SCM435の焼入れ後の降伏点について

このQ&Aのポイント
  • SCM435の焼入れ後の降伏点について知りたいです。焼入れによる強度向上を証明する方法が知りたいです。
  • 設計者の方々は焼入れ仕上げをする製品の設計段階でどのような強度解析を行っているのでしょうか?
  • 焼入れをする際には焼入れ後の材料特性を考慮して解析する必要がありますか?
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SCM435(○Hではない)の焼入れ後の降伏点

鋼材SCM435の加工後 焼入れをする場合(マルHではない)の降伏点について、 当方CAD解析ソフトを使って強度解析をしています。材料については素人です。 解析をするにあたり、材料特性の数値を調べており、 SCM435の降伏点が735以上、ということはネットで調べてわかったのですが、 焼き入れをした場合の降伏点がわからず困っています。 というのも、今解析している物が降伏点735では強度不十分という結果が出てしまいます。 しかし、実際は焼き入れをするのでこれより安全率はあがると思うのですが、 視覚的に証明できる物がありません。 知りたいことは以下のことです。 (1)SCM435(○Hではない) の焼入れ後の 降伏点 N/mm^2 (2)設計者の方々、焼入れ仕上げをする製品の設計段階の強度解析はどうされているのでしょうか? (3)素人考えでは、焼入れをするのに焼入れなしの数値で解析しても意味がないのでは ないかと思うのですが、その考え方は非常識なのでしょうか? 以上 本当に困っているのでどうか御教授お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • mpascal
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回答No.3

SCM435とSCM435Hは、ほとんど同じものと考えてもかまいません。 違いは、 SCM435 は、化学成分を主に規定している。 SCM435H は、焼入れ性を主に規定している。(化学成分の規定がSCM435より少し幅が大きい。但し機械的性質は規定されていない。) 市販材では、SCM435材といって注文しても、実際にはSCM435H材で納入されるケースもあります。 官庁向け等でミルシートを要求される場合などは、特に注意が必要です。 焼入れ・焼戻しによる機械的性質は、丸棒であれば太さ、板であれば厚さにより変わってくるので、その考慮は必要です。

tatata0445
質問者

補足

回答ありがとうございます。 >焼入れ・焼戻しによる機械的性質は、丸棒であれば太さ、板であれば厚さにより変わってくるので、その考慮は必要です。 最後に焼きいれすると、一般的にどの程度降伏点があがる、などの明記はどんな資料を見てもどこにも載っていないものなのでしょうか?? 大雑把でも数値的な感覚が全くわからないので困っています。

その他の回答 (2)

  • mpascal
  • ベストアンサー率21% (1136/5195)
回答No.2

sncn材→SNCM材のまちがいでした。

  • mpascal
  • ベストアンサー率21% (1136/5195)
回答No.1

○Hでない、焼き入れ後? ふつう、○Hとは、焼き入れ焼き戻しをいうはずです。 降伏点735というのであれば、その値が正しいとおもいますが。 焼き入れっぱなしで、焼き戻しなしでは、強度保証はされません。 焼き戻し温度を高めにして、硬度を高くする方法はありますが、降伏点の保証は難しいはずです。 降伏点の高いものが必要であれば、sncn材を使いましょう。

tatata0445
質問者

補足

早々の回答ありがとうございます! 製作を依頼している業者に確認したところ、 ・SCM435○Hとは焼きいれ焼き戻しをした"材料" のことで 今回は ・SCM435で製品として加工した後に焼き入れをする とのことです。 ですので○Hではない、と質問させていただきました。 mpascal御指摘の焼き戻しをするのかどうかはよくわかりません。 業者さんは焼き戻しをするのが当たり前だからあえて言わなかったのかもしれないです。 焼き戻しなしでは強度保証はされないのですね。 今までSCM435○Hと、SCM435H、SCM435の焼入れ、の違いがよくわかっておらず、今回いろいろ調べてみて、頭の中が混乱しています。 SNCM材も検討してみます。ありがとうございました。

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