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いまだに~について

「いまだにこんな事を言っている」 と使うときは 「今だに~」 「未だに」 どちらが正しいのでしょうか? goo辞書では「未だに」 http://okwave.jp/qa/q717888.html こちらのベストアンサーでは「未だに」 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1315115648 こちらは「今だに」 となっていますが、最後の方の「今だに」の回答は納得できます。 ※それともひらがなの方が良い?

みんなの回答

  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.7

『中国から漢字・漢文が伝わってきたとき、「未」という字をどう読もうかということになり、「未知」を 「不知 (知らず)」と区別するために、「今だに」の変形を採用して「いまだ知らず」と読むようになったのです。』の部分について、ちょっとおかしいように思います。万葉集の「いまだ」と「いま」の表記を見ると、「いま」は「今・今者・今時・且今・巳麻・伊未・伊麻・異麻」と表記されています。これに対して、「いまだ」は、「未・伊末太・伊麻太・伊摩陀・意摩他」の表記です。「伊未・伊麻」と「伊末太・伊麻太」は共通するように思われるでしょうが、これは表音表記されているのであって、平仮名・カタカナで書かれているようなもので、共通しているわけではありません。「いま」と「いまだ」の「いま」に関連性があるのならば、「今太(陀・他)」などの表記があってもおかしくありません。「いま」の表意表記は「今」、「いまだ」の表意表記は「未」と書き分けています。これから考えると、和語を漢字表記しようとする揺籃期にある万葉集成立当時は、「いまだ」を「今だ」という認識はしていなかった可能性が高くなります。「いまだ」は、「まだ」という言葉に、接頭語(間投助詞)の「い」がついたとの説もありますし、「いまだ」の意味は「まだ」ですので、「いまだ」の基本的な部分は、「まだ」にある=「今」とは違うとも考えられます。(ただし、「ま」は共通する意味を持ち、万葉集当時その記憶がなくなっていた可能性もあります) *「いまだ」の表記に関しては『日本書紀』『古事記』共に、『万葉集』と同じ傾向です。 ところで、横道にそれますが、「いまだ」から「まだ」が発生し、「いま」から「ま」が発生したとされています。「いまだ」「まだ」の漢字表記は、「未だ」で共通ですし、「いま」「ま」の表記も、「今」で共通です。「いまだ」「まだ」は意味もほぼ共通です。これに対して「ま」は、「もっと・さらに加えて・もう」という意味の副詞です。なお、「いま」にも副詞で「もう」「さらに」「今度」という意味もあります。 ところが、『日本書紀』には、「まだ」を「未」と表意表記し、「末太」と読みを振っている部分があり、通説の「いまだ」と「まだ」の前後関係には疑問が残ります。 このように両語の派生語をみると、「いまだ」は「まだ」、「いま」は「ま」という基本部分に「い」が付いた形であったことが想像されます(本来の語に「い」が付いたために分離しやすい)。 本題に戻りますが、万葉集が成立する頃には、「いま」と「いまだ」という音が似通った和語があり、漢字の「未」を和語として読もうとした時に、「いまだ」もしくは、再読文字として「いまだ~ず」と訓(よ)み、「今」については、「いま」と訓み分けをしたことになります。逆に考えれば、「いま」「いまだ」を表意表記しようとした時に、「いま」には「今」の漢字を当て、「いまだ」には「未(だ)」の漢字を当てたことになります。そこに、「いま」と「いまだ」、「今」と「未」の違いを見出していたとも考えられます。 ところで、「いまだに」の説明なのに、なぜ「いま」「いまだ」について説明しているのかと言うと、まず、「いまだに」という表現はあっても、「いまだに」という単語は成立していないと認識されているからです。ですから、古語辞典を見ると、「いまだ(た)」「いまだし」「いまに(今に-いまだにの意味を持つ)」は載っていても、「いまだに」はまずありません。身近な古語辞典で確認されるとすぐに分かります。 