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論理とは何か?- 正解を導くための公式ではない?
- 論理とは、正しい前提を重ねて正解を導くものではなく、状況に応じて正しいパターンを選択し、説明の流れを構築するものである。
- 論理は情報の足りない状況でも正確な解を導き出し、他の人に納得させることができる。
- 曖昧な世の中でも全てのパターンを把握し使い分けることで、正しい解を導くことができる。
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>「前提が足りていなくても、論理が正確であれば正解が導き出されるもの」 そんな都合のいい論理はありえません。前提というか,判断材料がなければ正しい答えは導き出せません。 1+○=? と問われても○がわからなければ答えようがありません。 >だってそうでないと、世の中というのは曖昧なことばかりで説明ができません。 数学ならともかく現実世界においては誰も完全な正解や真実なんてわかりませんし,それを実行することもできません。それは人間の能力を超えています。足りない前提や正確性を経験や知識,理論,論理的思考などから補い,現実的に信頼できる範囲での正確性を伴った答えを類推しているだけにすぎません。 「可能な限り正しいと思われる前提を設定したうえで論理的に考えたこの答えは恐らく正しいだろう」とみなしているだけです。 >なのに、立派な大人たちは曖昧な世の中を前提とした上で説得力のある言葉をぶつけてきます。 説得力がある(正しいような気がする)というのと本当に正しいというのは別です。アドルフ・ヒトラーの演説を聞いた昔のドイツ人の多くは「なんと説得力のある演説だろう!」とヒトラーの言葉を信じましたが,結果はご存じのとおりです。 また,経験を積んだ人間であれば真実や完璧な正解ではないにせよ,現実的に信頼のおける程度に正確性のある答えを導くことは可能です。そうした経験を積んだ人間の言葉は,絶対正しいとは限らないがそれなりに正解である可能性が高いので信頼がおけると判断は可能です。 まあ,専門家がとんでもないミスをするなんてことも世の中にはそれなりにあるのですが。
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- alphaXXX
- ベストアンサー率40% (108/264)
>たとえば、阪神の鳥谷がメジャーに行ったとしたら通用するかどうか、という問題があったとします。 >実際の正解は、鳥谷自身が実際にメジャーに行かないとわかりません。 >ですが、鳥谷のプレースタイル、成績、能力等を加味した上で、過去のメジャー選手のデータ等から内野手の成功条件等を考えれば、限りなく正解に近い予想はできるだろう、 >そしてそれは現時点で最も正解に近い回答として説得力を持つのではないか、と思うのです。 >このように、直結する確かな前提が足りなくても、問題に関連した遠回りな前提に複数の論理パターンを当てはめ、全体的な論理を構築することは可能なのではないでしょうか? それは可能です。世の中のほぼ全ての人が日常的にそれを行っています。 ただしそれは正解を導き出すものではなく,正解を類推している,というのが正しいかと思います。
お礼
説得力があるのと、正解とはまた別の問題なのですね。 ありがとうございました。
- osirinkoo
- ベストアンサー率16% (1/6)
論理どうこうの以前に、もうちょい経験重ねてからにしたらどうだい? あえて補足してやるが、 情報が不足していれば、確率の高い結論は導かれない。 そもそも真実の情報を掴むことが、最も重要なのだから。 また、確率の高い結論を出すには、経験が必要になる。 机上の計算は正解が出るが、現実のモノゴトには正解はない。 そして机上の情報は真実ではない情報が多い。 だから実学の欠けた連中が哲学語りたがるが、それらが如何に薄っぺらいか。 実学を積み、人間の原理の理解を深めた上で、論理的なアプローチを学びなさい。
お礼
それはその通りだと思います。 先に補足した「状況の読み違え」や「論理パターンの選択ミス」も、本人の不見識によって起こるもので、見識を広げるなら深い実経験が一番重要なのは間違いないと思います。
- kurinal
- ベストアンサー率10% (128/1195)
こんばんは。 世の中に「100%正しい」というのは、数学の公式くらいのもので、あとは「確からしさ」の問題、、、 なので、ある程度の「確からしさ」を獲得した言葉は説得力がある、のです。 月並みな説明で申し訳ありませんが、例えば、「太陽は東から昇る」を前提に論理を積み重ねても、ある日、太陽が東から昇らない日が来ないとも限らない。 さらに例えば、パソコンの演算能力がいかに素晴らしくても、前提を間違ってインプットしてしまえば解答も間違ったものになる。 法律問題も行き着くところ、「個別具体的に」と言うしかないのかな、とか。
お礼
まあ、それはそうですね。「過去にその例が無いからおそらく正しい」という前提でしか無い、という意味では、現実自体が曖昧なものなのかも知れません。
- notnot
- ベストアンサー率47% (4900/10359)
情報が足りない状況で正解を導くのは、論理ではありません。 直感とか、経験です。 >立派な大人たちは曖昧な世の中を前提とした上で説得力のある言葉をぶつけてきます。 経験があるからでしょう。あるいは頭が良いか。
お礼
うーむ。経験もまた、データの一つだと思うのですが。明文化が難しいだけであって。
お礼
皆さんありがとうございました。それぞれ参考になりました。
補足
ありがとうございます。お説は全てごもっともだと思います。 ええと、私自身もまだ説明しきれない部分が多いのですが、 「前提が足りていなくても」というのは、もっと正確に言うと、「直結する前提が足りなくても」だと思うのです。 たとえば、阪神の鳥谷がメジャーに行ったとしたら通用するかどうか、という問題があったとします。 実際の正解は、鳥谷自身が実際にメジャーに行かないとわかりません。 ですが、鳥谷のプレースタイル、成績、能力等を加味した上で、過去のメジャー選手のデータ等から内野手の成功条件等を考えれば、限りなく正解に近い予想はできるだろう、 そしてそれは現時点で最も正解に近い回答として説得力を持つのではないか、と思うのです。 このように、直結する確かな前提が足りなくても、問題に関連した遠回りな前提に複数の論理パターンを当てはめ、全体的な論理を構築することは可能なのではないでしょうか? (このように、と言いつつ、上手く説明できた気がしないのですが) >説得力がある(正しいような気がする)というのと本当に正しいというのは別です。 この手の説得力というのは、あえて都合の悪い前提を隠して、あたかも正確な論理であるかのように偽装しているケースもありますよね……いや、ヒトラーがどうだったかはわかりませんが。