• ベストアンサー

IBMとマイクロソフト

toysmithの回答

  • toysmith
  • ベストアンサー率37% (570/1525)
回答No.3

1970年代までのコンピュータは大型汎用コンピュータ全盛でした。 IBMは大型汎用コンピュータの大ヒット商品360とその後継機370によって巨大なシェアを得ました。 質問分にあるM-190は370の互換機だったと記憶しています。 そして、M-190を含むMシリーズを生産していたのが富士通と日立です。 この時代は大型汎用コンピュータが仕事を一手に引き受け、ユーザは端末と呼ばれるモニタ+キーボードで大型汎用コンピュータを操作していました。 端末はコンピュータですが、単体の処理能力が低いため、操作対象は大型汎用コンピュータです。 大型汎用コンピュータのメーカーは自社のコンピュータに接続するための端末を発売していました。 IBMなら3270、富士通なら6650という標準端末があったために、IBMの大型汎用コンピュータを作用しているオフィスには3270が大量に納入されていました。 1980年代に2つの革命が起きました。 「パーソナルコンピュータの登場」と「クライアントサーバーコンピューティング」です。 初期のパーソナルコンピュータは基幹業務に使用するには安定度が低すぎたのですが、「大型コンピュータの操作しか出来ない」端末を置き換えるには十分な能力を持っていました。 端末機能は「ターミナルエミュレータ」というソフトに置き換えられ、パソコンで動作します。 初期のIBM-PCにはキー操作ひとつで3270端末のターミナルエミュレータが起動する機能を持っていたため、巷の3270端末は早急にIBM-PCに置き換わっていきました。 IBM-PCはOSにマイクロソフト、CPUにインテルを使っていました。 一方、大学や研究所ではUNIXを使用したクライアントサーバーコンピューティング研究が盛んに行われ、実用化段階に移行していきます。 大型汎用機に縛られてメーカー(=IBM)都合に振り回される時代が終わりを告げ、サーバー機やワークステーションで構成された分散ネットワークによるオープンなコンピューティングが実現され始めました。 1990年代に入るとワークステーションと言う概念は32ビットパソコンに置き換えられました。 パソコンとサーバー機(これもPCサーバーだったりする)によるクライアントサーバーコンピューティングが一般化し、基幹業務すらこなせるようになります。 ここで、ダウンサイジングが実現可能な上級が生まれます。 細かいことを言うとAppleの衝撃(Appleの発売とMacintoshの登場)とかワークステーション業界の攻防(DEC,HPなど)が加わって小説的に面白くなるんですけど…。 結局、大型汎用コンピュータのメーカーたちはパソコンを「端末に代わるモノ」としか認識していなかったため、パソコン開発の主導をマイクロソフトとインテルに奪われてしまったのです。 1970年代には「パソコンで業務が動く」なんて考えられなかったんです。 わざとキーワードだらけの文章を書いてみました。 色々検索してみたら面白いと思います。

piyora
質問者

お礼

こんばんわ。回答ありがとうございます。 1980年代に入って事態は激変したのですね。 私が参考にした本は、IBM全盛時代のものと、マイクロソフト時代に入ってからのもので、そこの変化の部分がすっぽり抜けていたようです。 一番重要なところなのに・・。 色々な文献を読んでいると、コンピュータ開発に懸けた色々な人の情熱やエピソードが大変面白いと思いました。 事実は小説より奇なり、ですね。 コンピュータに詳しい人が読むときっともっと面白いんでしょうね。 私には覚える事が多すぎて目がまわりそうですけど・・(笑)。 兎に角、とても詳しいご説明、大変参考になりました。 教えていただいたキーワードで色々調べてみます。 ありがとうございました☆

関連するQ&A

  • IBMとNEC・日立・富士通の関係

    日本電気・日立製作所・富士通はIBMに似たような製品を作っています。 どのような関係があるのでしょうか? 競合関係ですか?それとも主従関係でしょうか?

  • マイクロソフトはユダヤ企業ですか

    安価なコンピュータで日本に浸透したマイクロソフトの製品ですが 実態についてはあまり情報が無いように思えます。 あるページでマイクロソフトが軍の援助を行っている というような内容を読みましたが、実際のところどうなのでしょう。 マイクロソフト社はユダヤの会社なんですか。

  • 外資系のアップル社や、マイクロソフト、IBMなどに就職を考えています.

