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後見人を無視して、遺言書を作り直せますか?他

両親の介護の事で揉めて、実弟と絶縁状態です。 弟は両親のお金3/4と認知症の母を実家から騙して連れ出し、勝手に高額な施設に預けてしまいました。もちろん、自分は一銭もだしていません。すべて両親の貯金からの出費です。 それで、自分は母の面倒を看ていると豪語しています。 最初は入院中の父の面倒も看ると喚きましたが、父が弟を嫌っていた事、自分のお金も含めて勝手に持ち出した事、相談もなく高額な施設に母を入れた事、などから、私を任意後見人に指定し、遺言書に残った預貯金(たぶん、入院費で残らないと思いますが、弟に勝手に使わせないためです。)も私が相続するよう書いてくれました。 実家の不動産は私は相続せず、弟にと指定しました。お墓の管理も弟です。これは長男が家を継ぐという考えからだと思います。 私は既婚で、すでにローンを払い終わった家がありますので、実家の不動産には執着はありません。 弟は私が公正証書で後見人の届け出をしたのも、認知症の父を騙しての行為だと、裁判まで起こしました。主治医が認知症ではないと判断し、実際には裁判所の相談員の方に事情を聞かれて終りましたが… 弟は遺言書が作られた事は、まだ知らないと思います。去年の年末に私が正式に父の後見人に裁判所が認め、後見監督人の弁護士も付きました。 この状態で、弟が勝手に父の遺言書を自分に有利なように書きなおす事は可能でしょうか? 後見人である私を無視できないですよね? 親の財産が欲しいわけではなく、弟の借金まで私が払うようになる事が嫌です。死ぬまで、死んだ後も弟と関わりたくありません。 変な話ですが、独り暮らしの弟が死んだら私が後始末を警察から頼まれるんでしょうか? 拒否したら、罪に問われるんでしょうか? それもお聞きしたいです。 後見人が付いたと言う事で、父が自分の意思で決断できない状態と裁判所が判断した事になりますが、どうも弟が病院内をいろいろ私の悪口を言って回ったり、自分が気に入らない看護士に向かって暴言を吐いたり、認知症の母をたまに病院に連れてきて母が私に会いたいと言うと、大声で母を怒鳴りつけるそうです。これは看護師さんから、お聞きしました。 その行動を想像するだけで、今度は何をされるんだろうと、気持ち悪いです。とても50歳近い男のやる事だと思いません。裁判所の相談員や、弁護士から「弟さんは精神疾患の病歴がありますか? 所属している宗教団体はありますか?」と聞かれ、やっぱりどこかおかしいのだろうかと考えます。 弟は1年ほど私が母を実家で介護していた時に、母のお金で高価なものを購入した、横領だと騒ぎ立て、母にも成年後見人の弁護士をつけました。これで母のお金を私が使えないと思ってほくそえんでいましたが、自分も勝手に使えなくなると言う事に、成年後見人が決まってから気が付いた馬鹿です。 因みに認知症の母には、私が母を殺そうとしたから、自分(=弟)が助け出して、安全な所に預けたと言い聞かせているようです。

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回答No.1

 現状は、任意後見が開始して、任意後見契約に基づいて、あなたが後見人に就任し、家庭裁判所で、後見監督人である弁護士が選任されたということですね。  任意後見の場合には、後見開始の要件は、家庭裁判所で後見人が選任される通常の成年後見の場合と異なり、必ずしも「自利を弁識する能力」が失われたことを必要としていません。成年後見制度では、判断能力の程度に応じて、後見類型、保佐類型、補助類型と3種類に分かれますが、任意後見の場合には、任意後見1つしかありませんので、任意後見が開始したからといって、判断能力がなくなっているとはいえないことになります。  人間の判断能力については、いくつかの場面があり、20歳になれば、すべての経済的取引を自分の判断でできる(完全行為能力)とされており、20歳未満では、原則として、親権者の同意を得て経済的取引をするという形になっています。ところが、遺言については、15歳になれば、親権者の同意・不同意にかかわらず、自分一人で完全な遺言をすることができるとされています。すなわち、少々判断能力が乏しくても、遺言はできるというのが、法律の建前なのです。  ですから、任意後見であるからといって、遺言ができないということはない、ということになります。もちろん、遺言をする時に、後見人が介入することなどできません。  遺言の有効無効を巡る争いは、結構やっかいです。仮に公正証書遺言であっても、後日争われれば、裁判所は、遺言が無効という判断をすることもあります。物事は簡単ではありません。  親の介護を巡る争いは、下手をすると骨肉の争いになり、どちらもが、客観的なものの見方ができず、自分が全部正しくて、相手が全部間違っていると言い張る、という争いになります。しかし、傍で見ていると、一方のみが正しいということは、まずあり得ません。ちょっとしたボタンの掛け違いが、大きな紛争に発展しがちです。それは、とても不幸なことです。  自分の立場についても、ある程度距離を置いてみることが大切だと思います。

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