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バイワイヤリング接続について
- バイワイヤリング接続とは、スピーカを複数のアンプ出力端子に接続する方法です。
- この接続方法は一部の高級オーディオ機器やホームシアターシステムで使用されています。
- バイワイヤリングのメリットは、音質の向上や低音の再生能力の向上などがあげられます。
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質問者が選んだベストアンサー
こんにちは。 バイワイヤリングやバイアンプ方式はスピーカーキャビネット内のコイル&コンデンサを帯域制限に使います。クロスオーバー周波数の変更はできません。 その制限の中で、次の使用法が可能です。 (1)高音と低音を別のパワーアンプ(パワーブロック)で駆動できる。バイアンプが大前提。 (2)パワーブロックごとにレベル調整すれば、スピーカーの高音・低音のバランスを好みに近づけられる。 (3)パワーブロックごとにデジタル遅延すれば、仮想的に高音・低音スピーカーの発音位置を変えられる。これによって、レベル調整では不可能な高音・低音の出しゃばり(あるいは引っ込み)感を調整可能。または、聴取位置における低音高音の繋ぎ目に発生する逆相打消しを緩和してスムーズな繋がりを得る事が可能になる。 SU-XR57は、(1)(2)(3)何れもが可能でバイアンプ方式を上手く使う為の設計がなされているという事になります。 一度に理解するのは難しいかもしれませんが、(2)(3)の操作によって、一台のパワーアンプからバイワイヤリング方式でスピーカーを鳴らすような「気のせい?」程度ではない、はっきりとした違いが出ますので、バイアンプをやる甲斐はあるでしょう。 調整が上手く行けば、通常の接続や1アンプバイワイヤリングでは出せない質で鳴ってくれると思います。 ただ、その違いも普通の接続で聞ける音色の質を高めるという範囲に留まりますので、試聴で気に入った音色傾向のスピーカーを選ぶ事が大切です。 参考までに、ある国産スピーカーの指向特性図を添付しておきます。この図はメーカー作成の物ではありませんし、この図により良し悪しの誤解が生じる可能性もありますので、メーカーおよび機種名は伏せさせていただきました。同軸でない普通の2Wayは皆こんな特性です。 この図の見方ですが、横軸が周波数、縦軸が高音用と低音用スピーカーの中央から上下に離れる角度、色が基準音圧からの±音圧になっています。125Hz~20KHzまで中心軸上では±3dBに収まる悪くない特性のスピーカーということが解りますが、2Wayの繋ぎ目(クロスオーバー2KHz付近)では、軸上から30度付近に-15dBクラスの穴が有りくびれています。このくびれにより125Hz~20KHz±3dBはなんと±10度程度でしかないことが解ります。 これによりスピーカーと耳の高さを揃える必要性が都市伝説では無い事が理解できます。 (3)の『仮想的に高音・低音スピーカーの発音位置を変えられる』ということは、くびれ幅を少しですが太くしたり上下方向に動かしたりするという事になり、結果『聴取位置における低音高音の繋ぎ目に発生する逆相打消しを緩和してスムーズな繋がりを得る事が可能になる』のです。 よって仮想的に発音位置を変えられる事に触れたNo.5,No.7回答に「同意」を入れさせていただきました。 せっかく、すばらしいバイアンプ対応設計のアンプをお持ちなのですから、バイアンプにチャレンジしてみましょうね。ファイト! といいながら、私は不精にもアンプ内蔵スピーカー派なのですが。激汗; PAをする時には、スピーカーの時間軸等をコントロールするDSPを必要に応じて使ってます。いや正式には引退してますから、「使っていた」です。
その他の回答 (7)
また回答します。 nijjin様の回答に賛成です。 私は「バイワイアリング接続」自体は意味がないと思っていますが、 「高音」と「低音」に端子が別れているのには意味があると思っています。 質問者様のアンプは1cm単位で30cmまでツィーターの位置を調整できるようです。 これは、非常に便利な機能です。 ウーハーとツィーターのつながりが良くなるだけで、ものすごく音が向上します。 私も自分のスピーカーのツィーターをウーハーに合わせるためにかなり下げています。 6cmくらいは下げていると思います。 それが、このアンプはアンプの設定でできてしまいます。 説明書の31Pでバイワイワリング接続をYESにする説明が書いてあります。 YESにすると、32Pにツィーターの「ずれ」を設定の仕方が書いています。 是非是非試してみてください。
お礼
回答ありがとうございます。ただ設定だけで、補正のことを知りませんでした。さっそく試してみます。ありがとうございました。
- yosifuji20
- ベストアンサー率43% (2675/6115)
バイワイヤリングは、スピーカー内部で周波数を低音用と高音用に分けるネットワークの入力に対する接続を低音と高音の共通でするか、高音と低音をアンプの出力端子で分けて接続するかの違いです。 違いはネットワーク内部の入力端子から低音高音のフィルターにいくまでの配線をアンプから分けるか、ネットワークのフィルターの入り口で分けるかということです。 これでいったいどれだけの違いがあるのか私にはまったく理解できません。せいぜいアンプからの配線の太さが2倍になるだけです。 オーディオ用のスピーカーではこれは珍しくありませんが、効果について定説があるとも思いません。良いと言う人はそうだろうがわからない人もたくさんいるということです。 私は信じない立場です。
お礼
やはりあまり違いはないようですね。実は、私もよくわからない人の一人です。自分で確かめてみます。回答ありがとうございました。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4823/17822)
