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一型糖尿病と診断されるきっかけは何でしょう?
まだ糖尿病についてに知識がないので表現がおかしかったらすみません 中年の方は健康診断で二型糖尿病ですねと診断されると思ってますが、 若年者の一型糖尿病及び二型糖尿病は普通どうやって発見されるのでしょうか? 学校の健康診断ですか? それとも低血糖や高血糖でぶっ倒れて病院に運ばれてはじめてわかるのでしょうか?その場合は治療が間に合わずに亡くなってしまうということもあるのでしょうか? よろしくお願いします。
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1型の場合は、劇症型、緩徐進行型などがあるので それぞれ発見の状態は異なります。 (また、大人でも最初から1型糖尿病の患者さんもいます。 発症率として子供に比べて少ないというだけで。 1型は自己免疫の異常により、膵臓が破壊されることに原因があります。 なので、最初から自己分泌・膵ベータ細胞はほぼゼロです。よって、インスリンの分泌を促す飲み薬は使えず、最初から注射が必要になります。 2型は暴飲暴食による【膵臓の疲弊】 または、元々 膵臓の機能が弱い人が発症するようです。 元々膵臓の機能が弱い人は、普通の食生活をしていても2型糖尿病を発症しやすいようです。 疲弊した膵臓を休ませることにより、自己回復を促そうという観点で 食事制限が行われます。 1型とは異なり、インスリンを分泌する細胞は存在している&弱くとも機能している状態なので、分泌を適度に促す効果のある飲み薬が使えます。) 1型糖尿病の劇症型は(概ね、インフルエンザの後に=自己免疫が風邪との戦いの中で、うっかり膵臓まで破壊した時に)は、すぐにケトアシドーシス(高血糖昏睡)を起こすので、救急搬送の後に発覚する場合があります。 ただ、救急搬送されても私のように、医者が1型を正しく知らない場合は ただの「重篤な風邪による衰弱」などと判断されて、ブドウ糖点滴(=水分補給と栄養点滴)の処置で入院になったり、家に帰されたりして悪化します。 で、時々死んでしまう気の毒な患者さんもいますね。まれに新聞に載ったりします。 救急搬送先で医者がピンときたら、すぐに血糖やケトンの検査がされて 糖尿病だと診断がつきます。 しかし、ここでも1型と2型では患者数(%)が異なりますので 圧倒的に多い2型と勘違いされて、必要のない食事制限や、効かない飲み薬の処方など誤った治療を受け、低身長のまま成人したり、酷い合併症を起こされてしまう患者さんがいます。 (インスリンは成長ホルモンでもありますから、成長期には身長を考慮して投与する必要があります。 血糖値だけを気にする医者が主治医の場合は 患者は気の毒な事に、低身長でいまいちバランスの取れていない、ずんぐりむっくりな体系で成人してしまいます。) 一方、救急搬送先で医者が1型を見抜けなくても「何かがおかしい。変だ」と気付いた場合は、医者の判断で専門病院に救急車で転院してもらう事ができるので、転院先の専門病院でようやく「1型糖尿病」の診断と、正しい治療を受けることができます。 (私はこのケースで、なんとか一命をとりとめました。) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 一方で。 緩徐進行型1型の場合は、学校の健康診断(会社の健康診断)などから判明する事が多いようです。 学校などの健康診断で発見された場合、再検査で出かけた病院の医師が1型糖尿病を知っているか否か。 また、知っていたとしても正しい治療を理解しているか否かで、その後の患者の行く末が変わってきます。(劇症型に書いた例と同じです。) また、劇症と緩徐進行型の他に、妊娠をきっかけに発症する1型糖尿病もあります。 自己免疫の異常によって膵臓が傷つくことで発症するのが1型糖尿病ですから、妊娠中の発症も頷けますね。 母親と胎児のDNAは「似て非なるもの」であり、同じ人類といえども厳密には「異種蛋白」ですから。 母体の自己免疫が何らかの異常行動を起こすきっかけにはなる、という事なのでしょう。 また、さらに。 脳のミトコンドリアの異常により発症する1型糖尿病などもあり、1型は患者数が少ない病気ですが、患者によって発症の原因や発症の仕方が異なるため、「どのような場面で1型糖尿病であることがわかったのか」は様々なケースがあると思います。 (o*。_。)o 参考になりましたら幸いです。m(_ _"m)
お礼
回答者様の経験に基づく詳細で具体的な説明がとても参考になりました。これからもっと勉強したいと思います。回答ありがとうございました。