクロメート(無機) 8 これはあくまでも弊社での処理の場合ですのでご了承下さい。

noname#230358
質問者

お礼

そのとおりです。 ありがとうございます

関連するQ&A

専門家に質問してみよう