車のボディ ヘコミ 修理剤 パテはどれがおすすめ？

質問

キズの大きさは約直径３ｃｍで、その部分が凹んでしまっています。

できるだけ目立たなくしたいです。

修理剤をいくつか探していますが、
おすすめの商品と
手順、アドバイスをお願いします。

下記は、自分で検索した修理剤です。

・ホルツ ボディのへこみ・穴用UVパテ MH128【HTRC 3】 Holts(ホルツ)

・ソフト99 光硬化パテ 12g　←　あつ盛りはできないのでしょうか？

・ソフト99 99工房 エアータッチ [HTRC2.1]
・ソフト99 99工房 エアータッチ 専用 仕上げスプレー [HTRC2.1]

回答No.3

Knight3000

添付写真からすると、キズ３センチよりも広範囲に歪みが出てますね。（添付画像参照）
角の部分で、深部に段付きにえぐった様なキズが入ってますし。叩き出しや引っ張り出しはプロの領域。
パテ修正だけの補修工程の技術的なことは、文面だけでは伝えにくいものや、言葉の表現で誤った解釈をされるケースもあるので。
双方メーカーのｈｐ動画を参考にした方が良いでしょう。双方とも確認しましたが、良く出来た解説動画です。使用している製品が各々のメーカーの物と言うだけで、やっていることは殆ど同じなので、分かりやすい方を参考にしながら、別メーカーの製品を使ってもOKです。
敢えてポイントを書けば：
キズ凹みの補修部とその周囲を、広範囲でシリコンオフ（シリコンリムーバ）で脱脂すること。
凹み深部と、凹みの歪みが始まる部分の塗装は、確実に地金が出るまで＃１００程度の荒いペーパー研磨で落としてから、パテ修正に入ることが重要。（これ以後は、動画で確認のほどを。）
塗装前のプラサフ吹き付けは必須。（缶スプレーの小さいヤツが市販されています）
補修や塗装の経験が無いなら、全ての工程を１日でやろうとしても無理と心得ましょう。２～３日くらいに工程分けして行うこと。

パテ製品や塗装用具についての質問は、私がテストした経験上での参考意見を回答しておきます。
（質問の製品や、その他の市販補修用品は、概ね過去に実使用やテスト済み）

・ホルツ　ボディのへこみ・穴用UVパテ MH128
こちら、紫外線硬化型パテです。一気の厚塗りは出来ません。３～５ｍｍ程度塗って硬化させ、足りない分を上に足して行くタイプ。
太陽光や紫外線ライトを当てなければ硬化しない。なので、パテ塗りに時間が取れる。
硬化後は意外に固く、手作業研磨で＃１００のペーパーでも、削るのに結構な労力が必要。
ボディが白系なので、パテのエッジ付近の見極めが、素人さんには不向きです。

・ソフト99 光硬化パテ 12g　←　あつ盛りはできないのでしょうか？
上記と同様ですが、製品としては新しい部類。工業用の光触媒硬化型をOEMしている製品。
日陰や夜間であっても、光さえ真近に当てれば数十秒で硬化します。
LED懐中電灯の光でもOK。
元の原料が高価なので、１２ｇの容量。
元々は釘で引っ掻いた様な線キズ補修を目的としたパテ。
質問者さんの凹み状態では、容量が全く足りない。元々線キズを目的としているので、研磨は容易。

・ソフト99 99工房 エアータッチ
ソフト９９製タッチアップペイントをスプレー出来る、アタッチメントとガスボンベ。
恐らく、タッチアップペイントもこのエアータッチ用に、粘度調整されているのでは？と思えます。
タッチアップペイントの容量からすると、ハガキ１枚程度の面積は十分塗装出来る。缶スプレーほど広範囲に塗料が飛散しないので小面積の塗装には便利。超簡易型エアブラシですが、缶スプレー同様に細かな調整は出来ないので、使う側のテクでカバー。

・ソフト99 99工房 エアータッチ 専用 仕上げスプレー
文字通りのソフト99エアータッチ専用品。ボカシ剤の１種。エアータッチでの塗装自体、全体が粉っぽくザラツキが出やすいので、これを吹き付けて塗装表面の粉っぽさを溶かして、滑らかな肌にするもの。
クリア成分が何パーセントか含まれている様で、ツヤもソコソコ出ます。
缶スプレーのクリアほどの膜厚は出ませんから、あくまで簡易塗装の補修用。

質問の凹みなら：
ホルツの厚付パテ コントールMH101等の、２液型ポリエステルパテ系。
パテの粘度は、垂直面のパテ塗りでも垂れることなく、塗ったパテを保持しやすい粘度。
こちら、国産の多くの鈑金パテとは少し違った性質の様で、完全硬化後の振動や強めの衝撃、パテ塗り面のその後に新たな曲げ入力をしても、追従して割れやハガレが発生し難い。
多分、成分のポリエステル樹脂の仕様が特殊。
硬化後表面の多少のベタつき感から、ポリエステル樹脂はノンパラ。
研磨の初期段階は少し粘りが感じられるが、研磨が進むにつれて容易になって行く傾向。

ソフト99の２液型厚付パテ
鈑金用の仕上げパテの系統。混合前のペーストの粘度は非常に柔らかい。
垂直面でのパテ塗りは、パテが硬化前に垂れ下がりしやすい。
パテ塗り後の表面が、サラッとした石膏系の硬化状態。ポリエステル樹脂は、日本製のインパラ系と思われる。（プラモ業界のポリパテと同等品：ただし、プラモ業界が鈑金業界の車両用ポリパテを市販しているのが実情なので性能上全く問題なし）
研磨自体は、こちらの方が全体的に容易で削りやすい。（元々鈑金業界向けの、仕上げ用パテの作業性の良さを、一般向けに市販化したものなので、当然といえば当然）
衝撃と曲げ入力には弱い。パテ塗り硬化後の曲げ入力では、割れやエッジ部の薄い個所の浮きが起こりやすく、ホルツ製のねばる追従性は期待できない。

質問の凹み補修で選ぶなら、ホルツ製厚付パテを推奨しておきます。

お礼

詳しい解説とアドバイスありがとうございます。
車ではありませんが、造形や塗装は得意なほうなのでチャレンジしてみます。時間をかけて作業をしようと思います。

補足

ホルツのパテを注文しようと思います。

ホルツ コントール MH101 と　ホルツ アツヅケパテ ホワイト MH155
は別物でしょうか？