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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:アキレスと亀がなぜ不思議でないのか?)

なぜアキレスと亀は不思議でないのか?

stomachmanの回答

  • stomachman
  • ベストアンサー率57% (1014/1775)
回答No.19

 ANo.12へのコメント、および示唆された他の回答へのコメントについてです。  コメントの中で > 私にはその一歩を踏み出す言葉がない と仰っている。その点について追記しておきます。  ANo.12でプログラムの話をしました。「アキレスと亀」の話は、アキレスが最初に居た地点を0、亀が最初に居た地点をT、アキレスの速さをV、亀の速さをv、とすれば、アキレスの位置aを 0: a[0] = 0, a[1]=T P: a[n] = a[n-1]+(v/V)(a[n-1]-a[n-2]) という漸化式を使って計算していることになります。この2行目の式はn=2,3,…について繰り返し計算するんです。  アキレスが亀に追いつく地点をxとすると、繰り返しの中では常に「a[n]はxより小さい」というinductive assertionが成立っています。そして、このループは終わりません。これが A: このプロセスPを幾ら繰り返してもアキレスは地点xには到達できない。 ということです。そして、上記の漸化式はxを計算するプロセスになっています。  ただ、この問題の場合には、xを有限回の四則演算で   x = TV/(V-v) と表すこともでき、だから、漸化式を使わなくたってxは計算できる。ですが、敢えて漸化式を使っても良いでしょ?  そうは言っても、さて、「終わらない繰り返し」を使うってどういうことか。 ~~~~~~  一方、漸化式   s[0] = 1   s[n] = s[n-1] + 1/n! を考えます。このループも終わりません。ですから「アキレスと亀」の漸化式と状況は同じです。(ご質問の話が無限級数だけで片づくと主張する人なら「その漸化式の極限は、自然対数の底であるeだと分かってるじゃないか!」とあざ笑うのでなくては、態度が首尾一貫しているとは言えませんね。けれども、「だーから、eの数値は実際幾らなの?」という話をしているんですから、「それはeだ」ほど間抜けな答もないってもんです。)  さらにこの場合には、(eは超越数なので)eの値を有限回の四則演算で計算する方法は存在しない。すなわち、「終わらない繰り返し」を使うしか計算方法がないんです。eの値の計算に限らず、一般に、有限回の四則演算では表せないような数値の計算(たとえば平方根も三角関数も)は結局の所、このような漸化式、すなわち「終わらない繰り返し」を使って計算されます。だから、ちっとも珍しい話ではありません。  さて、「終わらない繰り返し」を使うってどういうことか。  それには、「ある程度の精度が得られたら、そこで繰り返しを打ち切る」ということをやるんです。有限回で打ち切って、次のプロセスに進む。単にそれだけです。  アキレスと亀の漸化式でも、たとえば「アキレスのつま先が亀の頭より後れること10cm以内に到達したら、そこで繰り返しを打ち切る」ということをやれば、有限回で打ち切れる。かくて、アキレスはPの反復という呪縛から逃れて、次のプロセスに進む事ができます。そのプロセスとは、もちろん、 Q : そこで、アキレスはさらに一歩を踏み出す。 ということですね。a[N]で打ち切ったとすると、これで Q : アキレスの位置 = a[N]+(アキレスの歩幅) > x になった。追い越し完了です。  という訳で、 > 私にはその一歩を踏み出す言葉がない と仰っているけれども、いやいや、まさしくそのひと言、「一歩を踏み出す」で十分なんです。

kireinahanabi
質問者

補足

ありがとうございます。 真剣に読ませていただいて、表面的にはおっしゃることは理解したつもりです。ですが、「一歩を踏み出すで十分」というのはまだちょっと理解できないです。。。。だって、それ禁じ手なんじゃ。。。。(理解が浅くてすみません。。。) ともかく、いろいろな方のご指摘をふまえて、暫定的ではありますが、私の問題理解をさらにもう少し進展させたものを、#13のかたの(補足の方ではなく)お礼の方の欄に、まとめさせていただきました。できましたらご覧いただくと幸いです。 こういう理解は、おかしいでしょうか?(ちょっと、行きがかり上、言葉が少し強い調子なところがありますがご容赦ください) 私も数学をよく知っている訳ではないので、数学という言語と日常言語の翻訳関係について、どこまで話が整理されているのかはまったく知らないんですが、もともとは、数学というのは、(ゲーテルがある意味残念なことを証明してしまったとはいえ)いろいろな公理系から無矛盾を目指していろいろな体系を組もうとしてきたものなので、その過程で、現実あるいは日常言語との対応関係の十全な確保をある程度放棄してきたものではないのではないかと予想しています。 こうした考えをいろいろ巡らせて改めて思うのは、元々の質問させていただいたように、こうしたことを何ら疑問なく解けると思う人の方が圧倒的に多いというのは、はやり納得がいかないというか、健全な状況ではない、という印象が強いです。 ぜひ、stomachmanさんにアドバイスをいただきたいです。

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