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★時間の定義について★

時間とエントロピー(複雑さ)は同義ではありませんか? すなわち進む時間とは、エントロピーが増加する状態であり、時間が戻るとはエントロピーが減少する状態をいうのではありませんか?・・・・・・・・・・・

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.4

エントロピーは、時間の「流れ」を定義する指標として(=現象的結果として)求められたものであって、物理的な時間そのものの定義ではない。 時間を定義する試みには、実質2つの要素が内包されており、回答が混乱しがちである。 要するに質問者は、「時間とはどのように生じたか」と問いながら、その『時間』とはどのようなものであるか分かっていずに、「何だか分からないものがどのように生じたか分からない」という、正しく答えるのには長い道筋が必要な問いなのだ。 たとえば、「無の潜在としての認識可能性の“断面”の移動=自我仮説に対する、相補的な時空仮説の発生」と端的に言ったところでよく分からず、たとえば; 1.時間の不可逆性は、一般的(統計力学的)には「エントロピー増大」とされるが、微視的(本質的)にまで通用する不可逆現象としては、宇宙の膨張=不確定性(h)で相殺すべき空間の増大=不確定性の収束(cの減少)。 即ち各時点で、原理的レベルで異なる定数によって成る=異なる認識可能性を一つの軸(自我同一性)にするところに、時間性は依拠している。 2.全ての環境認識は、認識体の感受表面における量子相互作用(光だけでなく、音や触覚のような運動量の交換や、味覚や嗅覚のような化合物の反応も、最終的には量子相互作用であり、その“向こう”にある媒質の違いに過ぎない)である。 そこにおける、光や音のような情報性(先行感覚)に対して、触覚や味覚のような実体的感覚の蓄積を相関させる、即ち経験(時間的記憶)による予測(空間的広がり)として、時空は生じている。 3.存在の実態において、現象表面的には静止していても、細胞レベルでは新陳代謝し、分子は振動し、原子レベルでは回転し、という具合に、現象階層性を遡るほどに、より高速で運動しており、スーパーストリングやM理論といった“究極の理論”においては、量子相互作用=光速に至っている。 光速で運動する物体は時間が経過しないという事からいえば、宇宙の発生は階層現象表面性に付随して派生するものであり、原理的には宇宙の果てのビッグバンの壁と“瞬間相互作用”でつながっている=現象表面的時空仮説に対する“光の風(量子相互作用)”=認識可能性における無の射影として、存在性は発生している。 4.無の無限性(確率的存在を無限に詰め込むと、存在確率の山が平坦になって無と等価)の潜在としての認識可能性の仮説的移動の相殺としての量子相互作用=光速に対して、その時空仮説における階層現象表面的に生じる非光速性の、超光速(エネルギーが虚数になる=相互作用(自乗)においてマイナス=時間軸逆行と等価)領域を過去とし、光速以下を未来として、「自己(現在=光速)からの過去(超光速)と未来(光速下)の対発生」という構造が成り立つ。 その過去(経験)による未来(予測)による仮想的現在において存在性が生じる時、その超光速(光速下と超光速領域を分ける認識体はブラックホールと相同)における時空軸の転換において、仮想的延長において直交基底をなす時間軸(過去の経験)と空間軸(未来の予想としての空間的広がり)は同一軸であり、即ち、存在性の本質をなす不確定性原理における二対の相補性、「位置(S)と運動量(位置の時間的変化St)」「時点(T)と質量(時間的相対運動Ts)」は、本質において同一軸であって「相補的」ではなく、仮想的現在への延長において生じているということだ。 5.こうした条件を認識した上で、相対性理論の規定する四次元時空の方程式を見ると、時間項がマイナスになっていて、時間軸と空間軸の等距離点に“ライトコーン(量子相互作用)=0の広がり”、という界面原点が生じることも納得できる。 時間軸は、自我仮説性が持ち込んだ“余分な軸”であり、それによって生じた時空仮説に対して、相対性理論における光速限界や量子力学における相補的不確定性は、無の射影としての補完的なものなのだ。 原理的に無であるとは分からないことが、有限性を生じている=存在の本質なのだ。 基本的な内容だけでも、こうした認識論から素粒子論までの幅広い(それも等価性による再解釈を伴う)理解が必要であり、「時間とは何か」という問いは、それを行う者を選ぶ、と言えよう。

gusin
質問者

補足

時間とは、エントロピーが変化する、度合いではありませんか?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その他の回答 (6)

