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復金債の日銀引受

大学受験生です。 戦後復興期に、「復金債の日銀引受けにより資金が調達されたために復金インフレが起きた」 と手持ちの参考書に記述があるのですが、 どういった意味かわかりません。 詳しい経過を教えてくだいませんか? おねがいします。

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  • ベストアンサー
  • marjoram
  • ベストアンサー率65% (13/20)
回答No.1

終戦直後、日本中で、戦災で壊された工場などの生産設備を復旧し、あるいは更新するためには、巨額の資金が必要でした。このような経済の復興に必要な資金を供給するため、政府により1947年1月に設立されたのが、復興金融金庫(復金)です。 復金は、政府の出資金と復興金融債券(復金債)の発行によって調達した資金を、石炭、鉄鋼、電力、海運といった基幹産業に重点的に融資して、その復興を助けました。 しかし、当時の経済混乱の中では、復金債の市中消化(民間の個人や企業が債券を買うこと)はなかなか進まず、結局、復金債の6割以上を日本銀行が引受ける(買い入れる)こととなりました。 日銀が債券を引受けるということは、その買い入れの代金として「お金」が日銀から市中(民間)へ渡されることを意味します。日銀から「お金」が出ていけば出ていくほど、経済全体の「お金」の総量が増えますから、「もの」の供給がそれほど増えないうちは、「もの」の値段がどんどん高くなってしまいます。 このように一般物価水準(食料品や自動車など、ほとんどの「もの」の値段)が継続して上がっていくことを、インフレーション(インフレ)と言います。上述の場合は、特に、復金インフレと呼びます。

dhojskijai1
質問者

お礼

>しかし、当時の経済混乱の中では、復金債の市中消>化(民間の個人や企業が債券を買うこと)はなかなか進まず、結局、復金債の6割以上を日本銀行が引受>ける(買い入れる)こととなりました。 > >日銀が債券を引受けるということは、その買い入れ>の代金として「お金」が日銀から市中(民間)へ渡>されることを意味します。日銀から「お金」が出て>いけば出ていくほど、経済全体の「お金」の総量が>増えますから、「もの」の供給がそれほど増えない>うちは、「もの」の値段がどんどん高くなってしま>います。 こんな説明が欲しかったんです!やっと具体的にイメージができました!わかりやすいご説明ありがとうございました!

その他の回答 (2)

  • ryoppemag
  • ベストアンサー率15% (15/96)
回答No.3

#2です >それでは、現在は日銀は「公開市場操作」はほとんど行っていないということでしょうか? 買いオペは国債を日銀が買い取ことですが、 市中消化後、民間市場に出回っている、発行後1年を経過した国債を市中金融機関から日銀が買い取ります。 日銀引受けで、国債を発行するということではなく、既発国債を買い取るので禁止はされていないので、日常行われています。

dhojskijai1
質問者

お礼

買取が主なのですね。 参考になりました、ありがとうございました。

  • ryoppemag
  • ベストアンサー率15% (15/96)
回答No.2

日銀引受けとは日銀が公債を買い取ることです。 日銀は紙幣を発行するところなので無限に紙幣を持っています。 日銀引受けを行うと、 →市場に出回る貨幣の量↑ →貨幣の価値↓ →インフレ となります。 戦後にはばんばん日銀引受けで国債発行していました。 そのため激しいインフレを招きました。 ちなみに現在ではインフレを招くので日銀引受けは原則禁止されています。

dhojskijai1
質問者

補足

>ちなみに現在ではインフレを招くので日銀引受けは原則禁止されています。 それでは、現在は日銀は「公開市場操作」はほとんど行っていないということでしょうか?

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