    外資系のアップル社や、マイクロソフト、IBMなどに就職を考えています. 周りに同じようなことを考えている人がいないのと、ネットなどを見ても、外資系のエントリー時期や就職のあれこれなどがよくわかりません。 あとアップル社について教えてください。アップル社はアップルジャパンが子会社として日本にありますが、これはiPodなどの製品の開発などは行わず、ただ日本のマーケットとしてビジネスを行っている会社なのでしょうか。 現在は、東大工学部の電気電子系4年に在籍していて、大学院修士まで考えています。

  • マイクロソフトのサポート

    XBOX360や、Windows、Officeのトラブルシューティングや技術サポートは有料でしょうか。 ソニーだとVAIOの場合は2年目以降一件2100円だそうです。富士通も有料で、NECは無料です。 マイクロソフトは一件4200円だという話を聞きました。高い気がするんですが、正しいでしょうか。 今使っているPCはマウスコンピューターと東芝ですが、いずれも無料です。

  • IBM 9516-B24のドライバについて

    先日某オークションにて、IBM 9516-B24 TFT液晶 フラットパネルディスプレイを購入したのですが、画像が液晶らしからぬ写りをするのです。確認したところディスプレイドライバが9516-B24用のがどこにもないのです。IBMのHP、マイクロソフトのサイト両方検索しても出てきません。型番でグローバルに検索してもドライバには引っかかりませんでした。メーカーのサイトで無いのですから、なにかしら互換ドライバを使わなければいけないのでしょうか?今現状は、9514-B TFT Panel というWinにあったドライバで、16.1inchの画面の中で、14inchのサイズで使用しております。どなたかフルサイズで使用する術をご存知ありませんか?互換ドライバなどあるのでしょうか?教えてくださぁ~い!?

  • アップル社のOSとマイクロソフト社のVISTAの比較

    WINDOWS VISTAがコンシューマー向けに発売されますが、アップル社の最新のOSはVISTAと比べてどうなんでしょうか? アップル社は市場打破とシェア拡大のために、マイクロソフト社より安定した、もっと便利なOSは作れないのですか? ど素人の質問ですがよろしくお願いします。

  • マイクロソフトで使う言語

    コンピュータに関して、無知な私に分かりやすく説明していただけるとありがたいです。 お願いします。 現在海外在住です。日本への転勤が決まり、こちらで使っているパソコンを日本に持って行こうと思っていた所、運悪く(?)運良く(?)パソコンが完全に壊れ、新しいのを買う事になりました。 そこで質問です。 ワードやエクセルを英語で使用しています。 日本でパソコンを購入して、ワードやエクセルを英語表示に変える事はできますか? マイクロソフトだけでなく、windows全部が英語に変わってもかまいません。 それとも英語で使用したいのであれば、こちらで購入して、日本に持ち帰る方がいいでしょうか? 過去の質問等読んだのですが、少し情報が古く、コンピュータに関しては日々進歩しているようなので、質問させていただきます。 またコンピュータに関して本当に無知で上手く説明できないのが恥ずかしいのですが、エクセルのメニューの表示方法(?)が昔のと最近のでは違いますよね? 最近っていってももう5年以上たつとは思うのですが、いまだに旧表示に慣れていてなかなか新しいものを使いこなす事ができません。 新しいものに慣れるのが一番だとは思うのですが、新しい(windowsが入っている)パソコンを購入した場合、もちろん新しい表示になりますよね? これを旧表示に変える方法なんかはあるのでしょうか?それとも慣れるしかないのでしょうか? 教えていただけると幸いです。とにかく、コンピュータに関して無知な為、専門用語を使わず、分かりやすく教えていただけるとうれしいです。 よろしくお願いします。

  • Linuxのプレゼンテーションソフト

    redhatLinux7.1を使っています。 フリーでマイクロソフトのPowerPointと互換があり、 日本語版のLinuxのプレゼンテーションソフトを探しています。 何かいいソフトを知っていたら教えてください。 お願いします。

  • スマホアプリのLINEはなぜ「日本の成果」?

    LINEは「日本の成果」だといって喜んで報道してるマスコミが多いですが、いつも疑問を持っています(「日本発」という事実があったのは認めます)。 LINEを提供しているNHN Japanは韓国のNHNの子会社ですよね。 日本IBMとIBMとの関係、日本マイクロソフトと米国マイクロソフト本社の関係などと同じですよね。 とすると、いくらNHN Japnの日本人社員たちが考えて始めた(だから「日本発」だ)と威張ったところで、いつでも、韓国のNHNの本社がその成果(知的財産権などの事業に関する全ての権利)はウチのものだといって、事業部所を韓国にもっていけばそれまでではないのですか? それとも、NHN Japanにだけは、日本IBMや日本マイクロソフトなどの「単なる出先機関」とは違う、何か特別な力があるのでしょうか?

  • 海外で使われている会計ソフト

    日本での”弥生”、米国での”QuickBooks"のような、 定番の会計ソフトは、どこの国にもあるのでしょうか。 できれば、外国での国別の会計ソフトの市場シェアの詳細が、 日系企業と外国企業それぞれ分かればベストなのですが。 私の知り合いは、これを使っていると言うのでも構いません。 ご回答お待ちしています。