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那珂通世の辛酉革命説でも即位の日が意図的に改竄したのではないか?と言う悦で神武天皇の説を否定したものではないと思います。 戦前に日本人で神武天皇の存在を否定した人はいないと思います。 やはり神武天皇の存在を明白に否定したのは戦後のGHQでしょう。 半年暦と言うものもウィリアム・ブラムセン(1850-81)の『和洋対暦表』(1880)からであり、それは単に天皇の寿命が長すぎるので半分の暦だったという簡単な主張から来ており それも中国の文献の日本は種まきの時期の春と収穫の秋から一年を測っていたという文章が根拠であります。 魏略曰「其俗不知正歳四節但計春耕秋収為年紀」 つまり外国人の勘違いから生じたとてもいい加減な説を元に半年暦説が出てきたのです。 だから実際に神武天皇の非実在説を大々的に唱えたのは外国人です。 日本人では津田左右吉でさえもが神武天皇を実在とみなしていました。 日本が戦争で負けたのをきっかけに津田左右吉の考えが公の学術的な見解としてGHQに利用されてきたのです。
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- あずき なな(@azuki-7)
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実在はしません 神話によって作り出された天皇です 日本神話の「国創り」を正当化するために生み出されたのが神武です(天照大神の血縁が必要ですからね) 主流になったのは戦後です 私は初代の天皇は継体天皇だと思います(倭の五王が滅びてからしばらく経って現れた天皇) もちろんその前にも天皇は居たと思いますがそれは単に豪族連合の長であり 明確な「大王=天皇」としての初代は継体天皇だと思います
- chiha2525_
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学問なんてのは実は200年くらい前に産声をあげて、100年くらい前からじわじわ構築されていったようなものなんです。結構、最近でしょ。 なので、神話として文献に残されているものも、最初は文章で残ってるから正しいんだと無批判に信じてて、次はいやいやそんなの信じられないでしょと全否定になって、次に全部が正しい訳ではないがモデルになった人物が居たのでは?という研究がようやく始まるわけです。まぁそういうステップを、おおよその学問で踏んできて今があるような感じなんです。 似たようなもので斉一説などがあります。昔はキリスト教神話なんかを全部信じてたわけですが、その反動で、今日も昨日も1年前も1000年前も変わりないはずだ、天変地異など起きないのだ、という感じの考え方です。地球ガイヤ仮説などもこのような考え方の1つです。ところが20世紀も終わりになると、人類が知っている以上に地球というのは環境変化が激しかったことが分かってきていたりします。神様何やってんすか?みたいなw
- kagakusuki
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明治時代になって「歴史は、同時代史料や、同時代史料に基づくと推定される良質の編纂史料に根拠を持つものによってのみ叙述されるべきだ」という原則が広く承認される様になると、古事記や日本書紀の記述に基づく神武天皇の存在に関しても、他の史料や考古学的知見などに照らして、客観的、批判的視点で厳密に検証される必要があるという考えが生まれて来たそうです。 そのため、歴史学者の那珂通世が1897年に発表した「上世年紀考」において「記紀の紀年は、古代中国由来の、『辛酉』の年に天命が始まり、王朝が代わり、同時に正しい大改革も行われるとする『辛酉革命説』に基づく記紀編者の創作であろう」と論考する事で、神武天皇の存在も含む記紀の内容を事実ではないと見做した事を始めとして、記紀の内容を歴史上の事実と見做す事を批判する人間が何人も現れたそうです。 しかし、それを認めてしまったのでは明治政府により広く国民に顕示されたところの「皇室の歴史」を疑う議論も生まれかねないため、記紀の記述を批判的に見る考えは主流にはならなかったそうです。 その後、第二次世界大戦が終結し、「天皇家の歴史を疑う事は不敬」と見做されてしまうといった類の皇室に関するタブーが無くなると、ようやくまともな議論が行われる様になり、その結果、初代の神武天皇から第九代の開化天皇までの天皇が実在していた可能性は乏しいとされる様になったという事です。 【参考URL】 神武天皇 - Wikipedia > 4 歴史学界における神武天皇 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%AD%A6%E5%A4%A9%E7%9A%87#.E6.AD.B4.E5.8F.B2.E5.AD.A6.E7.95.8C.E3.81.AB.E3.81.8A.E3.81.91.E3.82.8B.E7.A5.9E.E6.AD.A6.E5.A4.A9.E7.9A.87
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