• 締切済み

西への旅のイメージ

よく物語とかで、西への旅をすること自体が、なんだか神秘的で厳かな印象があるのは、何故ですか? 西遊記から? 東への旅って、未開の地への冒険ってイメージがあるけど、西はなんだか巡礼とか、身を清めに行くってイメージがあります。 そんな印象もってるの、わたしだけか?西日本がそうだからか? 西に天竺、という仏教イメージがあるからですかね

みんなの回答

回答No.3

仏教の影響はあるのでしょうが、それだけでは理解できません。 何故なら、仏教自体がヒンズー教、バラモン教、拝火教、イスラム教その他の教義をも取り込み、四天王像や菩薩像なども、それら諸宗教が祀る神像をも借用しているからです。仏教文化も不変ではなく、時代と共にグローバル化せざるを得なかったのでしょう。 古代中国では、周の穆王が西に巡狩して崑崙山に遊び西王母の歓待を受けて帰るのを忘れたという、陸上の竜宮とも言うべき伝説があります。また、漢の武帝が長生を願って西王母から仙桃七顆を授かったとも伝えられています。 西方浄土思想は仏教の専売では無いと思います。南西諸島(沖縄・奄美地方)では、「ニライカナイ」と言う神仙世界をイメージしています。そこは人の死後の世界、西ノ海の遙か彼方にあると信じられてきました。この地域の祖先は、ポリネシア系かと推測されますが、ポリネシアも元々は数万年を掛けてアフリカから東へ進出してきた歴史を背負っています。とすれば、遠い祖先の故郷の地がある西方に憧れても不思議ではありません。 秦の始皇帝は東仙の不老長寿の秘薬を入手すべく、徐福(徐市)に命じて日本に渡らせたと言います。マルコポーロは東アジアを探検し、日本についての聞き書きを「黄金郷」と記しています。西洋人は、東方への探訪を憧れとしていたかのようです。 後にインド始め中国にまで浸透したイスラム教徒は、当然のこととして西方の聖地エルサレムを拝祈しました。 尚、中国には北極星を天帝と崇める風習もあります。 古代日本人は早朝に日の出を拝む風習を残しました。この風習は天皇崇拝とは別のもの、朝日を拝するものでした。初日の出を拝むために早朝登山を試みる風習も残っています。 恐らく、民族的な宗教観が、特定の方向を神聖視しているものかと思います。

