この海は、しけてる方でしょうか？

質問

フェリーに、あまりのらないのでよくわかりません。
波しぶきがたまに、窓にかかります。
穏やかだとは、おもえないのですが。
船は11000tくらいだと思いますが、船内で歩くときは、どこかにつかまらないと、危ないです。
個人差はあるでしょうが。

回答No.3

risunotorasan · ベストアンサー

この現象は「うねり」によるものです。
強風で「波頭が立つ」という状況ではないです。
もちろん見るからに白波が見えていますが、シケている状況ではないです。

何万トン級の船であろうとも、うねりの波長が長ければ海の上に浮いているのですから、なめらかに航行することはできません。
ましてや写真で見る限り、相当沖合からの「うねり」のようです
水平線が見えていることからも外洋の「うねり」をそれも真横から受けている状況ですよね。

本来、船長は強烈な「うねり」に対して斜めに向かって操舵することが基本です。
にも関わらず真横から「うねり」を受けながら航行している、すなわち　さほど船体に影響のない状況、乗客貨物にも何ら影響がないと判断していると思われます。

「台風」などの猛烈なしけに巻き込まれた時には　「船を立てる」と言いますがほぼ風上に　そして「うねり」には斜めに対処して、ピッチングという船が前後に揺れる現象（水泳のバタフライのような感じ）によって起こる推進力であるスクリューが空転することを防ぐことを最重要視します。

ここまでくれば　しけにあったと言えるのですが・・・。

小さい小舟（漁船など）が波間に見え隠れする映像（例えば「大間のマグロ漁船」など）を見かけたことがあろうかと思いますが、小さいながらも波の間に間に浮かんで、しぶきを浴びながらでも操業できるわけです。

写真を拡大して見ると良くわかりますが、押し寄せる「うねり」と判断できる海面に筋状の影が見えます。
これだけの「うねり」ですから　おそらく太平洋岸の日本沿岸を航行中の写真ではないかと思います。
大昔、鹿児島から沖縄まで大島汽船で往復した記憶がよみがえってきました。
寝床で何かに捕まっていないと横になっていられなかった記憶・・・

あれ以来　瀬戸内での船は何度も乗りましたが「うねり」に出会ったことはないです。
波しぶきは何度も経験しましたが・・・。

お礼

すばらしい、回答ありがとうございます。
写真は、苫小牧-大洗フェリーの船内から撮ったものです。
これは、船の横から撮りましたが、船首を望む展望サロンから見ると
船首が大きく上下しているようでした。
数十年ぶりに乗ったので、これがどういう状態か、知りたかったので質問してみました。