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濃度と時間の関係を表す自然対数の式と半減期の計算
一定条件下、薬物Aは一次反応で分解し、その半減期は10時間であった。この反応に関して以下の設問に答えてください。ただし、In=0.693、In=2.30とする。 (1)薬物濃度[A]と時間tの関係を表す自然対数を用いた式を示してください。ただし、[A]、[A]0、k、tの記号を使ってください。 (2)Aの75%が分解し、Aの25%が残存する時間を求めてください。単位も示してください。 (3)Aの90%が分解し、Aの10%が残存する時間を求めてください。単位も示してください。 途中の計算の過程や解説もできるだけ詳しくお願いします 。
- mi-chanhaneco
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A → B (分解反応) (1) 一次反応だから次の微分方程式を満たす。 -d[A]/dt=k[A] (変数分離形) ∫d[A]/[A]=-k∫dt ln([A])=C-kt t=0 のとき [A]=[A0] だから C=ln([A0])、式は次のように書ける。 ln([A])=ln([A0])-kt ‥(*) 自然対数を用いて表した。 (2) 半減期が 10(h) より(*)から、 ln([A0]/2)=ln([A0])-10k ln(1/2)=-10k 反応速度定数:k=ln(2)/10 h^(-1) [A]=0.25[A0] になるとき(*)から、 ln(0.25[A0])=ln([A0])-kt ln(0.25)=-kt t=-ln(0.25)/k=-10・ln(0.25)/ln(2)=-10・ln(1/4)/ln(2)==2・10・ln(2)/ln(2)=20(h) (3) [A]=0.10[A0] になるとき(*)から、 ln(0.10[A0])=ln([A0])-kt ln(0.10)=-kt t=-ln(0.10)/k=10・ln(10)/ln(2)=10・2.30/0.693≒33(h)
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- f272
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(1) 一次反応なのだから薬物濃度[A]は初期薬物濃度[A0],時間tと濃度の減少率kを用いて [A]=[A0]*exp(-kt) とあらわされる。ここで半減期が10時間であることから [A0]/2=[A0]*exp(-10k) つまり2=exp(10k),k=ln(2)/10=0.0693ということがわかる。 (2) 10時間で初期の0.5になって,もう10時間で初期の0.25になる。つまり求める時間は20時間である。 (3) [A0]*0.1=[A0]*exp(-ln(2)/10*t) だから 10=exp(ln(2)/10*t) t=ln(10)/ln(2)*10=2.30/0.693*10=33.2時間
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