次に、当時から「いま+だに」と「いまだ+(に)」という二つ流れのもとが存在していることです。 *奈良時代には「いまだに」という表現があるということですが、用例がどこにあるのか確認できませんので、平安時代になってからのことになりますが、源氏物語の夕顔の巻に、「(顔を)あらはさじと思ひつるものを、いまだに、名のりし給へ。いとむくつけし」と書かれた例があります。この「いまだに」は、前後の文から考えても、「今なりとも・今となっては(意訳では「このうえは」)」の意味で使われています。つまり、この例の「いまだに」は「今+だに」としての用例で、「未だ+に」の用例ではありません。なお、この部分の表記については、原文は平仮名のようですが、「今」の字をあてる書も多く見られます。 意味的に少し詳しく説明すると、次のようになります。 「今+だに」 今=名詞。今。 だに=副助詞。最小限の限度を表し、せめて~だけでも、せめて~なりとも。ある事物・状態を取り立てて強調し、他を当然のこととして暗示、または類推させて、~だって、~さえ、~すら。 今だに=「だに」の意味の「~」の部分に「今」が入ることが基本です。せめて今だけでも、せめて今なりとも。今だって、今さえ、今すら これに対して、「未だ+に」については、下に打ち消し表現を伴って、まだ~しない、という意味と、下に打ち消しの表現を伴わず、以前から状況・状態が継続していることを表して、まだ(~している)の意味に大別されますが、基本は「まだ」にあります。なお、「に」は意味に影響を及ぼしてはおらず、副詞の「未だ」=副詞の「未だに」と考えて大筋で問題がありません。また、意味について、今までにまだ などの訳もあるのですが、今だにと意味の違いが分かりやすいように、今を使わないようにしています。さらに、「未だ」「未だに」は使用例からして漢語的表現ではあるのですが、純粋な和語です。 以上のように、「いまだに」は古典段階でも「未だに」と「今だに」の表現があって、並立しています。両者は意味が微妙に近いために、混同されることもあったのではと思います。 国語辞書を見ても、「いまだに」について「未だに」と表記している辞書が多い反面、意味では「今だに」に近いものを記載している辞書もあります。さらに、「今だに」の表記は誤用だとするものもあります。『日本国語大辞典』は、「未だに」と「今だに」を併記しています。例文を除いて『日本国語大辞典』の記載は次の通りです。 いま‐だに(今-・未-) 1(今)(連語)(名詞「いま」に助詞「だに」の付いたもの)(1)せめて今なりと。(2)今でさえ。今でも。今もなお。 2(未)(副)(副詞「いまだ(未)」に同じ。否定の意味を伴っても用い、肯定文でも用いる)今でも。今もなお。まだ。 「補注」2については、現在では名詞「いま」に助詞「だに」が付いたものというより、副詞「いまだ」に助詞「に」が付いたものという意識が強い。 用例から見て、古典に偏ってはいますが、両語を併記したことは識見かと思います。ただ、見出しを、「いま‐だに」としているのは、補注とあわせて考えると、「今+だに」が本来の表記と考えているようです。 個人的ですが、「いまだに」には、「未だに」と「今だに」の二つがあり、微妙に意味が違うと考えています。 漢字表記の問題ですが、「未だに」についてはひらがなの方が良いのではと思っています。それは、漢文の再読文字は基本レベルのものは*九文字と認識されていますが、そのほとんど全てが、現代文では平仮名で表記されることが多いという現実があります。ほぼ漢字表記されなくなっていますので、それらに習っても良いのだと思います。 「今だに」についてですが、古典はともかく、現代語の「いまだに」の意味は、「未だに」の意味であることが多いように思います。つまり、「まだ」という意味です。意味の違いにより書き分けることができるならばそれも良いのでしょうが、書き分けは難しいのではないでしょうか。そのように考えれば、無理に漢字表記しないで、平仮名で表記したほうが良いのではと思います。 *九文字「蓋(なんゾ~ざル)」「将(まさニ~す)」「且(まさニ~す)」「当・合(まさニ~ベシ)」「応(まさニ~ベシ))」「宜(よろシク~ベシ)」「須(すべかラク~ベシ)」「猶・由(なホ~ごとシ)」に「未(いまダ~ず)」 以上長くなりましたが、参考程度に。

