- ベストアンサー
牛丼にこだわること
いままで大して牛丼など好きではなかった人たちまでが、販売中止と同時に「牛丼、牛丼」と騒いでいるような気がします。 手が届かなくなると、それほど気に留めていなかったものまでが欲しくなるのはなぜなんでしょうか? また、あえてこういう人間の心理を付いたこと(たとえば商法とか)があるのでしょうか?
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
少し専門的になりますが,補足しておきます。 外的理由で失われた選択肢の魅力が高まる現象は 社会心理学では心理的リアクタンス理論で説明されています。 リアクタンス(reactance)とは 行動の自由が侵されたと感じたときに生じるとされる 自由を回復しようとする動機づけ状態のことです。 理論的な系譜としては, 自己の責任で選択肢が失われたときに その選択肢の魅力が低下することを予測する 認知的不協和理論の発想を受け継ぐ形で提唱されたものです。 外的理由で押し付けられたものの魅力が低下する現象も 同じリアクタンスで説明されています。
その他の回答 (2)
その通りですね。私も牛丼は好きで食べていましたが、食べられなくなって多少寂しいですが、ここまで騒がれるほど食べたいとは思いません。 これは「限定商品」や「今日限り」「タイムサービス」「希少価値」「プレミア」などと同じことで、世間一般で色々ありますよね。 例えばTVショッピングなどは、「今回限り」「特別に」などと言う言葉で煽り、しかも生放送のTVショッピングでは「只今電話が大変混み合っております」などと商品がバカ売れしているようなコメントを出したりします。そんなたいした商品でもない場合電話が混み合うほど売れるわけはないのですが(苦笑)それを見た視聴者は「今買わなければ無くなってしまう。自分は損をしてしまう」と感じ思わず買ってしまうわけです。 こう書いたら一部の方には失礼かもしれませんが、昔は大して好きでもなかったのに今牛丼と騒いでいる人は、あまり物事を冷静に考える思考はしていないように感じます。 想像ですが多分興味がないものでも、サッカーブームの時はスタジアムに見に行き、タイガース優勝だと球場に行きたいと騒ぐようなタイプの人ではないかと。 自分が何が好きで、何を追うのが楽しいのかわかっている人ならばこんなことはないのでしょうが、人間そんなに自分を理解できるものでもありません。これと言って無趣味な人などが、こういうブームをわかっていながらわざと振り回され、楽しんでいるのかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 わざと振り回されるのもアリかもしれませんね。ちょっと軽薄な感じはしますが(笑)
- nappa0803
- ベストアンサー率16% (5/30)
ちょっと前に某飲料会社のお茶がそれに似た商法ではと一部で騒がれましたね。 その時に出た噂では、最初から流通量を抑えて品薄状態にして、それを雑誌等が人気で品薄と飛びついて、宣伝効果も相まってよく売れたという訳です。 直接人間の心理をついたという訳ではなく、マスコミという第三者を介してるわけですが…
お礼
ご回答ありがとうございます。 そういう方法は合法とはいえ、消費者からするとあまり感心はできませんね。 そんなことまでして売りたいんですかねえ。
お礼
ご回答ありがとうございます。 やはりそういう理論が確立されているのですね。また、逆の心理があるのも納得できます。 蛇足ですが、心理学にリアクタンスという言葉が存在するとは思いませんでした。物理量のひとつ(インピーダンスの虚数部)にありますが、"抵抗分"という意味では同じみたいですね。