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一般翻訳家による英訳 どこで妥協する
- 一般翻訳家による英訳の妥協点 - 和文を英訳しても意味は通じるが、直訳的な表現や誤訳が散見される
- 一般翻訳家による英訳の最低ライン - 直訳的な表現で誤訳はないが、専門分野の表現は使われない
- 一般翻訳家による英訳の最低レベル - 直訳的な表現で専門分野の表現が使われるが、事前に単語・表現リストが必要
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質問者が選んだベストアンサー
「社内文書を和文と英文で残す」ということですが、それが会社における単なる「トレンド」であるなら、現状通り、最低限の水準の英訳でも構わないと思います。「結論に影響を与えず」「そのレベルが許容されている」とのことですから、結果オーライなのではないでしょうか。つまり、どれだけ英訳文書の精度を高めたところで、そのニーズがないのであれば、そこに経済性を見出すのは難しいのではないかと。 もっとも対外的な文書翻訳については、事情が異なるのでそのような悠長なことを言っていられないというのは理解できます。ただ一口に「対外的」と言っても、その文書の性格や用途により必要とされる英文の精度や性質が異なってくるのも事実です。例えば社外文書には以下のようなものがあります: 1. ウェブ・コンテンツ、ニュースリリース 2. 年次報告書 3. 学術論文 4. 提案依頼書 (RFP) 5. 外国特許出願用申請書類 6. 英文契約書 1. の場合、マーケティングに通じる素養が望ましいでしょう。 2. であれば、会計の基礎知識も必要になると思います。 3. は研究者本人が英文でも執筆するのが一番望ましいのですが...。 4. これも業務を正確に把握している現場の人間が準備するのがベストです。 5. これは英語を扱いなれている弁理士に委託するのが最も費用効率が良いと思います。 6. やはり英文契約に詳しい法律家に作成・レビューしてもらうのが、経済的にも、またリスク回避の意味でもベストかと...。 そう考えると一般的な翻訳家に依頼できる範囲は上に挙げた 1.、2.、場合によっては3.、4.くらいでしょうか。5.、6. は専門家に委ねるべきかと思われます。 いずれにせよ、社内に最低でも一人、英語に堪能な人間が必要です。例えその人が直接翻訳に携わらなくとも、派遣翻訳者の成果物をチェックする人間が必要です。結局のところ「どのレベルの英文を目指すのか」はチェックを入れる人間の力量によって左右されます。 長くなってしまいましたが、私の意見としては、社内文書であれば (1.) のレベルで十分だと思います。 これが社外文書であれば (2.) ~ (4.) の範囲が望ましいと思います。(2.) ~ (4.) としたのは、同じ社外文書でも用途により求められる精度が異なるからです。これについては上で述べた通りです。
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- trytobe
- ベストアンサー率36% (3457/9591)
私は、日米拠点間での会議の議事録は、一人で日米を1ファイルに入力して出していました。 本当は、英語で議事録を書ける人を育成して、それを日本語に訳せるのは比較的人材が多いので、「社内で分業させる」というのが良いと思います。 翻訳家を使う件は、3.の選択肢のように『事前に単語・表現リストを渡す必要があります。』というのを、実際に日文英訳を外注する際に行っています。これは、海外の規制当局などからの問い合わせに対し、問い合わせされたときの表現(単語・熟語)を元に、同じものは同じ表現で一貫して表現しないと、「お役所仕事には実務上支障がある」からです。 正直、日本の翻訳家は、こういう「事前に単語・表現リストを渡す」ことで訳語を指示するのを嫌う、ムダにプライドが高い業者がいます。ある検定で、あまりに日本語文が曖昧なので、「この表現はこの分野においては、これこれとこれこれの2つの意味合いを持ちうるため、意図する側の表現をお選びください」というような翻訳メモだけでA4一枚になったことが「不合格理由」でした。日本の翻訳業界は、妥当性を確認できる顧客が育たない限り、さらなる質の向上は期待できないのが現状です。 ですから、3.の選択肢の『事前に単語・表現リストを渡す必要があります。』ができる柔軟で若く技術に通じた翻訳家を、是非発掘してひいきにしてあげてください。
お礼
ご回答ありがとうございます。 最終的には社員(特に若手)の英語力向上ですよね。 英語ができる人があまりいないを仮定してしまうと 何度考えても解が出て来ません。 専門分野の違うチームごとに日常的に単語と英訳をエクセルに 書き込んでいくという作業を推奨してみようかと思います。
- itaitatk
- ベストアンサー率38% (751/1976)
4をするほうがいいと思いますが、、 結局そのメールで何をするかによると思います。 何かを発注するということであったなら誤解を招くと損失につながります。
補足
ご回答ありがとうございます。 補足いたしますと、ここでいう「社内の文書」というのは、 「設計検討書」とか「技術のノウハウ」とか「試験手法」とか そういった類のものです。 但し、今後は契約に関わるような文書も同様のフローで 翻訳される可能性もありますので、おっしゃる通り注意が必要 ですよね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに今やっている英訳作業は正直経済的ではありません。 私としては、それでもやるならちゃんとやってほしいという 気持ちがありまして、いろいろ考えておりました。 やはり統括的にチェックする人は必要ですよね。 工業英検一級など持ってる人がいたら、確認にも教育にも 積極的に携わってくれそうな気がしますが、、、 超上級者の登場を待っていては仕方ないので、 若手の啓発教育に力を入れた方がいいかもしれません。