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生物の質問です。
問題A 制限要素によるDNAの切断 (1)ある細菌のDNAは1×1の7乗個の塩基(5×10の6乗)塩基対からなる環状分子で構成する塩基ATGCの割合は等しく配列はランダムであるとする。 (2)制限要素xは、DNAのATTGC TAACGの塩基配列のみを認識して線のところで切断する。(1)の細菌のDNAを制限要素xで処理した場合、理論上(5000)個のDNA断片が出来ると推定される。 ただし、4の5乗=2の10乗≒10の3乗とする。 この問題で答えが(5×10の6乗)と(5000)の解説をお願いします。
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(1) 塩基2つで塩基対1つができるので、塩基が1×10の7乗個(10000000個)あれば塩基対が5×10の6乗個(5000000個)できます。 (2) 片方の鎖の塩基配列が決まれば、もう一方の鎖の塩基配列も決まるので、ここでは塩基対の数(5×10の6乗個)について考えます。 まず鎖の中の、ATTGC(TAACG)のような5つの塩基対の並びの数ですが、これは5×10の6乗÷5=10の6乗個となります。 次に鎖の切断部分の数を考えます。 鎖はATTGC(TAACG)があれば切断されます。 5つの塩基対の並び方は4×4×4×4×4=4の5乗通りなので(5つの枠への4種類の塩基の入り方を考える)、5塩基対の並びがATTGC(TAACG)となる確率は、4の5乗分の1≒10×3乗分の1となります。 上記のことをまとめると、10の6乗個ある5塩基の並びのうち、ATTGC(TAACG)は10の6乗×(10の3乗分の1)=10の3乗=1000個あることになります。 つまり、鎖のなかに切断部分が1000ヶ所あるということになります。 従って、繋がっている5×10の6乗個の塩基対が1000ヶ所で切断されて、5×10の6乗÷1000=5000個の塩基対が繋がったDNAの断片ができます。 この説明でどうでしょうか。