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光と時間の関係について

ryumuの回答

  • ryumu
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回答No.4

まず、「光速が一定である」とはどういうことか?というのがポイントだと思います。 これは様々な実験結果から、”どうやら発光体が動いていても、止まっていても、観測される光の速度は一定のようだ”ということから、立てられた仮説です(光速不変の原理)。 これが正しいとなると、どうなるのか? 高層ビルのエレベーターで最上階にいるとしましょう。 エレベーターの室内で、一方の壁から対面する壁に向かってボールを投げる実験をしたとします。 まず、最上階に停まったままボールを投げると、エレベーター室内で、弧を描いて壁にぶつかるか、床に落ちることでしょう(重力があるため)。 それでは、エレベーターのワイヤーが切れて、エレベーター自体が落下し始めたとします(以後、エレベーターは常に落下し続けているとします)。 大変な事態ですが、それはひとまず置いておいて、落下中に、先と同じようにボールを壁に向かって投げてみたらどうなるでしょうか? 落下中のエレベーター室内は、見かけ上、無重力状態となります。 従って、エレベーター室内では、投げられたボールは、等速直線運動で壁に向かってまっすぐ進みます(室内では弧を描かない)。 一方、このエレベーターがガラス張りで、地上からもボールの運動を観察していたとします。 この時、地上の観測者は、弧を描いて落下するボールが見えるでしょう(まあ、エレベータごと落ちているのですが)。 これは、エレベーターの中の観察者と地上からの観察者とでは、見える現象が異なることを示しています。 つまり、エレベーター内の観察者には、ボールは等速直線運動をしていると判断され、地上からは弧を描く落下運動(=加速度運動)をしていると判断されます。 しかも、ボールの移動距離についても、エレベーター内では、壁から壁の短い距離(lとしましょう)の運動。 しかし、地上からは、落下している分、より長く移動しているように見えます(弧を描いていますから)。 地上から観察された、弧を描いたボールの移動距離をLとすると、必ずl<Lとなります(これも重要な結論です)。 さて、このボールを「光」に置き換えます。 先に述べた、「光速不変の原理」が正しいとすれば、どうなるのか? これはつまり、エレベーター内で測定した光速と、地上から測定した光速が、一致しなければならない、ということです。 でも、エレベーター内での光の移動距離は、地上で観察される移動距離よりも短い(l<L)。 しかし今、光速度はどちらでも一緒と仮定した。 光速度をcとすると、エレベーター内で測定した移動時間をtとすれば、ct=l。 一方、地上で測定した移動時間をTとすると、cT=L で、l<Lは絶対。 となると、ct<cT => t<T となるしかない。 つまり、エレベーター内と地上では、時間の流れが異なる! もっと言えば、地上(重力の影響が強い)の方がゆっくりと時間が流れる、ということになります。 これは、「光速不変の原理」が正しいと仮定すると得られる結論なのですが、精度の良い時計を使った実験で、今のところ正しいという結果が出ています。 ですので、重力がどんどん強くなると、時間はどんどんゆっくり進むはずです。 では重力無限大だとどうなるのか?・・・と妄想すれば楽しいですが、人がその場にいれば潰されて死んじゃうでしょうね^^; ちなみに、l<Lの件ですが、これは「重力で空間が曲げらている」という解釈にも繋がっています。

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