延性モード加工

質問

はじめて質問させていただきます。
脆性材を切込みを小さくして加工すると延性モードで加工できますよね。
なぜ、そのようになるのか理論を知りたいです。

回答No.1

noname#230359

脆性材料における延性モード加工とは、ダイヤモンド等の刃物で表面から100nm以下の切り込み量を与えて加工すると、クラック等発生せず連続的な切り屑を発生し、滑らかな加工面が得られるものです。
例えば、ガラスの表面が透明に磨けるのもこうした現象が起こっているからです。
それでは、何故クラックが生じないかというところが問題ですね。
簡単に言えば、脆性材料にも塑性領域が表面近くに存在するということです。表面では分子同士の結合力（共有結合）における相互作用の活計から、分子がある程度動ける塑性領域がある。つまり、表面に近いほど柔らかいということです。