• ベストアンサー

次の式の分子の因数分解

グラフを作成する問題で f(x)=x^2-4log(x^2+2x+2) の最大最小を求めよというものをやっています。 ここで微分して f'(x)=2x -{8(x+1)/x^2+2x+2} として、通分しました。 ここで、質問です。 通分した結果、計算が間違っていなければ分子は、 2x^3+4x^2-4x-8 になると思います。 このままの形では微分の式のグラフがどうなるのかわからず回答をみたところ、 分子が 2(x+2)(x^2-2)と大変きれいになっていました。 これなら瞬時に-2,±ルート2において原点をとおる三次の曲線だとわかるのですが はずかしいことにこの因数分解がどうやって上式から求められたのかわかりません。 今回の問題に限らず、因数分解ができずそもそも泣きを見ているのが多すぎるのですが 因数分解の極意というかどうやっていけば意図した形を導けるのかご指導お願い申し上げます。 この解説をみたあとは増減表も最大最小も問題なく解けました。 やはり因数分解がネックになっているのでステップバイステップでご指導いただければ幸いです。

  • ligase
  • お礼率92% (997/1082)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • f272
  • ベストアンサー率46% (8010/17118)
回答No.2

2x^3+4x^2-4x-8 (1)整数係数になっていなければ,何倍かして整数係数にする。今回は必要なしです。 2x^3+4x^2-4x-8 (2)係数に共通因数があればまずくくりだす。 2(x^3+2x^2-2x-4) (3)最高次の係数p0と定数項q0をみて,p0の約数pとq0の約数qを考える。そしてx=±q/pを代入して0にならないかどうかを確認する。今回はp0=1でq0=-4ですから x=±1,x=±2,x=±4 を考えれば十分です。そうするとx=-2でx^3+2x^2-2x-4=0になるから 2(x+2)(x^2-2) になることがわかります。 試験で出るような問題なら,必ずきれいに因数分解できると思えば,その候補は限られていますので,これで十分です。

ligase
質問者

お礼

いつもコンパクトかつ丁寧にご指導くださりありがとうございます。 どっかで同じようなもの見たような… と思いI+Aの青チャートを見たらちゃっかり総論として似たようなことが書いてありました。しかしながら、参考書を手にして指導してもらうまでこれに気が付かないのと、わからない人に説明できる人とでは月と鼈です。 本当に勉強されているというより数学を網羅されている方でいらっしゃるということを今回いただきましたご回答からあらためて存じました。 今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。

その他の回答 (2)

