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TPPについて
テストのTPPに関する問題が出るのですが、TPPを論じる上でポイントとなる点を教えてください。 現時点で私がわかっていることは、加盟した国の間での貿易で関税がかからなくなることや、アメリカが脱退するかもしれないということくらいです。 調べるとたくさん出てきてまとめられないので、これだけは絶対に書くべきというポイントを教えていただきたいです。 よろしくお願いします。
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メリットとしては、関税障壁が加盟国間で撤廃されていくため、貿易が活発になる。それによって、加盟国間においてある程度の経済波及効果が見込める。 例えば、急速成長を続ける東南アジア経済市場により参入しやすくなったり、日本の高品質財を更に輸出しやすくなる。また、海外製品を安く購入できるようにもなる。 一方で、関税障壁をなくすことによって、海外のより安価な製品の流通が増加することにより、結果的に国内市場がメチャクチャになってしまう危険性がある。 例えば、トランプが脱退を強く訴えた理由が正にこれであって、関税障壁の撤廃によって、日本などの高品質な自動車の輸入が増えた場合には、アメリカの自動車業界は打撃を受けかねない危険性がある。 日本の農協も、海外農作物によって、国産農作物が売れなくなる恐れがあるとして、TPPについて反対している。 後は、混合医療の拡大による既存の医療制度の破壊の危険性や、遺伝子組み換え作物の流入などといった食の安全性の問題、ISD条項といった論点が色々(まあ、どれもそれなりに大事ですが)あるけど、一応論点として一番大きく取り上げられているのは上の二つではないかと思います。 もう少し踏み込んで調べてみたいというんなら、 http://www.kantei.go.jp/jp/headline/tpp2015.html ↑の首相官邸ホームページのTPP関連資料なんかを見たら、もっと具体的な経済波及効果なんかが分かると思います。 後は、ご自分でも、新聞なんかを見て、どういう論点が一番大きく取り上げられる傾向があるか?といった点なんかを分析してみてください。 既に知っているんなら申し訳ないですが、参考となれば幸いです。 因みに・・・ TPPが条約として成り立つためには、条約正式参加国のGDP合計値が条約参加予定国の合計GDPの約8割以上あることが必要となります。 ですが、参加予定国の合計GDPのうち、アメリカのGDPはその6割をしめており、実質的に、アメリカが参加しなければ、成立要件の正式参加国の合計GDP8割越えは不可能となってしまい、よって自動的にTPPは御破談となってしまうんです。 (割り込み失礼しました)
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- ubku
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太平洋を囲む国々で、関税をとっばらって貿易を活発にし、経済を活性化しよう。というのが趣旨でした。しかし、強みのある産業は大喜びでしたが、弱い産業は大反対でした。その弱い産業を味方に付けて大統領になる(なった)ドナルド・トランプはTPPを潰すと言いました。アメリカが参加しないとTPPは成立しない仕組みです。結果TPPは、さんざん議論したにもかかわらず、お蔵入りとなったのです。
補足
詳しい説明ありがとうございます。 例えば日本でいうと自動車は強いけど、農産物(コメなど)は弱いから例外としたいといった感じですよね? もう1つ、アメリカは大国なので、抜けてしまったら意味をなさないのいうのはわかるのですが、他のTPPを続ける意志のある国だけでやるというのはダメなんですか?
お礼
詳しい説明ありがとうございました! 参考にさせていただきます!