- ベストアンサー
ダイヤモンドとグラファイトの平衡圧力を求める
- 本問題では、ダイヤモンドとグラファイトの平衡圧力を求める問題です。
- ダイヤモンドとグラファイトの性質と密度をもとに、モルギブスエネルギーの差と平衡圧力を計算します。
- 炭素の原子量を用いて問題を解くため、原子量の重要性も説明します。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
>(2)は (∂ΔG/∂P)_T = ΔV この式をどう運用したらいいのかわかりません。 (∂ΔG/∂P)_T とΔVとΔGをPの関数と考えて、両辺をPで積分します。 ∫(∂ΔG/∂P)_T dP = ∫ΔV dP 左辺は、置換積分の公式より ∫(∂ΔG/∂P)_T dP = ∫dΔG = ΔG(Pf) - ΔG(Pi) となります。ここでPの積分範囲をPiからPfまでとしました。 右辺は、ΔVが圧力Pに依存しないのですから、ΔVを積分の外に出すことができて ∫ΔV dP = ΔV∫dP = (Pf - Pi)×ΔV となります。 結局、(∂ΔG/∂P)_T = ΔV から ΔG(Pf) - ΔG(Pi) = (Pf - Pi)×ΔV …… (式1) という関係があることが分かりました。 Pfをダイヤモンドとグラファイトが平衡にある圧力とすればΔG(Pf)=0となりますから、(式1)の未知数はPfだけになります。ですので、(式1)をPfについて解くと答えが求まります。 がんばって下さい。
その他の回答 (2)
- 101325
- ベストアンサー率80% (495/617)
> (2)をもう少し具体的に教えて頂けないでしょうか? 何が分からないのかが分からないのでアドバイスができません。 何が分からないのかをもう少し具体的に教えて下さい。 あるいは、間違っていても構いませんから、とりあえず解けたところまでをこの回答の補足欄に書いて下さい。
補足
(1)は教えて頂いてできました。 (2)は (∂ΔG/∂P)_T = ΔV この式をどう運用したらいいのかわかりません。
- 101325
- ベストアンサー率80% (495/617)
(1) ギブズエネルギーの定義式 G = H - TS を思い出せば、298K, 10^5 Pa におけるギブズエネルギー差ΔGは、298K, 10^5 Pa におけるモルエンタルピー差ΔHと298K, 10^5 Pa におけるモルエントロピー差ΔSから求められることが分かります。問題文に与えられているエンタルピーとエントロピーは、298K, 10^5 Pa における値である、と考えていいです。 (2) 熱力学の基本的な関係式 dU = TdS - PdV と エンタルピーの定義式 H = U + PV とギブズエネルギーの定義式 G = H - TS から、 dG = -SdT + VdP という関係式を導くことができます。この式から、温度一定のときのΔGの圧力依存性は (∂ΔG/∂P)_T = ΔV となることが分かります。さらに、両相のモル体積が圧力を変えても変化しないと考えてよいなら、ΔGは圧力Pの一次関数になります。 ダイヤモンドとグラファイトが平衡にあるならばΔG=0になりますから、あとはΔG=0となるPを、298K, 10^5 Pa におけるΔGとモル体積差ΔVから求めるだけです。炭素の原子量は、両相の密度からΔVを求めるときに使います。
補足
解答ありがとうございます! (2)をもう少し具体的に教えて頂けないでしょうか?
お礼
できました!!!!最後まで丁寧にありがとうございました!!!!