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エイジング塗装もしたいがウレタン仕上げもしたい
机を作っており、あとは微調整と塗装を残すのみです。 材はパイン集成材、部屋の雰囲気に合わせたエイジング塗装をしたいと思っております。 バターミルクペイントではないですが、水性塗料を用意しています。 エイジング塗装は、 (天板のみとの粉) (1)下地色塗り二回 (2)メインカラー塗装一回 (3)角などをメインにキズを入れたり削りを入れて、エイジングリキッドやグレイズエフェクトなどで汚す といった手順です。 女性がDIYでよく使ういわゆるシャビーな塗装です ですが、机という実用かつ毎日ヘビーに使うものなので、 天板と椅子の座面は最低限保護したい・・・ 水性塗料は被膜が柔らかいですし、パインもそんなに硬い材ではないので、その上で直接書き物したら、あっという間にシャビーを通り越してゴミになりそうな気がします。 保護という面でも、艶々になりすぎない程度にウレタン仕上げはしたいところ。 しかし『塗装』です。 本物のアンティークならば、ニス仕上げの家具がダメージを受けてゆき、ダメージの面はむき出しになります。 つまりダメージ箇所はニスが剥げてることになりますが、 先ほどの手順でエイジング塗装した上にウレタンだと、ダメージの上もニスという状態になりますよね?? ウレタンは水性と違って染み込みにくいので、ダメージ箇所も艶が出てしまいそうな感じです。 かといってダメージ箇所をハケで避けるのも艶とそうでないとこがくっきり出てしまうし、(やってみた) じゃあ(2)までやってウレタンを塗ってから(3)にしてはと思ったら、今度はエイジングリキッドもエフェクトも乗りません じゃあキズをうまく入れてキズだけでエイジング加工するか?・・・ちょっと自信ないです どうにかして味わいと機能性を両立させたいです。 知恵をお貸しいただけたら嬉しいです
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昔、家具類の企画をやっていた者です。 確かにパイン材は柔らかいので硬い塗膜なしだと、 ペンを走らせるとスジスジの跡が残ります。 対策としては「下敷き」を使う。 あるいはエイジング塗装に合わせて「うづくり仕上げ」を施す。 といったように傷が入ることを前提に使う、あるいは仕上げるという方法も あります。 また市販のウレタン(トップコート仕上げとして)にどこまでの種類が あるのかどうかは分かりませんが、艶を抑えるには「グロス(艶)」の成分を 極力抑えた配合のウレタンを使うことです。 (ウレタンでもニスでも何でもそうですが、艶がある・なしはこのグロス 成分の配合割合の大小です) ウレタントップコートをするのに下地が水性とか油性とかは あんまり関係ないです。 このあたりは、ホームセンターなどへ行ってみて売り場担当に メーカーへ連絡とってもらって、そういう配合のウレタンをワンオフで 調整してもらえるか聞いてみることですね。 (ホムセンの担当レベルじゃ何のこっちゃ分からないかもしれませんね) 可能ならメーカーと直接話しをすればいいです(店の了解を得て)。 もしくは、お近くに木工工房などあれば聞いてみることです。 艶が出る・出ないはこの配合されているグロスの割合によって決まります。 アンティーク風に作る場合、自然な木肌の風合いを出すためにグロス50%とか そういうウレタンを使うこともあります。 (塗りたては艶々していますが、落ち着くと艶消しに近いくらいになります。 また個人的な感想ですが、全艶消しよりも40~50%くらいはグロスを 入れた方が自然な仕上がりになりますし、艶が全くないと下地のアラが 結構目立ちます) 塗装に関してもう一点。天板のような薄く平たい部材の場合、 木の反りが出やすいため、反り止め部材が必要なのと 塗装は裏表両面することです。 裏側にまでエイジング塗装する必要はないですが、表面にウレタンを 塗ったなら裏面にもウレタンを塗る必要があります。 硬化する際に引っ張り(あるいは縮み)の差が出るのと 経年でだんだん狂い始めます。一枚無垢板ではない集成材でも 反る時はかなり反りますよ。 そして最も大事なことは、ハケで塗らないこと。 スプレーでないと駄目です。トップコートは粘性がありますから ハケでやっちゃうとどうしてもハケ跡が残るんですよね。 しかもハケの場合、下地塗装と接触しながら塗るので場合によっては、 下地塗装が滲むことも考えられます。バターミルクがコーヒー牛乳に なるかもしれません。それを避けるためにスプレー(ガン)塗装が 必要なのですね。 おさらいしますと、艶を抑えたいならグロス成分を落とした配合のものを 使う。裏面も塗布。スプレーで塗る、ですね。 ウレタンは湿気の多い日は避けること。
お礼
ありがとうございます スプレーで塗るは、近隣住居への迷惑がある上に家でやるのはけっこうきついので現実的に難しいような気もします。 家を建てるときに塗装業者と一緒に経費削減のため建具を塗ったのですが、 その時はハケでシンナーで希釈したウレタンのトップコートを塗ってから、仕上げに水をかけて耐水サンドペーパーの番手の細かいもので磨くことを教わったのですが、それでは難しいのでしょうか? グロス成分50~40とても参考になりました。 ウレタンの収縮も事前に教えていただけてありがたかったです!確かに狂いの少ない集成材でも、天板は厚いものを使いましたが、引き出しの前板はかなり反りました。 天板はコーナー金物をつかってがっちり留めつけるつもりでいますが、フチが反り上がってはこまるので両面にウレタンかけようと思います