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【Z=(b+i)^2 で、arg z = 60度

【Z=(b+i)^2 で、arg z = 60度 の時の、bを求めよ(b>0)】 という問題で、 最初に次のようなくだりがあります。 『 bは正の値だから、 arg(b+i)=30度 である』 ・・・いったい、どうしてこのようなことになるのでしょうか?

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  • kt_tora
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回答No.1

複素数の積は偏角の和になるので, 2乗すると偏角は2倍になります. arg(b+i)^2 = 60度 = 420度なので, arg(b+i)は30度または210度です. b>0の条件から,(b+i)は第一象限にあるので, 0度 < arg(b+i) < 90度となり, arg(b+i) = 30度と求まります.

penichi
質問者

お礼

このような考え方があったとは! 実際に他の数字を二乗してみても、同じなのでしょうね。 とても助かりました。 ご回答、どうもありがとうございました!

その他の回答 (1)

回答No.2

最初に断っておきますが、数学についての記憶が古く曖昧なので、見当はずれなことを言っているかもしれません。 複素数の掛け算は、長さの積と角度の和として表されます。 つまり、ふたつの複素数z、wがある場合、その積 zw の原点からの距離(長さ)はzの長さとwの長さをかけたものであり、zwのx軸とのなす角度は、zがx軸となしていた角度を、さらにwがx軸となしていた角度の分だけ回転させたものなります。つまり角度は足されているのです。 つまり arg (b+i)^2 = 60度 ということは b+i の角度をふたつ足して60度ということになります。もっと言えば b+i の角度の2倍です。 そう聞くとこの時点ですでに30度と結論を出してしまいたくなりますが、場合によっては違います。 ここで質問者様が参照した問題の解説ではbが正の値であるからと書いてあったようですが、個人的にはb>0 と比較されており、bが実数であることが大切なような気がします。例えばbが虚数部分が0ではない(つまり実数ではない)虚数である場合、b>0 やb<0のように大きさが判定できません。 したがってb>0の時点でbは実数であると言われています。bが実数でさえあれば角度は30度とわかるような気がします。 それはなぜかと言われると、2倍して60度になるものは基本的にふたつしかないからです。ひとつは30度ですし、もうひとつは210度です。210度を単純に2倍すれば420度ですが、360度を引けば60度です。 例えばbが虚数でも良い場合、 b=-√3-2i とおくと、 b+i = -√3 - i は複素数平面では偏角210度ですので、これを2倍したものの偏角は60度です。 しかしb>0とbが実数であると言われてしまうと、こちらの可能性は否定されてしまいます。 したがって b=√3です。

penichi
質問者

お礼

とても詳しいご説明を、どうもありがとうございました。 お陰様で、とてもよく理解できました! 

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