SU-XR57はバイアンプのローとハイ用にそれぞれ専用の接続及び設定があるので単純に同じ出力が2分割されているだけではないようですので効果は期待できると思われます。 ローとハイの音(位置?)ずれも調整できるようです。 オンラインマニュアルを参照するとそういったことや設定方法がわかります。 取扱説明書(SU-XR57(4,063KB/PDF)) http://ctlg.panasonic.com/jp/tv-theater/theater/amp/SU-XR57_manualdl.html
お礼
丁寧な説明をありがとうございました。試してみます。
- nijjin
- ベストアンサー率27% (4823/17822)
AVアンプなどで別のパワーブロック(AVアンプなら内蔵されたマルチチャンネル用の出力)から出力されている場合は同じアンプ(パワーブロック)からではないので効果は期待できます。 しかし、それで好みの音が出るか?というのはまた別ですしスピーカーによっても個人で音の好みが分かれるのでその辺は聴いて確かめてみるしかありません。 ケーブルはカナレで十分です。 値段も安く変なクセ(音)がつきにくいので扱いやすいです。
お礼
現在、パナソニックのXR57を持っていますが、この場合<<AVアンプなどで別のパワーブロック(AVアンプなら内蔵されたマルチチャンネル用の出力)から出力されている場合、効果は期待できます。>>の内容にこのアンプは該当するのでしょうか。よければ、教えてください。やはり最終的に音は、個人の好みということですね。いろいろこれから確かめてみます。ありがとうございました。
私は、カナレのスピーカーケーブルで十分だとおもっております。 これは結構メジャーな製品です。 私が通う中古ショップも使用しております。 http://store.shopping.yahoo.co.jp/switchmusic/4s8b-1.html まさに写真のように使用します。 でも現在、私が使用しているケーブルは、ホームセンターで売っている電線です。 http://www.kohnan-eshop.com/shop/g/g4954447720013/ これにそっくりです。 値段は10m 1000円くらいです。
お礼
いろんなケーブルがありますね。初めの写真のケーブルは、4芯でしょうか。ためしてみます。ありがとうございました。
バイワイアリングを1台のアンプで使用する場合、 メリットもデメリットもありません。音は変わりません。 ネットワークをただ高音と低音にわけただけです。 スピーカーケーブルが2ペア売れるようにメーカーがしたかっただけではないかと思います。 あるスピーカーでは変化が感じられず、あるスピーカーでは絶大な変化があった、 っと言う人もいますが、なぜそんなことがおこるのか不思議です。 音が変わる要素として考えられるのは、バイワイアリングするときに、 「ケーブルを新しくした」、または「ケーブルを半分の長さにして先端を剥きなおした」 っというのが大きいと思います。 銅線が黒ずんで錆びているものから、ピカピカの物に剥きなおしたら音がかわります。 バイワイアリングにして音の変化を感じたっという人は、この銅線がピカピカのものを 使用した効果だとおもっています。
お礼
回答ありがとうございます。音が変わらないものなんですね。ケーブルの劣化には、関心を持たなければいけないようですね。ケーブルにも種類があったと思いますが、穴に入れば2芯(できれば4芯)のものに変更した方がよいのですか。よければ、また教えてください。
- USS-Enterprise
- ベストアンサー率46% (272/580)
聴く音楽には好みやジャンルがありますから、「オススメ」というものを提示するのは差し控えたいと思います。逆の立場だと、私はそういう基準が違う他人の意見を聞きたくありませんので。あくまでも信じるのは自分の耳です。 バイワイヤリングの効能書きとしての仕組みやメリットについては、様々な情報として得られる通りです。自作や市販のスピーカーを含め、現在使っているスピーカーは全てバイワイヤリング接続が可能なものとしていますが、実際の接続方式は用途によって使い分けています。私はテレビの音にはバイワイヤリングは不要なので。 どこがどう違うのか?実際に聞いて貰う他はないですし、全てのスピーカーが同じような効果を得られる訳ではないようなのですが、スピーカーを選べば音の濁りがないことが一聴して判ります。それでいてツイーターとウーファーからの音の溶け合いに支障が出ない という音が体験できます 私の今までの視聴環境で最もバイワイヤリングの効果が高かったスピーカーは、自作のBS-103でした。(長岡鉄男先生設計のもの)このスピーカーの接続方式の違いによる音場の差には度肝を抜かれたものです。今はフロア型の市販スピーカーをメインに使用していますが、BS-103の音の奥行き・音場の広さには遠く及びません。ダブルバスレフという方式と反射音の扱いも非常に効果的なのだと思います。 他人からの意見に左右されず、いろいろ試してご自分の音を追い求めてください。
お礼
回答ありがとうございます。自作をされていたとのことで、今も売っているのでしょうか。私も自作にチャレンジしたくなりました。とりあえず、中古のものを購入して、いろいろ試していきたいと思います。ありがとうございました。
お礼
詳しい解説をありがとうございます。いろいろと操作ができることがわかりました。こんなに奥が深い(私の個人の感想ですが)とは思いませんでした。バイアンプにチャレンジしてみます。SU-XR57は、テレビの購入のついでに、映画などを迫力のある音源で聞きたいため、割引だったためシアターのセットで購入したものです。このアンプの性能の別の一面を知ることができてよかったです。ありがとうございました。