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芥川賞と直木賞受賞作のおすすめ作品
日本語を勉強中の中国人です。これまでの芥川賞と直木賞受賞作のなかでは、おすすめの作品を教えていただけないでしょうか。 また、質問文に不自然な表現がありましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
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awayuki_cnさん、こんにちは。 芥川賞のベスト3を 『月山』(gassan) 森 敦 『飼育』 大江健三郎 『限りなく透明に近いブルー』 村上龍 他に 『蛍川』 宮本 輝 『壁』 安部公房 『鍋の中』 村田喜代子 『豚の報い』 又吉栄喜 『きれぎれ』 町田 康 『アカシヤの大連』 清岡卓行 『自動起床装置』 辺見庸 などなど。 一般的に受賞作品よりもその後の作品のほうに優れたものが多くあります。これは新人賞のようなものですから。また上記の作品のタイプはバラバラです。読むにはそれなりの覚悟が必要なものもあります。ご注意を。 直木賞 『マークスの山』 高村 薫 『花まんま』 朱川湊人 『容疑者Xの献身』 東野圭吾 『高安犬物語』 戸川幸夫 『プラナリア』 山本文緒 『青玉獅子香炉』 陳 舜臣 直木賞はエンタテインメント作品に対する賞です。ですから、これは私の好み(笑) この賞の受賞者は、SFを除き、日本を代表する流行作家が網羅されていると言えます。ただし、村上春樹、吉本ばななは受賞していません。 文芸に国境はありませんね。日本語の勉強頑張ってください。 追伸 >これまでの芥川賞と直木賞受賞作のなかでは は は不要です。
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- reviewer
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中国人作家が日本語で書いた小説が芥川賞を受賞したことで話題になった作品で 楊逸 時が滲む朝 http://www.amazon.co.jp/dp/4167786028
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。楊逸の「時が滲む朝」は有名ですね。よろしければ、日本人作家の作品が希望です。現代日本語のリズム感をもっとつかみたいと思います。でも、とても参考になりました。
- dragon-man
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最近の芥川賞先品は日本語の勉強にはお奨めできません。現代日本の風俗や社会性を見るデータとしてはいいでしょうが、日本語として名文と呼べるような作品は少ないです。 もし日本語の勉強のために良い文章で書かれた文学作品をお読みになるなら、明治大正期の作品の方がいいです。特にお奨めなのは夏目漱石です。どの作品をとっても完成された日本語、名文です。現代日本語の基礎、日本語の教科書と言ってもいいくらいです。これらに較べて今の文学作品の文章はかなりレベルが落ちます。 実際、現代の言文一致体の日本語は、夏目漱石ら、その頃の作家達によって完成されました。それまでの日本語は言文一致体ではなく、あなたのお国の漢語がベースだったのです。法律や政府の通達など公文書はほとんど漢文で書かれていました。武士階級の手紙も漢文のものが少なくありませんでした。口語と文語もまったく別のものでした。 ご質問の日本語は完璧です。不自然な表現はありません。強いてあげれば「受賞作のなかでは、おすすめの作品」の部分です。これと「受賞作のなかで、おすすめの作品」の違いは意識されたものでしょうか。日本語の意味としては少し違ったものになります。もし意識してこの質問を書かれたのなら、私の回答は間違いというか見当はずれです。
お礼
ご丁寧に教えていただきありがとうございます。現代日本語のリズムにもっと馴染みたいと思うので、現代の優れた作品を探しているわけです。夏目漱石の作品もぜひ読んでみたいと思います。質問文の添削にも感謝いたします。今後気をつけます。がんばります。
お礼
ご親切に教えていただきありがとうございます。いろいろな作品を薦めてくださり、大変参考になりました。ぜひ読んでみたいと思います。現代の文体にもっと馴染みたいと思います。質問文の添削にも感謝いたします。これから気をつけます。がんばります。