noname#224207
noname#224207
回答No.2

[西への旅をすること自体が、なんだか神秘的で厳かな印象がある]とされておられますが、同じような印象と言いますかイメージを持っておられる方は沢山いるかとおもいます。 おそらく、信じる信じないは別としまして、浄土教に見られる阿弥陀如来の西方浄土(極楽浄土)の知識が広く行き渡っていることが影響しているかと思います。 更に、明治以降の西洋文明への憧れも影響しているのではないのでしょうか。 No.1さんの回答へのお礼で指輪物語を指摘されておられますが、これは作者が英国人であることが大きく影響しているのではないのでしょうか、 日本では知る人は余り多くはありませんがアトランティス伝説というのはヨーロッパでは広く知られています。 アタランティスは大西洋のかなたすなわち英国の西方に位置します。 物語の時代設定もアトランティス滅亡の後の時代とされているようですが、作者の意識には明確にイメージがあったのでしょう。 又、最終章では魔術師のサルマンの魂が東方へ飛び去ったとされていますが、これは作者の意識に旧約聖書の話があった影響ではないのでしょうか。 旧約聖書では、人類初の殺人者であるカインはエデンの東方へ逃亡しています。 エデンの東というイメージはかつてハリウッド映画の題名にもなりましたように、キリスト教圏では一定のイメージと意味を持っています。 ということで、日本人の西方浄土観とは全くことなる意識ではないのかと思います。 「東への旅って、未開の地への冒険ってイメージがある」とされておられますが、これは普遍的なイメージではないのではないのでしょうか。 アメリカの西部開拓史に見られますように西に新天地(未開の地)を求めるというのは、西欧ではよくみかけられる歴史的事象です。 アメリカは東海岸側が先進地域で西海岸側は後発地域です。 ピルグリム・ファーザーズも新天地を求めて大西洋の西の彼方の新大陸を目指しました。 ヨーロッパではヨーロッパ文明の発祥の地ギリシャは東に位置します。 さらにその先にはヨーロッパよりも早くひらけ、キリスト教に対峙するイスラムのペルシャやオスマントルコなどの大帝国がありました。 聖書でも、キリストの誕生をいち早く知り祝福に駆け付けたのは東方の三博士(賢人)とされています。 質問者さんがお持ちになれた東方への進出のイメージは、一つは日本史では長い間京都が中心で東国は後発地帯であったことからくる印象と、大航海時代に、ポルトガルを始めとするヨーロッパ諸国が東南アジアへ植民地獲得に乗りだした史実によって醸し出されたものではないのでしょうか。更に現在もアジアに新興国が多いことも影響しているかと思います。 蛇足 日本には古来 左上右下(さじょううげ)という考え方といいますか習慣があります。 この背景には、北を背にして座る皇帝から見ると、日は左の東から昇って右の西に沈む。日の昇る東は沈む西よりも尊く、ゆえに左が右よりも上位とされた古代の中国の思想の影響があります。 東方に浄土があるとする考え方は沖縄地方のニライカナイという考えかたにも残っています。 平安時代には補陀落浄土という観音の浄土を求めて紀伊半島から東の海へ乗りだす宗教的風習があったこともあります。(補陀落渡海) 秦の始皇帝が東方の蓬莱山へ不老長寿の秘薬を求めて徐福を派遣したという神話があり、これを受けて日本各地に徐福伝説があります。 又古代中国では、東方の彼方に太陽が昇る扶桑と呼ばれる木があるとされていました、この扶桑と言う言葉は日本の美称とされています。(現在社名としている企業もあります) ラテン語域では右手は幸福を示し、左手は不吉を現すそとする考え方から、ヨーロッパでは日本の左上右下(さじょううげ)とは逆です。 現在皇室ではヨーロッパの習慣を採用して、陛下と皇后さまがお立になられる場合には、陛下の左側(国民から見ると向かって右側)に皇后さまがお立になられます。 これは大正時代以降の習慣です。 関西では今もお雛様とお内裏さまの位置は古来にのっとって飾られています。 (関東と関西では飾り方が違うということです) まぁ~東西、左右の上下尊卑という考え方はややこしい考え方です。 人それぞれにイメージがあるのはやむを得ません。

  • sacco102
  • ベストアンサー率41% (90/218)
回答No.1

日本は阿弥陀信仰が強いので その流れだと思います 阿弥陀信仰では 人々は死後、西方極楽浄土へ行くと言われています 西に仏の住む美しい世界がある ということです この西方浄土の考え方から、西を向いて拝むことが浄土に向かってお参りをすることになるため良しとされるため、東向きのお墓のほうが人気が高いです(お墓参りする人が西方浄土を向いてお参りするためです) 釈迦の「西方無勝世界」というのもあります 他には 阿閦如来   東方妙喜世界 薬師如来   東方浄瑠璃世界 などもありますが あまり有名ではないですね (地動説を気にせず言ってしまえば) 太陽の運行も 西へ向かっていますので 西へ向かう というのは進行方向 ということにもなるのかもしれないですね まぁ 実際は自転したり公転したりしてますので 西という概念は 宇宙的にはないのでしょうけど・・

ichini12
質問者

補足

へぇ…なるほどなっとく。 ヨーロッパでは、そういったイメージはあるのでしょうか?アジアだけなんですかね…? 私のスキな、指輪物語は、最後に西の世界目指して、主人公が去っていき終わるものですから…。 太陽が沈む方角に、考えることは同じ、なのでしょうかね…

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