集合の包含関係に関する推移律の証明について

このQ&Aのポイント
  • 集合の包含関係に関する推移律の証明方法を紹介します。
  • 集合Aが集合Bに含まれており、集合Bが集合Cに含まれる場合、集合Aは集合Cに含まれます。
  • 具体的な論理記号を用いた証明方法により、直感的な理解の裏付けを得ることができます。
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集合の包含関係に関する推移律の証明について

 3つの集合を   A = { x|P(x) },  B = { x|Q(x) },  C = { x|R(x) } とします。直感的には明らかな、集合の包含関係に関する推移律   (A⊆B)∧(B⊆C) ⇒ A⊆C …… (#1) を論理記号を使って、機械的に導くことができるのでしょうか?  (#1) は   (x∈A ⇒ x∈B)∧(x∈B ⇒ x∈C) ⇒ (x∈A ⇒ x∈C) と同じことなので、任意の a について   ( P(a)⇒Q(a)∧Q(a)⇒R(a) )⇒( P(a)⇒R(a) ).  したがって   (P⇒Q∧Q⇒R) ⇒ (P⇒R)  ⇔¬{ (P⇒Q∧Q⇒R) }∨(¬P∨R)  ⇔¬{ (¬P∨Q)∧(¬Q∨R) }∨(¬P∨R)  ⇔ {¬(¬P∨Q)∨¬(¬Q∨R) }∨(¬P∨R)  ⇔ { (P∧¬Q)∨(Q∧¬R) }∨(¬P∨R) が真であることを証明すればよさそうです。で、分配律を使って変形しているのですが、分配変形すればするほどゴチャゴチャして(笑)うまくいきません。  ここから先、どうしたらいいのでしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • f272
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回答No.1

(P⇒Q∧Q⇒R) ⇒ (P⇒R) を証明したいのなら真偽表を作って8通りの場合のどれでも真になることをいうのが速いと思うが...  ⇔ { (P∧¬Q)∨(Q∧¬R) }∨(¬P∨R)  ⇔ (P∧¬Q) ∨ (Q∧¬R) ∨ (¬P) ∨ (R) 4つの論理和と見る  ⇔ (P∧¬Q) ∨ (¬P) ∨ (Q∧¬R) ∨ (R) 順番を入れ替えてもよい  ⇔ ((P∨¬P)∧(¬Q∨¬P)) ∨ ((Q∨R)∧(¬R∨R)) 中に入れてみた  ⇔ (¬Q∨¬P) ∨ (Q∨R) 恒真は省略可能  ⇔ ¬Q ∨ ¬P ∨ Q ∨ R 4つの論理和と見ると¬QとQがあるので明らかに恒真

musume12
質問者

お礼

丁寧な回答、まことにありがとうございます。 > 真偽表を作って8通りの場合のどれでも真になることをいうのが速いと思うが...  作って確認しました。確かに手っ取り早いですね。  論理計算に不慣れなので、丁寧な解説がとてもよくわかりました。本当にありがとうございました。

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