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ELBの誤動作について
- ELBの誤動作に関する調査結果と解決策についてまとめました。
- ELBの誤動作が頻繁に起こる原因を調査し、解決策を考えました。
- ELBの誤動作に関する結果と見解をまとめました。
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私のつたない経験から2,3アドバイスさせていただきます。 1.漏電検出30mAのブレーカに抵抗などを接続すると動作電流 は20mA程度になります。 これは人が感電した場合など瞬時 に遮断する値が30mAであって、常時流れる漏れ電流に対して は低い値になるためです。 2.漏洩電流が15mAということですが、高調波成分が多い電流を 測定する場合は、誤差が大きくなります。 RMS(実効値)型 の測定器で測定する必要がありますが、この場合でも誤差があり 測定値を補正してください。 恐らく+10%以上は多く流れて いると思われます。 3.以上のことから、使用しているELBの感度電流に対して機器の 漏洩電流が大きいため、時々誤動作が発生していると感じます。 人体の保護としては30mA以下とされていて、不動電流は50 %以上(なるべく大きく)としています。 通常、常時発生する漏れ電流は10mA以下とする必要があり 機器側で、何らかの対策が必要と感じます。 4.一般的にノイズ対策として、コンデンサ内蔵のノイズフィルタを 多用すると、このような現象がでてきます。機器メーカは誤動作 防止のため、ノイズフィルタを多用して漏れ電流にお構いなしと いったことが良くあります。このため、根本的な対策は分散した ノイズフィルタを大本の一個にして、内部の配線をAC,DCと 分離したり、シールドやツイスト線を適宜使用する等の対策が 必要となります。→ 大変な作業となり、現実的ではない (アースのとり方をきちんとすることで、かなり改善は可能です) 5.漏電電流の多い機器について、絶縁トランスを増設して、漏電電流 をさげる方法を検討ください。(50KVAで50万円程度?) 6.だめもとで漏電電流の大きな装置のメーカに対策を打診することも 後々のことを考えると必要ではないでしょうか?
ELBの使用年数が問題 5年以上使用なら寿命と判断して交換 たかだか50AF 金額にしたら回答(2)さんの言われる調査するより遥かに安い コストを掛けて調査するほどの事でもない 2年以下ならメーカにクレーム報告するべし じゃあ2~5年の間だったらどうする? その辺りでの不具合事例を知りませんので対策は分かりません アシカラズ 交換しても不具合が多発するならメーカに調査依頼する 恐らく回答(2)さんの調査をタダでやってもらえる
次のような対策を考えました。参考にして下さい。 1)ゲーム機器内部のフィルタ(コンデンサなど)の影響 ゲーム機器の誤動作防止のため、電源部にフィルタを設け、この接地端子を 接地極に接続していると思います。 本格的なフィルタではなく、機器内部でコンデンサで接地している場合も あります。このフィルタの影響により常時漏洩電流が流れています。 2)トリップ原因の推定 分岐回路数が50回路とのことで、大地への漏洩電流は1台ずつは少ないが並列台数 が多いため、常時の漏洩電流がELCBの定格感度電流に近くなるため、 何かの要因により、漏洩電流が時折増加してトリップしているものと推察されます。 3)不具合箇所の究明と対策 測定が可能なら各分岐回路ごとに常時の漏洩電流を測定します。特定の回路のみ 大きい箇所が見つかれば、更にこの分岐回路に接続されているゲーム機器ごとに 測定します。 特定のゲーム機器の漏洩電流が大きければ、このゲーム機器を切り離し、原因を 究明する。或いは漏洩電流の少ない機器に交換するなどの対策があります。 可能ならレコーダを使用して実際の漏洩電流の変化状態を連続で記録されると良い と思います。 この時、30mAのままですと、トリップすることありますので、5)で示す定格感度 電流100mAのELCBに交換して連続して記録測定できるようにしておきます。 この場合、[クランプ式漏れ電流計(専用)]と[メモリハイコーダ]を組み合わせて記録 します。なお、これらの測定器は測定器専門のリース会社からレンタルする方法も あります。 4)分岐回路用ELCBを2系統に分割する。 全数が同じような値であれば、分岐回路を2系統に分けて、別々に電源を供給し、常時 の漏洩電流をより小さくします。これにより不要動作を防止します。 5)分岐回路用ELCBの定格感度電流を100mAにする。 ゲーム機器類の接地工事が確実に行なわれているのであれば、ELCBの定格感度を 100mAの製品に交換します。これにより不要動作の頻度が低くなると思われます。 6)時延動作形のELCBに交換する。 通常のELCBは15~30mA以上の漏洩電流が流れますと即座(0.1秒以内)に動作します。 時延動作形のELCBは15~30mA以上の漏洩電流が0.15秒以上(時延動作:0.3秒の場合) 継続しますと動作します。極く短時間(0.15秒以下)しか流れない状態では動作しません。 何らかの要因で急に漏洩電流が増加することがありますが、この急変する状態が 極く短時間の時は、有効な対策になると思います。
ご確認なさった4項目では特に異常はなく,これだけでELBが不要動作起こす原因は特定しにくいですね。 分岐回路50回路のうち,特定の回路で発生するのでなく,規則性がなくランダムに起こるとすると,特定の負荷回路(機器)の問題の可能性は低いのではないかと推定されます。とはいうものの,負荷の機器に問題がないと断定することは早計のようにも思います。 動作状態によって漏洩電流が変化するような機器,高周波(高調波として扱う周波数帯よりもっと高い周波数)が漏洩するような機器があれば,要注意ですね。 また,違法CB無線などが原因でELBが不要動作することあります。(交信中のトラックが通過したときだけ問題が生じる) あまり役に立たない回答でもう訳ありません。
お礼
いろいろアドバイスありがとうございます。 参考にさせていただきます。
お礼
すごくいい対策だと思いました。 お客さまとお打合せいたします。大変参考になり 助かりました。ありがとうございます。