膀胱、尿管ガンと腎臓について教えてください

質問

先日、私の父親（63才)が、膀胱ガンを再発しました。
半年程前に膀胱ガンが見つかり、内視鏡により切除の手術をして、
半年目の定期健診にて、前回より小さいですが再発が確認され、再度同じ手術を受けるため、
来週入院する予定です。

健診の際、尿管テイ？に、もしかすると転移があるかもということで、
膀胱内のガンを切除する時に、その部分の細胞をとって再度検査をするそうです。

そこで質問なのですが、
先生から、もし尿管テイにガンがあった場合、尿管とそれにつながる腎臓を摘出すると言われました。
２つ有るとはいえ、摘出となると体に負担もあるだろうし心配しています。

先生の話では、尿管テイにもしガンがあった場合、腎臓を残すと「予後がよくない」ということで
取ってしまうのが良いということだったのですが、
疑問に思ったのは、尿管にガンがあっても、腎臓自体が悪くなければ、
摘出までしなくて良いのではないだろうか？ということです。

腎臓にガンがあって、それにつながる尿管、膀胱に転移する可能性がある、ならわかるのですが、
その逆というと、微妙に私の理解力ではわかりません。
総合病院の泌尿器科の先生のおっしゃることなので、信用はしているのですが、
知識が無い為、腎臓自体が悪くない場合でもとってしまうものなのかというところが、
ちゃんと飲み込めずに困っています。
色々ネットで見てみたのですが、よくわかりませんでした。

まだ検査の結果を見なければなにもわからない段階で、結果をみてからという状態ではありますが、
ちょっとのことでもなんでもいいので、膀胱、尿管、腎臓のガンについての情報が欲しいと思っています。

私的には、父も高齢の為、なるべく体に負担のないようにしてほしい、
腎臓の摘出をする必要があるのかどうか、可能なら残してほしい、と思っています。

まだ情報不足で申し訳ないのですが、ちょっとでも何かご存知の方がいれば、
教えていただけたらと思います。

よろしくお願いします。

回答No.2

takochann2 · ベストアンサー

尿管に癌がある場合、対側の腎機能が正常ならば腎尿管全てを摘出するのが世界的に標準な治療とされています。
尿管の悪いところだけ切除して尿管を再度つなぎ合わせる手術も技術的には全く問題はないのですが、手術側での再発が極めて高率に見られることが分かっており、その際の再手術は成績が悪くなることもわかっていますので特別場合を除いて通常しません。

　健康な腎臓がもったいないと思うのは医者も同じで、万波先生の病腎移植の出来事はとても有名です。

　また、６３歳がそれほど高齢とは思いませんが、予後の良し悪しや治療の厳しさの違いはありますが腎尿管全摘以外の治療法もありますので、担当医にメリットデメリットをよく聞いて、納得できる治療をすることをお勧めします。

お礼

なるほど…再発が高確率で、さらに再手術が難しくなるのですね。
わかりやすいご説明ありがとうございます。
癌になるかどうかわからない腎臓を取ってしまうの？？と驚いていましたが、そう聞くとなんだか理解できる気がします。
私レベルの素人だと本当にまったく知識が無いので、どうしてももったいないの気持ちが最初に来てしまうんですよね。

全摘出以外の方法もあるのですね！
ということは、もし父の年齢や病状や考えた場合に、その方法が有効といいますか、その方法が摘出よりもしもベターであれば、腎臓を残せる可能性は無くはないということですね。
少しほっとしました。そうなるといいなあ。。。
今から調べてみたいと思います。

教えていただいた情報も心にとめながら、先生と相談して色々検討してみたいと思います。

それから万波先生の出来事というのも、知りませんでしたので、みてみようと思います。

回答ありがとうございます！

回答No.1

rokutaro36

（Ｑ）疑問に思ったのは、尿管にガンがあっても、腎臓自体が悪くなければ、
摘出までしなくて良いのではないだろうか？ということです。
（Ａ）詳しい状況がわからないので、一般論としてお答えします。

癌は、それ自体があっても、死ぬことはありません。
「人は、癌では死なない」という言葉があるように、
癌は、それ自体が毒素を出すわけでもないので、
あるだけならば、問題ないのです。

しかし、現実には、癌で亡くなる方がいるのは何故か？
癌が増殖すると、その臓器の機能が失われます。
その臓器が、肺、肝臓、腎臓という重要臓器だった場合、
死につながります。

つまり、癌の手術は、癌を取り除くことが目的ではなく、
癌が重要臓器に転移することを予防することが目的です。

ご質問の件について言えば、
腎臓に転移したことがわかってからでは遅いのです。
腎臓への転移＝他の重要臓器への転移があり得る。
ということになってしまいます。
現在の診断技術では、５ｍｍ以下の腫瘍は検出できません。
つまり、腎臓に転移していたとしても、それが５ｍｍ以上に
大きくなるまでは、検査で見つからないということです。
従って、腎臓への転移が予想される場合、
事前に摘出してしまう、ということになるのです。

他の点については、医師の説明を受けてください。

ご参考になれば、幸いです。

お礼

腎臓の摘出は、転移が発見される前に予防して、さらにそこから他の臓器への転移も予防するということなのですね。
先生が言っていた「予後」の意味がなんとなくわかりました。

癌がそれ自体毒を出していないということ、また、５ｍｍ以上になるまで発見されないというのも、知りませんでしたので驚きました。
まだまだ勉強不足ですね。
とても勉強になりました。

回答ありがとうございます！