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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:高周波焼入れ時の焼き割れについて)
高周波焼入れ時の焼き割れについて
このQ&Aのポイント
- 高周波焼入れを外注に依頼したS45C丸棒に、丸棒表面全体に焼き割れが発生してしまいました。
- 外注と材料屋の双方からは責任を逃れられ、熱処理や材料の知識が乏しいため、高周波焼入れの工程ミスではないのか、材料的な問題ではないのか判断ができません。
- 熱処理に詳しい方にお聞きして、本当に高周波焼入れの工程ミスではないのか、本当に材料的な問題ではないのか、そして損害を請求することができるのかアドバイスをいただきたいです。
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noname#230359
回答No.1
焼き割れを原因はたくさんありますので簡単に結論を出すことはできませんが一般的にいえる事を文献を参考に述べさせてもらいます。 焼割れの形状による原因の差異 (1)素材長手方向の割れ 素材長手方向の割れは素材に起因した場合が多く長手方向の直線状の割れは素材の前加工(引き抜き、焼入れ焼き戻し)時に発生した割れ、素材の残存疵が原因である場合が多い。 素材長手方向の直線状の剥離は上記の原因&素材表面直下のマクロ的な非金属介在物が起因と考えられる場合が多い。 (2)円周方向の割れ 円周方向に発生する割れは、高周波焼入れに起因したものが多く、横割れ状ついては高周波加熱時のオーバーヒート、2回以上の焼入れ、冷却速度不均一による冷却ムラが考えられる。 コーナーの剥離は、高周波焼入れを端部まで行うときの端部のコーナーRが小さいため変態応力や変態の時間的ズレなどが原因で発生する場合が多い。 表面の亀甲上の割れは、高周波の焼入れ後、高周波によって焼き戻しを行う場合や、焼入れ後の研磨などにより、焼入れされた組織のみが加熱急冷される結果表面側に引っ張り応力が生じ割れが発生することが考えられる。(特殊鋼 第36巻 10号 特集/熱処理トラブル Q&Aより引用して説明しています。) (今回のケースは、どちらかというと熱処理が原因のような気がします。) いずれにしろ、その割れた材料の形状、割れの起点、割れ破面のマクロ、ミクロ観察と実際行われた熱処理の条件を ”自分で” 詳細に調査してから判断すべきではないかと思います。
お礼
御回答どうもありがとうございます。現在ワレの詳細について調査中です。私も文献などを読んで勉強中ですが、今後も良きアドバイスお願いします。