noname#231363
noname#231363
回答No.3

他の回答にあるような応用は利かないかもしれませんが、この問題に限っては次の3通りの考え方がありますので、参考になればと思い追加回答します。 2x^3+4x^2-4x-8=2(x^3+2x^2-2x-4) ここまではいいですね。 この後は、カッコ内の3次式について考えます。(2は面倒なので。) x^3+2x^2-2x-4の各項の係数に着目すると、次の①と②の考え方があります。 ① x^3とx^2の係数の比は、1:2 xと定数項の比も、-2 :-4=1:2 よって、x^3+2x^2-2x-4=x^2(x+2)-2(x+2)=(x+2)(x^2-2) ② x^3とxの係数の比は、1:-2 x^2と定数項の比も、2:-4=1:-2 よって、x^3+2x^2-2x-4=x(x^2-2)+2(x^2-2)=(x^2-2)(x+2)= (x+2)(x^2-2) また、多少テクニックを要しますが、次の考え方もあります。 ③ x^3+2x^2-2x-4 =x^3+x^2-2x+x^2-4 =x(x^2+x-2)+(x^2-4) =x(x+2)(x-1)+(x+2)(x-2) =(x+2){x(x-1)+(x-2)} =(x+2)(x^2-2) 以上の3通りの考え方のうち、特に①と②については、慣れればすぐに気付けるようになると思います。 ※別解 以下では、x^3+2x^2-2x-4の定数項-4の約数を全く考えません。 つまり、他の回答にある「有理根定理」を用いないことになります。 3次方程式は、必ず1つの実数解をもつので、3次式は1次と2次式(場合によっては1次式と1次式の積)の積の形に表せる筈です。 そこで、x^3+2x^2-2x-4におけるx^3の係数1を考慮して、 x^3+2x^2-2x-4=(x+a)(x^2+bx+c)(a、b、cは特定の実数)とおきます。 右辺を展開して整理すると、 x^3+(a+b)x^2+(ab+c)x+ac これと左辺の各項の係数を比較すると、 a+b=2-① ab+c=-2-② ac=-4-③ これらの式をじっくりと眺めて、2×(-2)=-4であることに気付けば、 b=0、a=2、c=-2であることが分かります。 よって、x^3+2x^2-2x-4=(x+2)(x^2-2) また、次のように考えることもできます。 式①と②の辺々をかけると、 (a+b)(ab+c)=a^2b+ac+ab^2+bc=2×(-2)=-4 これに式③を代入すると、 a^2b-4+ab^2+bc=-4 a^2b+ab^2+bc=0 b(a^2+ab+c)=0 b=0とすると、上と同様にa=2、c=-2 つまり、x^3+2x^2-2x-4=(x+2)(x^2-2) また、b≠0とすると、a^2+ab+c=0 式②から、c=-ab-2 これを上式に代入すると、 a^2+ab-ab-2=0 a^2-2=0 (a+√2)(a-√2)=0 よって、a=±√2 ・a=√2のとき 式①から、b=2-√2 式③から、c=-4/√2=-2√2 よって、 x^3+2x^2-2x-4 =(x+√2){x^2+(2-√2)x-2√2} =(x+√2)(x+2)(x-√2) =(x+2)(x^2-2) ・a=-√2のとき 式①から、b=2+√2 式③から、c=-4/(-√2)=2√2 よって、 x^3+2x^2-2x-4 =(x-√2){x^2+(2+√2)x+2√2} =(x-√2)(x+2)(x+√2) =(x+2)(x^2-2) ※最後に一言 以上のように、x^3+2x^2-2x-4の因数分解の考え方・方法は、他の回答以外にもこれだけあります。 これで、少しは因数分解に興味を持っていただけましたか。 そうであれば幸いです。

回答No.1

便利な道具に「有理根定理」と呼ばれる定理があります。これは整数係数の方程式がもつ有理数(分数)の根に関する定理です。 具体的に方程式 2x^3 + 4x^2 - 4x - 8 = 0 が有理根 x = p/q を持つとします。このとき * 分子 p は先頭の係数 2 の約数であり、 * 分母 q は定数項 -8 の約数である というのが定理の主張です。 したがって分子は p ∈ {±1, ±2} の4通り、分母は q ∈ {±1, ±2, ±4, ±8} の8通り、合わせて32通りの候補しかありえません。(実際は符号が打ち消し合うことがあるので、半分の16通りで済む。)根の候補が有限個で済むのだから、あとは地道に代入して確かめるだけです。以上を実行すれば 2x^3 + 4x^2 - 4x - 8 = (x + 2)(2x^2 - 4) までは機械的にわかります。 もちろん、この定理が使える状況は限られていますが、それ以上はもっと高度な話題です。

参考URL:
https://ja.wikipedia.org/wiki/有理根定理
ligase
質問者

お礼

整数係数の分数においてそのような極意があるのですね。 しかもq,pなど、統計学的な手法でこのように場合分け後の当てはまる式を導いていくというステップを拝見してただただこのような手法を導いた人はもちろん、それを知識として日常で使う方の頭の回転の良さに脱帽です。 むしろなぜ初めの定数がqになるのかとか考えだしてしまいました。 本当に面白くかつ分数の整数を見た場合に限るが有用なアプローチをご指導くださり本当にありがとうございました。 今後ともご指導お願い申し上げます。

関連するQ&A

  • 数IIの最初の方のことなんですが・・・

    分数があって、それを通分するのですが、 よく意味が分かりません。 「2つの分母を因数分解して、 最小公倍数を求めて 分母が最小公倍数になるように 分子と分母に同じ正式をかけます。」 と説明があったので、とりあえず 因数分解してみるものの、最小公倍数に なるように?が分かりません。 問題は分母が因数分解できる形になっていて 分子はxでした。

  • 数学 微分 因数分解

    関数y=x^3-3x+2の区間-1≦x≦4における最大値と最小値を求めよ。という問題で    y’=3X^2-3 ↑の場合の因数分解のやり方がよく分かりません。 因数分解のどの公式に当てはめればいいんでしょうか?

