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動作伝送量の測定
実験で並列分岐法と切換法という2つの比較法によって動作伝送量を測定しました。 伝送回路として、対比T型RC回路、通信用変成器の2種の回路をしようしました。Zs=600Ωで、Zr=300Ωおよび600Ωの2種類の純抵抗条件で行いました。 対比T型RC回路はR=100Ω、C=0.01μF なぜ、周波数範囲200Hz~500kHzで測定した時、切換法より並列分岐法のほうが、動作伝送量の誤差が少ないのですか? そして、切換法、並列分岐法で測定した時のグラフがクロスするのはなぜですか? 教えてください。
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ご質問の文面からは不明ですが、次のようなことは考慮されているのでしょうか。私自身、不勉強で「切替法」・「並列分岐法」がどのような方法なのか分からないため、原理的なことだけに限らせていただきます。ご参考になれば幸いです。 1.ご存知のように、減衰量の定義には「映像減衰量」・「動作減衰量」・「挿入損」・「伝送減衰量」など色々あります。これらは、発振器とレベル計およびそれらの間に入る被測定回路(ご質問にある伝送回路)の、入力インピーダンス・出力インピーダンス・特性インピーダンスの関係をふまえて定義されるものです。別のいい方をすると、一つの被測定回路の「減衰量」は、測定系のインピーダンスの組み合わせによって色々な値となりますが、それは皆正しい値です(測定誤差は別の話です)。つまり異なった測定法の値を表面的に比較しても、意味がありません。この点いかがでしょうか。 2.切替法の方が並列分岐法より誤差が少ないとしておられます。しかし、誤差の議論は、真値(あるいはそう信じてよい値)が分かっていないと、成り立たない場合があります。真値あるいは真値と信じてよい値は、どのようにして得られたのでしょうか。ただし、繰り返し誤差が少ない(再現性の良し悪し)という意味を述べておられるのであれば、測定原理との関係で判断すべきものでしょう。 3.グラフのクロスについては、回路素子には必ず周波数依存性がある、という前提で考えることが必要ではないかと思います。500kHzにもなると、これらを無視した判断は危険だと思います。これは、発振器やレベル計でも例外ではありません。例えば、カタログで出力インピーダンス600オーム(於100kHz)となっていても、これが200Hz から500kHzまで600オームであるとは限りません。 4.レベル計は、選択レベル計でしょうか。単なるレベル計ですと雑音を拾うため、見かけ上減衰量が少なく出ます。発振器の周波数と同じ周波数のレベルだけを測定しないと、正しい減衰量になりません。 「切替法」・「並列分岐法」についての知識がないままで色々申し上げるのは失礼かもしれませんが、上記のようなことも踏まえてさらにご検討いただけば、疑問点の解決にお役に立てるのではないかと思います。
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- frage
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No.1の記述の訂正です。申し訳ありません。 A. 「減衰量」は「伝送量」に変更してください。 B. 「挿入損」は削除してください。 文章を作成している間に思い違いをおこし、減衰量の世界に入ってしまいました。 しかし、測定系のインピーダンスに関係して定義されるという点は、変わりません。 よろしくお願いします。
お礼
参考になりました。 ありがとうございます。