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徜の読みと意味が分かりません
明治時代の文です。 児女遊歩ニ危険ナルヲ以テ移転ヲ要求スル事ヲ徜シ此相談ヲ容レサレバ協議整ヒ難シト・・・ 調べると「徜」は「ショウ」「さまよう」と読むらしいのですが、それでは上記の文で意味が通じません。 他に意味があるのでしょうか? 宜しくお願いします。
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#3、#4です。 リンクを間違えました。 https://sites.google.com/site/takeshimaliancourt/Home/takeshima-koushou/ge-16 ――「松島開島之建白」 明治十年五月六日 露領浦潮港在留 武藤平學
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- garamond
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#3です。 実例を一つ。 >然ルニ松島ハ我カ屬島ニシテ西北ノ要島ナレハ急ニ一步ヲ進ンテ開カスンハアルヘカラス、徜シ手 ヲ空フシテ進マスンハ退クニ異ナラス、 「徜シ手 ヲ空フシテ進マスンハ退クニ異ナラス」 =「もし手を空しうして進まずんば退くに異ならず」 http://okwave.jp/answer/new?qid=8393674 ちなみにここに「松島」と云うものは、「竹島」の異称です。 >日本名の「竹島」は、元々は現在の鬱陵島を指した名称であり、現在の竹島は本来は「松島」と呼ばれていた。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%B3%B6_(%E5%B3%B6%E6%A0%B9%E7%9C%8C)
- garamond
- ベストアンサー率53% (1119/2111)
お尋ねの場合は「倘」に通じて、「もし」と読むものと思います。 「もしこの相談を容れざれば」でしょう。 「彷彿」「仿佛」 「彷徉」「仿佯」 「徜徉」「倘佯」 などでギョウニンベンの字とニンベンの字が互用される例は間々あります。 本当は、通じるといっても、 “もし”の場合は「トウ(タウ)」 “さまよう”の場合は、「ショウ(シヤウ)」 なのですが、明治ごろの漢学者でない日本人の用字は、そこまで正確ではなかったと思われます。 もしくは誤写、誤植の可能性もあります。
お礼
回答ありがとうございます。 「もし」と読めるなら、私の頭では一番理解がし易いです。
- TANUHACHI
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一読しての印象ですが、「徜」を僕は「称」の宛て字ではなかろうかと推測します。 もしこの文を「児女の遊歩するに危険なるを以て移転を要求することを称し」と読むならば、その後に続く「此の相談を容れざれば協議整い難しと…」との理由を説明していると推測することも可能です。 「此の相談」の具体的な内容が「児女の遊歩するに危険なるを以て移転を要求すること」とするならば意味は通じます。 類似の事例として、河井継之助の日記『塵壺』に、「六ヶ敷」「八ヶ間敷」との記述かあったことを記憶しております。共に「難しき」「喧しき」と読みます。 音が同じだからとの理由で違う文字を宛てるケースは珍しいものでもありませんから。
お礼
度々の回答ありがとうございます。 参考にさせて戴きます。
- kine-ore
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この文章の流れから推して「徜す」は「党す」に通じ「与(くみ)する」意味を表しているように思われます。 …要求スル事ヲ<党(トウ)シ(=与(くみ)シ)>此相談ヲ容レサレバ… 当て推量でしかありませんが、この文章では偏や構えの違いがあまり意識されていないように思われます。 徜(ショウ)→倘(ショウ・トウ)→儻(トウ)→黨(トウ)→党(トウ) 徜徉(ショウヨウ)=倘徉(ショウヨウ)=逍遥 倘(トウ)若=儻(トウ)若(仮定を表す接続詞「もし」)
お礼
いつも回答ありがとうございます。 >倘(トウ)若=儻(トウ)若(仮定を表す接続詞「もし」) これかも知れませんね。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 >徜シ手 ヲ空フシテ進マスンハ こんな文章があるなら、「もし」と読むのが正しいのでしょうね。