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線型空間 基底の証明

U, V, U @ V 線型空間 f : U × V → U @ V 双線型写像 (U @ V, f) U と V のテンソル積 f(u, v) = u @ v dim U = m, 基底 {u_1, u_2, ..., u_m} dim V = n, 基底 {v_1, v_2, ..., v_n} S = {u_i @ v_j | 1 ≦ i ≦ m, 1 ≦ j ≦ n} 基底を証明したい <S> = U @ V は f(u, v) を計算して証明できたのですが S が線型独立の証明を教えてください r_11(u_1 @ v_1) + ... + r_mn(u_m @ v_n) = 0 とおいたまま立ち往生です

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回答No.1

テンソル積の定義が重要となります。テンソル積の定義には二つあります。 1つは、形式的な記号u@vを用いる場合と、 もう一つは、普遍性を用いる場合と、です。 詳しくは、wikipediaなどを参照ください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E7%A9%BA%E9%96%93 今回は、どちらで定義しているのでしょうか? それがわからなければ、答えようがないです。

bukumal
質問者

補足

定義が二つあるのなら、どちらの定義を使うかは任せるので、質問したことの証明をお願いします。

その他の回答 (2)

回答No.3

補足、読みました。 確かにそうですね(汗)線形写像と双線形写像と、ごっちゃになっていたようです。 調べましたところ、 http://daisy.math.sci.ehime-u.ac.jp/users/tsuchiya/math/fem/exterior/section1.pdf ここの定理1.1を理解すれば、証明ができそうです。 かいつまんで説明すると、 任意のmn次元のベクトル空間Wを持ってきます。 また、これの基底をg_ij (1≦i≦m, 1≦j≦n)とおきます。 このとき、k:U×V→Wを、 k(Σa_i u_i, Σb_j v_j)=Σa_i b_j g_ij と定めれば、これは明らかに双線形写像。 ゆえに、k=s⚪︎fを満たすs:U@V→Wが一意に存在。 Σr_ij u_i@v_j=0の両辺にsを作用させれば、s⚪︎f=kより、 Σr_ij k(u_i, v_j)=0となり、ゆえに、 Σr_ij g_ij=0を得る。 g_ijは基底だったので、r_ij=0となる。 という流れのようです。

bukumal
質問者

お礼

そうですね κ を k で代用していることを除けば、違和感なくあっさり理解できました

回答No.2

ではお言葉に甘えて、僕が好きな、”普遍性”を用いた定義で、証明を与えます。 はじめに言っておきます。かなり抽象的で難しいです。 (証明) Sの定義からu_i@v_jがSを生成することは明らか。 ゆえに、u_i@v_jが線形独立であることを示す。 r_11(u_1 @ v_1) + ... + r_mn(u_m @ v_n) = 0 ・・・(1)とおく。 いま、双線形写像g:U×V→Uをg(u,v)=uで定義する。 このとき、U@Vの普遍性を用いれば、 線形写像s:U@V→U であって、s。f=g となるものがただ一つ存在する。(ここでs。fはsとfの合成を表す。) ****************** 証明はまだ続くが、ここで補足。 このsは結論から述べれば、 s(u_i@v_j)=u_i を満たす線形写像であるが、今u_i@v_jが基底か否か分かっていないため、 このsがwell-definedであることを示すことは難しい。 ゆえに、sを普遍性から定義しなければならない。(補足終わり) ***************** (証明続き) さて、(1)の両辺に写像sを作用させよう。 s(r_11(u_1 @ v_1) + ... + r_mn(u_m @ v_n) )= 0  ・・・(2) ここで、sは線形写像であるため、r_11などの係数はsの前に出せる。 また、s(u_i@v_j)は、u_i@v_j=f(u_i,v_j)であったため、 s(u_i@v_j)=s。f(u_i,v_j) と表せるが、s。f=gなる性質を持っていたため、 s。f(u_i,v_j)=g(u_i,v_j) と表せる。 ゆえに、(2)を式変形すれば、 r_11 g(u_i,v_j)+・・・+r_mn g(u_m,v_n)=0 と表せる。これをシグマを用いて、 Σr_ij g(u_i, v_j)=0 と表そう。 gの定義により、g(u_i, v_j)=u_iがjの値にかかわらず成立する。 よって、これを代入すれば、 Σr_ij u_i =0 が成立する。u_iは線形独立であるので、 任意のiに対して、u_iの係数は0となる。 つまり、 Σr_ij=0  ・・・(3) (ただし、iは任意であり、Σはjについての和である。) 以下、iは固定し、Σはすべて、jについてのみの和とする。 いま、(3)の情報を(1)に代入すれば、 固定されたiに対して、 Σr_ij u_i@v_j =0 ・・・(4) を得る。 この式はつまり、 r_i1 u_i@v_1 + r_i2 u_i@v_2 + ・・・+ r_in u_i@v_n =0 を表す。 今度はg':U×V→V、g'(u,v)=vに対して、上と同様のことを行えばよい。 このとき、U@Vの普遍性より、 s':U@V→Vでs'。f=g' を満たすものがただ一つ存在する。 (4)の両辺にs'を作用すれば、 s'(Σr_ij u_i@v_j)=0 上と同様に、s'(u_i@v_j)=g'(u_i, v_j)=v_jが成立するので、 式変形すると、 Σr_ij v_j=0 を得る。 ここで、v_jは線形独立なので、任意のjに対して、v_jの係数は0となる。 v_jの係数はr_ijなので、 r_ij=0 を得る。i, jは任意であったので、これにてu_i@v_jが線形独立であることが証明できた。 (証明終). 長く、また難しい証明だと思います。 なるべく分かりやすく書いたつもりですが、それでも難しいと思います。 テンソル積の普遍性の定義は必ず必要となるので、そちらは必ず何かでしらべてください。

bukumal
質問者

補足

U, V, U @ V を体 K 上の線型空間とします 任意の u ∈ U, v ∈ V, r ∈ K に対して g(u, rv) = rg(u, v) は成り立ちますか? 左辺は u に等しく、右辺は ru に等しいです g は双線型写像なのでしょうか 同様に、g' も双線型写像ではないと思います

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