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地域通貨

eroero4649の回答

  • eroero4649
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回答No.1

はい、全く別物です。どう違うのかというのを本気で説明しようとするなら5000文字でも足りないと思いますが、分かりやすさを優先して説明するなら、地域通貨はあるひとつの限定された地域でしか通貨的な使い方をすることができませんが、仮想通貨はインターネットを通じてやりとりされるので、原則的にインターネットが使える環境なら、地域に限定されることはありません。 地域通貨は、自治体が発行するものです。ですから通用するのはその自治体限定が基本です。他にも地域通貨っていうのはあったかもしれませんが、キリがないのでそれは割愛します。地域振興券とかああいうものを地域通貨と定義しますね。 質問者さんがお住まいの市で、地域通貨が発行されたとします。使えるのは市内のお店のみです。そして対象となるのはほとんどが中小のお店で、チェーンのスーパーやガソリンスタンドなどでは使えません。市内の個人店ならその地域通貨を市役所に持っていけば換金してもらえるので受け取るでしょうが、チェーンのスーパーがそれを受け取ると会計処理がより煩雑になるのでやるのは面倒です。 そのために、5%かその程度のオトクだからといって市役所に行って地域通貨を買いに行くでしょうか。行かないですよね。 使う側のメリットが、手に入れるための手間というコストに割に合わないので使われることはありません。一方、発行する自治体側はそれなりにコストがかかります。簡単に偽造されないための処理はしないといけませんから、地域通貨の印刷代は結構割高となるでしょう。普及するための告知活動、即ち広告費もかかります。持っていることにメリットがありすぎると、目ざとい人が投機対象として手を出してきて儲けようとします。こうなると世間の印象も悪いですよね。実際に過去の地域通貨では、大量に安く仕入れる手段があったものですからそれで大量に仕入れて、オークションなどで売って売却益を稼ぐ人たちが現れて問題となったものもありました。 仮想通貨は仮想通貨で、地域通貨というものとは全く別の技術から生まれたものです。金融庁が「仮想通貨」と定義したのでこの呼び名が普及しましたが、本来英語では「クリプトカレンシー」といってクリプトとは「暗号」という意味なので、本当は「暗号通貨」というのが正しいのですが、仮想通貨という呼び名が普及しました。「本当は存在しない」というイメージを持たせるためにわざと金融庁は仮想通貨という呼び名を採用したという人もいます。 仮想通貨の第一号であり右代表でもあるビットコインは、地域通貨ではなく「電子通貨」の一種として発明されたものです。電子通貨というとSuicaなどの鉄道系マネーとかTポイントとかああいうものです。紙媒体ではなく、電子媒体として利用されます。 独自の電子通貨を発行しようという試みは昔から行われていましたが、ことごとく失敗してしまいました。その理由が「改ざんを防ぐことが困難」だからです。ExcelやWordなんかがそうですが、書き換えって簡単じゃないですか。様々な暗号技術でなんとか改ざんを防ごうとしていたのですが、結局「暗号(パスワード的な意味合い)がバレたら改ざんを防ぐことはできず、誰かがパスワードを管理しなくてはならないので、パスワード管理者が悪意を持ってしまったら防ぎようがない」という問題を解決できなかったのです。暗号技術が重要だから暗号通貨(クリプトカレンシー)だったのです。 ビットコインは、その電子通貨永遠のテーマと思われた改ざん防止の問題を「ブロックチェーン」という技術を使うことによって解決してしまったのです。だからビットコインに使われるために発明されたブロックチェーンという技術が本当に革命的なんですが、たぶん私がなにをいってっかよく分からないと思います。 仮想通貨の存在はあまりに革命的な存在で、金融史の教科書に載ることは間違いないと思われます。ゆえに、金融界も含めて保守的な価値観の人たちにはなかなか理解されないものであるとも思いますね。

gesui3
質問者

お礼

詳しい解説をありがとうございました。 全くの別物でしたね。 よくわかりました。

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