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共産主義と社会主義との違いを教えて下さい!
無知なので共産主義と社会主義との違いを解りやすく教えて欲しいです。お願いします。私は違いが分りません。また資本主義は良いのでしょうか? まったくの一般市民です、専門の方御願いします。
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社会主義とは、私有財産制に基づく資本主義経済には問題があるので、国家によりそれをコントロールすべきだという政治思想です。 要するに、資本主義経済を野放しにしておくと、独占資本家が一般大衆(労働者)を搾取する結果になるから、国家が経済をコントロールしなくちゃいけないという考え方です。 社会主義思想というのはけっこう幅広いもので、いろんな人がいろんな主張を社会主義ということで唱えています。 極端な例では、昔のドイツのナチス(国家社会主義という意味らしい)なんていうのも、一応社会主義のうちです。 共産主義というのは、社会主義のなかでも、マルクス・エンゲルス・レーニンの思想に基づく政治思想を指す言葉です。 ・・・というのが普通の言葉の遣い方だと思いますが、マルクス・エンゲルスは社会主義・共産主義という言葉に別の定義を与えています。 共産主義の思想によれば、社会は資本主義⇒社会主義⇒共産主義と発展していくことになっています。 ここでいう社会主義とは「能力に応じて働き、労働に応じて分配する」という社会を言い、共産主義とは「能力に応じて働き、必要に応じて分配する」という社会を言います。 共産主義の人たちは、資本主義社会を暴力革命で打破してまず社会主義を実現し、それから社会の状況が整ったところで共産主義に移行するというのを、目標にしている(していた?)ようです。
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- GOLDMAN
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単純にいうなら、社会主義は50~90年代日本のあり方が社会主義といったほうがいいです。とにかく、平等みんな同じという日本人特有のムラ意識みたいの延長線上が社会主義と思っていただいていいかもしれないです。 共産主義は、全て国からの支給と思っていただければいいかと、いくら働いても働かなくてもみんな同じというやつです。 かなり、大雑把でいい加減ですので、適当に流してくださいね。
- Fuu1962
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以前にも回答したことがありました。 「生産手段の社会化」がキーワードとしましたが、そのこととは別に、それで「民主主義」や「人間の自由な発展」をどう保証できるかは不明です。 生産手段というのは、広辞苑を意訳すれば、土地や原材料などの労働対象と生産用具、生産用建物、交通・通信手段などの労働手段の両方のことです。 今でも「会社」ということで一定、社会化はされていますが、これも結局は個人の所有でしかありません。 日本における資本主義の創始期、明治政府は八幡製鉄所や、国鉄や電電公社など(これらはもっと後かな)をつくりましたが、やがて民営化しました。トヨタや日産も明治政府がつくってくれたら、おもしろかったのですが。 これら(今では大企業ですが)を国有とはいわなくても、なにか協同組合的な所有にしようというのが、社会主義・共産主義化といわれるものです。 元に戻すのでは芸がないので、新しいシステムが必要になるでしょう。 何か、難しいですねえ。 資本主義は何かということはおわかりでしょうけど、これがいいか悪いかを判断する基準もまた、「社会主義・共産主義」への展望を見いだせるかどうかにかかっていると思います。 そうでなければ、一般に「世間が悪い」といいます。 #わたしも一般市民です。