No.2です。
お礼拝見しました。
私は今も剣道を続けています。
週1回だけで、それもいろんな事情で休むことが多いので、なかなか上達しません。
しかし、あせらず、気長にやろうと思っています。
剣道の醍醐味ですか。一言で言い表すのは難しいですが、「激しさ」と「礼儀」の絶妙な組み合わせだと思います。
剣道は元々、武士の殺し合いの術から発展したものです。ですから、武道の中でも激しい性格をもっています。
しかし、それだからこそ、礼儀が重んじられます。柔道や相撲でも最近はガッツポーズなどが見られますが、剣道ではそういうことはありません。
毎年11月3日に東京の武道館で開かれる全日本選手権大会を何回か観戦したことがあります。勝った人も負けた人も、いささかも表情を変えることなく、下座にさがって淡々と座礼をし、退出していきます。技術的な面での素晴らしさもさることながら、私はむしろ、試合が終わった選手たちの退出するときの態度に、大きな感銘を受けました。
剣道には、良い意味の日本的精神が、今も色濃く残っていると思います。
正直なところ、剣道をやっていて楽しいと思うより、辛いと思うことのほうが多いです。
剣道の格好は、夏は暑く、冬は寒いです。面は汗臭くなります。
そんな思いをしながら稽古しても、なかなか思ったように打てるものではありませんし、一度自信をなくすと、長い間スランプが続きます。しかし、それだけに、上達の手応えを自分で感じたときは、非常に達成感を感じます。
剣道をやっていて一番嬉しいことは、やはり良い仲間ができることだと思います。
剣道で知り合った友人たちとの絆は、とても強いものがあります。私もこの人とは一生付き合いたいと思う剣友が、何人かいます。
cheesecakeさんも、剣道を始めたら、挫折感を感じたり、やめたいと思ったりすることが、何度となくあると思います。でも、めげずに頑張ってください。
剣道を通じて培ったものは、一生の宝になります。
また何か剣道について聞きたいことがありましたら、質問してください。
お礼
再度の回答有難うございました。剣道の魅力が良く伝わってきました。大変感銘を受けました。 私は武の心とは礼儀と恥だと思います。「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉はまさにそれをあらわしています。 仰る通りスポーツマンシップやフェアプレーとは違う物だと考えています。アナクロな考え方かもしれません。しかし先人の偉大な精神を剣道を通じて少しでも感じれたらとも思います。 またなにかございましたらその時もよろしくお願いしますね。