回答No.7

#6の者です。 >エントロピーには、2つの定義があるようです 熱力学のそれは通常、エンタルピーと使い分けられています。

回答No.6

#4の者です。 >時間とは、エントロピーが変化する、度合いではありませんか? エントロピー増大は、統計力学的な方向性であり、原理的 には見なくなる。 熱力学の第二法則「エントロピー増大の法則」は、原理的 には法則がないという法則である。 一般的に「どんどん崩壊していく」と言われがちだが、 それでは完全に崩壊して等しくなるかというと、そういう 方向性さえなく、ある程度は不均質や組織性が現れては 消えていくという法則性のなさが、エントロピー増大の 法則の実態なのだ。 たとえば、トランプを切る時、最初の模様別&数字順の 配列が最もエントロピーが低く、切るほどに混ざってい くと思われがちだが、53(トランプの枚数)の階乗分の 1の確率で、元の配列に戻る(エントロピー逆行)。 それで「ランダムな状態がほとんど」と言えそうだが、 その中の「ランダムな状態」の1つの配列を考えると、 その配列になる確率も「53の階乗分の1」に他ならない。 要するに、ある1つの配列になる確率は同じなのに、 それぞれの配列を識別できず、「ランダムな配列」と ひとくくりにしてしまうために、確率が足し合わされて 大きな確率になり、「どんどんランダムになっていく」 という仮想的な方向性が生じるのだ。 極端な話、「水に熱湯を入れるとどんどんぬるま湯に なっていく」というエントロピー増大の典型のような 現象も、突然、熱湯と水に分離する確率だって0では ないのだ。 だからといって「時々、時間逆行する」とは言わない。

gusin
質問者

補足

エントロピーには、2つの定義があるようです・・・ 1つは、熱力学的な定義が・・・ もう、1つは宇宙物理学的な定義が・・・ 2つの定義は似て、非なるものであります・・・・・・・・・・・・・

回答No.5

ポアンカレの回帰定理(再帰定理)ですよ。 ですが、これが成立するのは純粋な力学系です。衝突した時に電磁波を出したり、熱エネルギーが発生したり、化学変化などしたならば、成り立たない(はず)。 ポアンカレの回帰定理 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%81%AE%E5%9B%9E%E5%B8%B0%E5%AE%9A%E7%90%86 ☆時間とエントロピー(複雑さ)は同義ではありませんか? ◇断熱系ではエントロピーが増大する方向に時が流れる、と言っているだけですよ。 これはあくまで「時間の向き」の話です。 エントロピーは、「乱雑さ」や「でたらめさ」の尺度とはいうけれど、「複雑さ」はちょっと違いますかね。 ボルツマンの関係式  S = klogW Sはエントロピー、kはボルツマン定数、Wは状態の数 興味があるようでしたら、  エントロピー http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%94%E3%83%BC や  ルードヴィッヒ・ボルツマン http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%92%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%84%E3%83%9E%E3%83%B3 などを読んでください。

  • tohoho2
  • ベストアンサー率23% (16/68)
回答No.3

以下のNo.3の回答が参考になる。 http://okwave.jp/qa/q4161238.html

回答No.2

エントロピーと時間が共通なら熱力学などは簡単になります。 ほとんど考える事は無いでしょう。 あなたの表現には決定的な欠陥がある「エントロピー(複雑さ)」 エントロピーは複雑さではないのです、エントロピーは「不可知」であり時間を巻き戻しても 増大したエントロピーに対応していた「過程」が何だったか知る事は出来ません。 エントロピーは面白い代物ですが、上記の様に意味不明です。 名前を忘れました、ポアンカレだったかな、面白い証明をしました。 二つの部屋の片方を理想的な真空に、片方に位置と速度(運動量でも同じ)が完全に知られた(これも無理)粒子(普通は単原子分子)を詰め、断熱状態で壁を取り除きます。全てが「理想的」でなくてはならない。 これでエントロピーは増大したはずだが、充分長い時間後、粒子は全て元の位置に戻り、真空側は真空に戻ります。数学的な証明なので物理的には無理ですが、その無理なところにエントロピーの出番があるのです。

  • aokii
  • ベストアンサー率23% (5210/22062)
回答No.1

時間とエントロピーは同義ではありません。 進む時間とはエントロピーが増加する状態であり、時間が戻るとはエントロピーが減少する状態をいうのではありません。 食べ物を食べて、排せつをすることができれば、エントロピーの増大を抑えられます。

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