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凍結乾燥でトレイを温める意味は?
乾燥時間短縮のため、検体を入れるトレーを、乾燥中に温めますよね。質問です。 なぜチャンバー内でなく、トレーを温めるのでしょうか? 検体は、トレーに触れている部分だけ温まるのでしょうか?それとも熱は検体全体に伝わるのでしようか? チャンバー内が零下で、トレーが摂氏40度というちぐはぐがいまいち理解できません、 よろしくお願いします
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- NiPdPt
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回答No.2
当然、トレーから熱が伝わりますので、そうなる可能性はあるでしょう。 そうならないように温度なり加熱時間なりを設定するしかありません。 水分が昇華しているうちは熱を奪われますが、水分がなくなればそういったことがなくなりますので、単に加熱していることになります。そういった事情は、チャンバー内を加熱したとしても同じことです。 問題があるとすれば、試料が多くて、温度差が生じやすい場合でしょう。つまり、トレイに接している部分が40℃、表面が氷点下という状況になった場合です。温度が高くなって困るものであるなら、そうならないような設定が必要ですし、40℃になってもかまわないのであれば、そういった配慮は不要なんじゃないですか。
- NiPdPt
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回答No.1
氷が昇華する時に吸収する熱を効率的に補うにはそうするのが良いからじゃないですか。 そもそも、真空に近い状態で、周囲の温度を議論しでもあまり意味がないと思いますよ。いったいどうやって検体に熱を伝えるのでしょうか。真空では伝導によって伝えることは出来ません。放射(輻射)というのも難しそうです。だとすれば、トレーから熱を送るのがもっとも効率的というか、それ以外の選択肢はほぼないと思いますよ。
補足
>真空では伝導によって伝えることは出来ません。 理論上はそのとおりです。ですが実際、果物を置いて試したとき、トレーを摂氏40度まで上げて凍結乾燥したところ、あきらかに干からびていました。同条件でトレーが低温だったときはそんな風になりませんでした。どう見てもトレーの温度が検体に伝わっているのです。 これはどう説明したら良いでしょう?