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ワ行五段活用の未然形
ワ行五段活用の未然形が、オになるのは何故ですか。 例えば、笑をうではなくて、笑おう
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これには音の変化と、書き方の変化が関わっています。 1。 下記によると鎌倉時代に「わ」を除いてワ行とア行が同じになる、言い換えれば a という母音の前以外に、w は存在しないと言う変化が起こります。 http://www32.ocn.ne.jp/~gaido/kana/eatin8.htm したがって「笑をう」と「笑おう」の発音が同じになります。 2。20世紀になって、下記の現代仮名遣いの規則に「助詞の「を」は「を」と書く」とあります。 http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/k19860701001/k19860701001.html 言い換えれば、昭和の現代仮名遣いで、助詞でない「を」は鎌倉時代の音韻変化を反映して「お」と書くことになります。 このため、1946年以降「笑おう」と書くことになった訳です。
お礼
まさかこんなに丁寧に答えて頂けるなんて思っておりませんでした。ありがとうございましたm(_ _)m