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エホバの証人に質問 国旗について

仮定の話として聞いてください。 ある国の独立記念日に、全ての店や、公の施設などに国旗を掲揚、または飾るなどが義務付けられていて、それをしないと高額の罰金が科せられる場合、 王国会館の中に、窓から見えるように国旗を飾ることはあり得ますか? その国では独立記念日は、正月や盆休み、クリスマスが一度に起きるほどの大イベントで、国全体がお祭り気分の日、として。 王国会館に普段国旗を飾るということは無いと思いますが、この独立記念日だけ、義務づけられているという場合です。

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回答No.1

エホバの証人の者です。 和を重んじる日本人としては、なるべく周りの人と足並みを揃えたいと思うのが本音で、私であればものすごい冷や汗をかくのは間違いない状況です。(笑) それで、聖書が国旗掲揚についてどう述べているかを調べてみました。 この論題で大切なのは、まず国旗や国旗掲揚にどのような意味があるかという点です。 市販の国語辞典をひくと、国旗は「その国を代表するしるし」や「国家を象徴する」意味があるようです。そして国旗掲揚は「国の象徴を尊いものとして敬う」行為です。 この「尊いものとして敬う」行為は、市販の国語辞典では「崇める」ことや「崇拝すること」と定義されています。 (参考goo辞書:http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/2283/m0u/) 実際、国旗掲揚はもともと国家崇拝と深く関係しているようです。ブリタニカ百科事典によれば、「初期の国旗は,ほとんど全く宗教的な性質のものであった。」そうです。 それで、国旗掲揚は国家に対する崇拝行為にあたると言えます。 では、聖書が崇拝行為について何と述べているかについて取り上げます。 出エジプト記20章2~3節 「わたしはあなたの神エホバ… あなたはわたしの顔に逆らって他のいかなるものをも神としてはならない。」 聖書中で出てくる神以外への崇拝行為を聖書は禁止しています。 ですが全てのエホバの証人は、ローマ人への手紙13章1節の「全ての魂は上位の権威に服しなさい」(市販の新約聖書では「人は皆、上にたつ権威に従うべきです」)というパウロの命令どおり、国家や上司など自分より権威ある者に従うことを求められています。 では、聖書の命令と権力者の命令がぶつかる場合はどうすればよいのでしょうか。 使徒たちの活動5章29節では布教活動を行ってはならないと命じたユダヤ人の最高法廷に対し、ペテロと使徒たちが「わたしたちは,[自分たちの]支配者として人間より神に従わねばなりません」と述べています。市販の新約聖書でも「人よりも神に従うべきです」と書かれており、クリスチャンの立場としては国の命令であっても聖書中の神以外への崇拝行為はできません。 それで、いかなる理由があろうと王国会館に国旗を掲げることは絶対にしないでしょう。もしくは、国旗を掲げてエホバの証人をやめることになります。 実はこのような事例はよくあるんです。例えば第二次世界大戦中にエホバの証人がナチスドイツに非協力的であったとして強制収容所送りになった話はウィキペディアにも載っていますが、戦後でもアメリカやカナダで刑務所送りになったエホバの証人が沢山いたそうです。現在でも国家崇拝への不参加を理由に投獄される事件はちらほら耳にしています。 と言うと、そこまでするのかとよく驚かれるのですが、そこまでするかどうかは個人の信仰の度合いの問題です。なんとなーくエホバの証人をやっている人は信者の立場を捨てますし、強い信念のある人は覚悟を決めています。そのような人はクリスチャンであることが人間としての一つの生き方であると考えています。

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