  • 因数分解

    関数f(x)は1次式に因数分解できるとします。 f(x)のk階微分をf^k(x)で表します。 f(x)が2次式の時、  f(x) + f^1(x)y + f^2(x)y^2/2 を1次式に因数分解することはできますか? 一般化して、f(x)がn次式の時、  Σ[k=0,n]f^k(x)y^k/k! という形をした式を1次式に因数分解することはできますか? 例: (x+1)(x+2)+(2x+3)y+y^2 = (x+y+1)(x+y+2) x(x+1)(x+2)+(3x^2+6x+2)y+(3x+3)y^2+y^3 = (x+y)(x+y+1)(x+y+2)

  • 因数定理による因数分解

    3次関数の最大・最小の問題の途中の計算で、 a>0 x>3aにおいて x^3-6ax^2+9a^2・x-4a^3=0 この式を因数分解したいのですが、難しくてわかりません。 詳しく教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。

  • 因数分解した形にする

    x+3が最大公約数で、 x^5+x^4-9x^3-x^2+20x-12が最小公倍数 となるようなx^3の係数が1の相異なる3次式を3つ求める。 答えは(x+A)(X+B)・・・のように因数分解した形で示せ。 同じ問題を質問している人を見つけたので、わからないところの質問をしようとしたのですが、期限が切れてました…。 相異なる3次式3つに(x+3)が含まれているのはわかっています。 この後からお願いします。 コツなどもあったら教えてください。

  • 因数

    x+3が最大公約数で、x^5+x^4-9x^3-x^2+20x-12が最小公倍数となるようなx^3の係数が1の相異なる3次式を3つ求める。答えは(x+A)(X+B)のように因数分解した形で示します。 の問題でなんとかx5+x4-9x3-x2+20x-12=(x+3)(x+2)(x-1)2(x-2) までは解けたのですが ひたすら割り算をして。 もし、なにか簡単な求めがありますか? それで、この後最小公倍数となるようなx^3の係数が1の相異なる3次式を3つ求めるのでが、 簡単な最小公倍数はわかるのですが、中学で習ったのは因数分解だとむずかしいです。

  • 因数分解について

    因数分解について 下記の方程式のxを解くために左辺を因数分解したのですが、とても面倒です そこで皆様にそれぞれ自分なりの方法で因数分解してもらい、 その中で1番スマートな因数分解を見つけたいです (1-x)^3 + 2a^3 - 3a^2(1-x) = 0 (a:const) ちなみに最終的には -{x-(1-a)}^2{x-(1+2a)} = 0 ∴ x = 1+2a, 1-a(重解) の様な形になると思います 宜しくお願いします

  • 因数分解の考え方

    「2X^3-7X^2+2X+3」を因数分解しなさい、という問題があるのですが、解き方が分かりません。 答えは「(X-1)(X-3)(2X+1)」となっているのですが、どう考えれば、このような因数分解ができるのでしょうか? どなたか教えてくれないでしょうか?

  • 因数分解で解くんだけれど・・・。

    (1)x^3-7x-6 (2)x^4-4x^3+10x^2-17x+10 (3)10x^3-13x^2-15x+18 (4)2x^4-x^3-6x^2-x+2 という問題なのですが、因数分解の公式には当てはまらないし共通因数もないんですけど・・・・。どのようにして、因数分解で解くんですか?

  • 2次・複2次式の因数分解

    2次・複2次式の因数分解 次の式を、複素数の範囲で因数分解せよ。 (1)2x^2ー3x+4 解説 「複素数の範囲で」とは「因数(1次式)の係数を複素数の範囲まで考えよ」ということ。この断りがなければ、係数は有理数の範囲で考えるのが普通。 教えてほしいところ 説明が理解できません. 因数(1次式)の係数とは何ですか?? また、それを複素数の範囲まで考えよということはどういうことでしょうか?? PS、問題の答え自体を聞きたいわけではないです。あくまで聞きたいことは教えてほしいところに書いてあることです。