HP確認してみました。すいません、RAID0や1はできるんですね。
R640LとRR640Lとの明確な違いはRR640LはRAID5に対応していることですね。RAID5はパリティ計算が必要なチップが必要なので、当然処理能力も高く、高価なチップが必要になります。将来的にRAID5も使う可能性があるならRR640Lもいいかもしれません。
ただ、RAID0や1での利用はパリティ計算は必要ないのでどちらを買っても差はほとんどありません。安い方でもいいですが、アラームの出る出ないがあるなら、私は出る方(RR640L)を買います。故障しているのを見逃してどちらも壊れてはRAIDを構築する意味がないですからね。
さて、ハードウェアRAIDをしたいという事ですが、R640LもRR640LもFakeRAIDというソフトRAIDの仲間、というカードになります。RAIDには、処理方法として
・ソフトRAID(OSに標準搭載) :CPUでRAID処理を全部行う。
・FakeRAID(安価なRAIDカードやMB):簡易RAIDチップでCPUでのRAID処理を軽減する。
・ハードRAID(高価なRAIDカード) :RAID処理すべてをカード側で行う。
があり、FakeRAIDは通常、ソフトRAIDにカテゴライズ(全処理をカードで行えないので)されます(転送速度もCPUが早ければ差はありません)。
R640LやRR640LはFakeRAIDに属し、HighPointのハードRAIDカードは、RocketRAID3000シリーズ以降になります。
ハードRAIDとFakeRAIDは区別しづらいですが、わかりやすい区別の仕方としてはキャッシュが搭載されているかどうかですね(実際にはチップで決まるんですが、チップだけで判別するのは結構難しいというか調べるのがめんどくさいです)。
各RAIDの処理方法には各々に長短があり、予算抜きにしてもどれが一番とは言えません。LinuxやUNIXなんかはソフトRAIDの性能が高い為、業務向けでもソフトRAIDを使う場面(ハードRAIDやFakeRAIDと組み合わせる)ことは良くありますよ。
ちなみに、RAID1の場合、各処理方法での違いはCPUの負荷率ぐらいですね。多数のHDDを組んでのRAID0とかだとハードRAIDが早いですけど、2台のRAID1ならFakeRAIDで十分です。
お礼
わざわざ調べていただきありがとうございます。 R640LとRR640LどちらもFakeRAID(ソフトウェアRAID)だったのですね。 RAIDカード=ハードウェアRAIDと勘違いしていました。 今回はとても勉強になりました。 RR3000以降を調べてみたのですが、簡単に手を出せる価格ではないですね。 R640Lにアラーム機能が付いていればこちらにしましたが、今回はアラーム機能が付いているRR640Lにしようと思います。