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死刑制度の問題点とは?
- 死刑制度の問題点について考えてみましょう。
- 死刑を賛成する意見を集めてみましたが、反対派からするとどのような不都合点があるのでしょうか?
- 反対派の意見も聞いて、より深く議論したいです。
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(1)基本的な矛盾 例えば…… AがBを失明させたからと言って、 近代的な刑罰では、Aを失明させたりしません。 罰として、刑務所に入れて、反省させるというのが 近代的な刑罰の考え方です。 つまり、目には目を……では、ダメだという考え方です。 にもかかわらず、死刑だけは別になっています。 人を殺せば、最高刑は死刑になっています。 「目には目を」ということを否定しながら、一方では、 「死には死を」というのは、矛盾です。 これを矛盾と捉えるか、死を特別なものとするか、 それは意見の分かれるところです。 死刑賛成派の人は、「死」は特別なものだから、 別扱いにするのも当然という考え方です。 それは、それで、一定の説得力があります。 (2)死刑は法による殺人である。 一個人が人を殺したら殺人。 ならば、法律によって人を殺したら、何と言うか? 何と言おうが、殺人には違いない。 一個人の都合によるものか、 大勢の人が定めた法律に基づく国家によるものか、 という違いだけであって、殺人であることには違いない。 殺人を悪とするならば、 一個人であろうと、国家の名前で行われる死刑であろうと、 悪とするのが、矛盾しない考え方。 つまり、人殺しとそうではない人を分ける究極の一線は、 死刑を認めるか、認めないか、という一線とも言える。 私は、死刑反対派ですが、 死刑賛成派にも一定の理解をしています。 死刑が間違いだとは言いません。 でも、私の価値観とは相いれない。 日本には死刑制度があり、 それが執行されるのは、法治国家として、 ある意味、当然のことでしょう。 でも、チャンスがあるならば、死刑を廃止する方に一票を 投じたいと思っています。
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66歳男性です。私はうまく表現出来ませんが何となく分かっていただければ幸いです。何点か私なりに思う事を書かせていただきます。被害者の感情からすると加害者は死をもって償うのが当然である。という感情は確かに分からない訳ではありません。そうしますとアメリカと同じく、「目には目を歯に歯を」で片手に聖書、片手に剣と、仕返し、日本の昔と同じく敵討ちのようになってしまう事はこれは人間とは言えないと私は思います。確かに被害者の壮烈な死を見れば、「何でうちの子だけが?」とか「何でこんな災難に合うのか?」嘆き悲しむ心は当然です。しかし、こうした形でしか死を迎える事しか出来なかった被害者の宿命があり、加害者もこの被害者しか殺める事しか出来なかったという一つの因果がある訳です。「この加害者は何人も人を殺したから即死刑だ」これも一つの考えかも知れません。しかし、それで良いのか、私は人を殺めた人を庇うつもりは毛頭ありません。しかし、命、 生命は永遠です。宗教的な事で申し訳ないのですが、「仏教では死後の生命は法界にあり前世の因果を感じながら縁にあってまた生じると説きます」例え極悪の加害者であっても生きる権利はあります。生きている間に本当に生命とは何か?命の大切さを徹底的に教育、身に持って感じてもらうならばもしや死刑にしなくても良いのでは?と思います。うまく言えなくてすみません。
お礼
回答ありがとうございます。 ガンジーは「目には目を」では 人民が盲だらけになると言ったそうです。これと パラレルに考えると 「命には命を」では 人民がみんないなくなってしまいます。
お礼
回答ありがとうございます。 >「死には死を」というのは、矛盾です。 死刑賛成者の大部分は感情的ですから、こういう矛盾は視野にないか 目を逸らしていますよ。