- ベストアンサー
塗装についての質問
noname#230359の回答
現在粉体塗料のディッピング塗装で実績のあるものは3種類です。 1.予熱流動浸漬:予熱した被塗物を流動状態の粉体塗料に漬けて塗装を行う。塗料硬化性により後加熱が不要な場合がある。 2.常温流動浸漬:液状エポキシを溶解した塩素系溶剤に被塗物を漬け、付着した液体を「糊」として流動させた粉体塗料に再度浸漬して、その後焼付を行う。 3.電解流動浸漬:荷電された密度の低い粉体塗料の雲の中にアースした被塗物を入れて静電塗装を行う。 問題点として1.は塗膜厚が現状のディップと比較すると格段に厚くなり塗料の使用量が増えます。2.は塩素系溶剤を使用しており今後、使用が困難になる点です。設備面では1.2.共に粉体塗料用の流動槽が必要で3.では専用の塗装装置(メサック、日本パーカーが販売)が必要となります。要求性能のすべり性については熱硬化タイプではスリップ剤等の塗料配合での対応がある程度可能で、熱可塑タイプではナイロンが有利かと思います。他の要求性能を含めての粉体塗料タイプの選定が必要と考えます。いずれのパターンでもある程度の設備投資と塗料使用量の増加が発生しますので、今後の塗装を取り巻く環境動向を含めたトータルな視点でご検討されてはいかがでしょうか。
関連するQ&A
- 粉体塗装 剥がれ 剥離
粉体塗装設備を立ち上げ(ベトナム・ハノイ)実施 密着がかなり悪い。塗装剥がれが多発く、困っています。 ・塗料 ポリエステル樹脂系粉体塗料 ・被塗装材質はアルミダイカスト品 ・ダイカスト鋳肌への塗装と切削加工面に塗装 ?前処理(洗浄スプレー2工程式・・・洗浄水槽60℃、お湯洗い水槽60℃) ?水切炉投入 ?塗装(粉体) ?焼き付け炉投入 現在、「前処理(洗浄)工程が剥がれの原因では」と考えていますが、 洗浄原液は日本でも使用実績有りです。 となると、水が怪しいと思っています。 水道水(ハノイは硬水?)と、塗装密着の関係に詳しいかた居られませんか? なんらかのアドバイスよろしくお願いします。
- 締切済み
- 塗装
- RoHSに対応した塗装方法を探しています。
現在RoHS指令に適合した塗装方法(塗料も)を探していますが、どんなものがあるのでしょうか。 粉体塗装にするとランニングコスト等がかかり高くなると聞いています。 すみませんが、アドバイスお願いいたします。
- ベストアンサー
- 塗装
- べっ甲の塗装について
べっ甲の製品の表面に黒い塗装をしようと考えています。 塗料や下処理、仕上げなどの方法をアドバイスしていただけますでしょうか。 また、黒以外の部分も透明な樹脂でコートすると耐久性が良くなるでしょうか? その場合の使用する塗料や処理についても教えてください。 宜しくお願い致します。
- 締切済み
- その他(材料・素材)
- 塗装した製品同士の固着
合成樹脂エナメル塗料をフタル酸シンナーで希釈した塗料を使用してドブ浸け塗装を行っております。塗装した製品は乾燥炉で乾燥させた後、通い箱へ詰めて次工程へ送っているのですが、製品同士が固着してしまい困っています。 乾燥炉から出できた製品は余熱が残っており、塗装が完全乾燥していないことが原因かと思うのですが、余熱が冷めるまで保管できないのが現状です。 そこで、製品と製品の間に挟むシートまたは紙のようなもので固着を防げないかと考えています。 何か良い方法はないでしょうか?
- 締切済み
- 塗装