回答No.6

文体全体の一貫性さえあれば、どちらでも良い。 「今」と「未」では、当然、その語感が違うのだから、どちらの語感が、書き手の感覚に適しているかの選択になる。 誰かが、まさに今、何かを発言(文書発信)し、それを受けての反応であれば、「今」が適切。 一方、何時、言われたことかは判然としないが、過去にそう言われ、とにかく、定説として、そういうことになっている事柄に対しての反応の場合、「未」が適切。 人々の用法により、言葉は変遷しますが、根本的には「語感」が最優先されるのだと思う。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.5

否定文であれば「未だに」を、肯定文では「今だに」が、そして特に主張が明確でなければ「いまだに」と仮名遣いが無難でしょう。むしろ、「今もって」「今でさえ」や「今もなお」「未(ま)だ」などへの置き換えも落ち着くでしょう。 1.今だに 名詞「今」に副助詞「だに」で連語を成した和文においての、いわゆる時の名詞としての連用修飾用法。 参照: 「今だにもかかりといひし滝つせのその折までは昔なりけむ(岩波文庫山家集195P雑歌・新潮1048番) 「親指の骨が 堅かったので、今だに親指は手に付いている。」(夏目漱石「坊っちゃん」) 「今だに自分の 手篋の底に保存されてある。」(永井荷風「夏の町」) 「その小説の題は變な題だつたので、今だにはつきりと覺えてゐる。」(堀辰雄「本のこと」) 2.未だに 漢文訓読の「未知(イマダ知ラズ)」など「イマダ・・・ズ」との否認の呼応を成す副詞用法が、和文においても用いられ、しかも「未だ+に」と肯定文中にも用いられ、主として動詞の働きの様子を示す情態の副詞用法になったもの。 参照: 「長崎の「日本の聖母の寺」は未だに私の記憶に残つてゐる。」(芥川龍之介「西方の人」) 「牧野さんの昆虫採集も古いものだが未だに根気よく凝つてるらしい。」(坂口安吾「流浪の追憶」) 「その頃のことは甘い想出となって未だに彼女の胸に残っている。」(織田作之助「俗臭」)

  • rosso2ch
  • ベストアンサー率30% (243/785)
回答No.4

「いまだ」 http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/14919/m0u/ この補足説明に下記のようにあります。 漢文訓読で「未」を「いまだ…ず」と読むことから、打消しの語を伴って用いられることが多い。 「いま」は「今」、 「だ」は「だに」の「だ」とも、副詞をつくる接尾語「だ」ともいわれる。 「だに」は副助詞の古語ではないでしょうか。 現代国語では「いまだ」「いまだに」は一つの副詞で「未だ」「未だに」として、 名詞+副助詞の「今だに」と書くのは誤りと定められていると解釈すべきと思います。

  • Nakay702
  • ベストアンサー率79% (10004/12512)
回答No.3

>「今だに~」 >「未だに」 >どちらが正しいのでしょうか? ⇒以下のように考えます。 A.“いまだ(副詞)+に(助動詞「なり」の連用形)”とみなす場合は、「未だに」と書く。あるいは、そう書くのがふつう。 B.“いま(名詞・副詞)+だに(副助詞)”とみなす場合は、「今だに」と書く。あるいは、そう書いてもよい。 (1)どちらも、打消しの語句を伴うことが多い。特にAは、「まだ未然の状態」を言うので、ほとんど常に打消しの語句との共起関係を持つ。 (2)多くの場合、「現在の状態」について言う。特にBについてはそれが言える。Aでは、「たびたび話し合いが行われたが、未だに折り合いの見通しは立たなかった」のような用法があり得る。 (3)AB間の意味の差は極めて微妙であって共通部分が多いので、ほとんどの場合どちらで書いても支障はなさそうである。 (4)とはいえ、このような古代の和語に由来する表現は、すでに寄せられている回答も言うように、「ひらがなで書くのが一番無難」と言えるかも知れませんね。 以上、私見も交えたご回答まで。

  • tpg0
  • ベストアンサー率31% (3785/11963)
回答No.2

こんにちは。 国語辞典を引いても「今だに」という意味は出てこないです。 しかし、「未だに」は「まだ」という意味で出てきますから、国語としては「未だに」を用いることが正しいです。 なお、「今どき」又は「今時」は国語として通じる言葉です。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答No.1

 どっちにしても当て字の漢字で、もともと日本語ですから、平仮名でいいと思います。

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