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物理学は近似だとはどういう意味でしょうか

物理学は近似に過ぎないとはどういう意味でしょうか。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.3

端的には、今ある様々な物理法則が将来でも変わらない完璧な物理法則かどうかということはわからないということではなでしょうか。 完璧だと思っていた法則が新たな法則の発見で完璧ではなかった例としては、量子力学の発見の前はニュートンさんがまとめたニュートン力学とマクスウェルさんがまとめた電磁気学がこの世の物理法則の根幹で、これらからどうにかすれば全ての物理現象は説明できると考えられていました。 しかし、現実には説明が満足にできないことが続々と発見され、量子力学が構築されました。そのため、ニュートン力学はあらゆる場合で説明に使える物理法則ではないことがわかりました。 けれども、今でも日常的な範囲に限定すれば、物体の動きはニュートン力学をもとにして十分な説明ができます。こんな感じで、どこかにあるであろう全てを説明できる真の物理法則でなくても、考える範囲を「限定」することで、有用な「近似」的な物理法則で十分説明がつくわけです。 そして、今ある様々な物理法則が将来ずっと覆されないという保証はありません。むしろ覆されるかもしれない以上、今ある様々な物理法則が覆ることのない真の物理法則とは言えず、おそらくは将来では「近似」の物理法則になっているかもしれません。そのように考えれば、今我々がわかっている物理法則はニュートン力学みたいに、「近似」の物理法則でしかないのではないか、と考えられます。 このことをまとめて言うと「物理学は近似に過ぎない」ということだと思います。

tabuqarn
質問者

お礼

どうやらこれが正しい解釈のようですね。回答ありがとうございました。

その他の回答 (4)

  • teppou
  • ベストアンサー率46% (356/766)
回答No.5

 物理学の理論は、全て実験で検証されなければなりません。現在物理学の教科書に載っている事柄は、ほとんど実験で検証された事柄です。  しかしながら、実験結果には手法や精度の限界があり、また測定誤差があります。  物理法則と言われているものでも、これらの測定限界を含んだものだと言うことです。

  • foomufoomu
  • ベストアンサー率36% (1018/2761)
回答No.4

どこで見た文ですか? 普通は「物理は厳密解、工学は近似解」ということが多いですが。 しかし、厳密解を使うために、自然のほうを近似していることは多いです。 現実の気体とは少し違う「理想気体」を持ち出したり、「摩擦・空気抵抗は無視」という条件を付けたり・・・

tabuqarn
質問者

お礼

>どこで見た文ですか? リチャード・ファインマン博士が書いていました。

  • mpascal
  • ベストアンサー率21% (1136/5195)
回答No.2

俗にいう、神の数式が完成していないから。 https://www.nhk-ondemand.jp/program/P201300113800000/

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

自然法則は単純だけれども、その簡単な法則を互いに成立させている物体は、人間が把握できるにはあまりにも膨大な数である、という「多体問題」という課題がある以上、 人間が観測できるような「マクロな物体の挙動」は、自然法則の集合体として平均化するなどの「近似」を行って表現するだけしかできないし、「マクロな世界では」それで実用上は十分足りている、 ということだと思います。それだけ、実証実験・測定実験での立証が難しい次元にまで、現代物理学は高いレベルまで究められている(だからこそ、近似を超えるハードルを実証主義者は痛感させられている)という真摯な態度を伝える言葉なのでしょう。 多体問題 - Google 検索 https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A4%9A%E4%BD%93%E5%95%8F%E9%A1%8C

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