アルミの歯車の問題点とは?
- アルミの歯車の材料選定には問題があります。
- 既製品のカタログにはアルミの歯車が載っていない理由は、焼付き等の重大な問題があるからです。
- 樹脂では強度が弱く、鉄や真鍮では重過ぎるため、アルミの歯車を使用したいと考えています。
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アルミの歯車
歯車の材料にアルミ(A5056.A2017等)を使用する場合の問題点を教えて欲しいのですが。 既製品のカタログにはほとんどアルミの歯車は載っていませんが、焼付き等の重大な問題があるからなのでしょうか。 樹脂では強度が弱く、鉄や真鍮では重過ぎるので出来ればアルミの歯車を使用したいと考えています。
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歯車装置の設計に関して、精密な寸法公差管理が普通必要です。そしてその条件として完全な弾性体であること(使用範囲で)が必須です。 アルミは塑性変形が蓄積されていくのでその意味で歯車には私見ですが不向きです。さらにいえば、アルミ材と鉄鋼材を組合わせた組立て品は説明しきれないほどの問題点を抱えます。ただ、現実的でないということで否定的見解をだすのもどうかと思い、様子をみていたのですが・・・。
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ウォームギアでは見たことがあります。 硬質アルマイト+テフロン封孔処理のようでした。 ウォームホイル、ウォームとも同じ3000系の材質のようでした。
アルミの歯車が無いわけではありません。 実際に模型の分野では使用されています。 但し軽負荷な部分に限ります。 機械関連のカタログに無いのは、その使用方法が歯車だという点です。 歯車は動力を点接触ではなく線接触の繋がりで伝達しているため滑りに強い材質でなくてはなりません。 アルミはその点でどの金属に対しても弱いのです。 簡単に言うと滑らないので磨耗も激しく歯が割れてしまうということです。 アルミのボルトが少ないのも同じ理由です。 ご参考までに、
アルミの問題点は、降伏点がない、ということです。 材質的にはこれにつきます。n-hiroさんの原因もこれです。強度がどうかという問題ではありません。 Rayさんご指摘の線膨張率の問題は、歯車に限らず、アルミと鉄鋼の組合わせがある限りついてまとう問題です。 補足です。
私共も以前、軽量化を目的にアルミ(A2011)に硬質アルマイト処理を行った歯車を使用した事があるのですが、ある一定期間を過ぎると歯が飛んでしまい、最終的には完全に歯が無くなってズルズルになった経験があります。 その時は、強度的に問題があったのだという事で、根本的な原因を解明せずに終わらしてしまいましたが、トルク伝達を目的とした歯車の場合では、アルミは使用しない方がいいと思います。 樹脂がいいかどうかは私には判りませんので、Rayさんの意見を参考にするのがいいのではないでしょうか?
私もアルミ製の歯車は強度や耐摩耗性の問題で、樹脂以上の特性は出せないと思います。また、鉄系の材料と比較すると線膨張率が約3倍と大きいのも悪い要因に働くと思います。エンプラ系の材料でもっと高強度のものを捜された方がよいと思います。例えばデュポン社製のベスペルなどはかなり優れた特性を示すと思います。www.tochigi-corp.com/besupel-maru.html
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