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厚生年金基金について
先日、厚生年金基金は廃止方向のニュースもあったが、その後アベノミックスで廃止の理由となる経済要素も結構変わったので、今はどういう状況でしょうか? 廃止するかどうか、将来の見込みは? 廃止だと、過去払った掛け金は返金と、今後の厚生年金基金部分の年金(企業年金?)もないですね? 逆に、廃止しないと、この厚生年金基金部分の年金、退職かつ60歳過ぎると、貰えるですね? 経験者もしくは専門家に聞きます。
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まだ結論は出ていません。 厚生年金基金が廃止になるというのは制度を廃止するという事で、制度が廃止ることになれば厚生年金基金は代行返上するか解散するという事を強制されるのです。 これまでも代行返上や解散で止めてしまった厚生年金基金は多く、現在はひところの1/3くらいの基金しか残っていません。つまり、多くの厚生年金基金はすでにこの制度から逃げ去っているのです。 代行返上ですと代行年金は厚生年金に戻り、残りの資産は企業年金基金として残るか別の企業年に移ります。 解散ですと代行年金部分は企業年金連合会に移りそこから貰う年金になります。残りの資産も企業年金連合会に移るか別の企業年(確定拠出年金など)に移ります。 すでに代行返上したり解散したりした基金はそうして資産を保全したのです。 今残っている厚生年金基金の問題は、損失が膨らんで自主的に代行返上も解散もできない、という基金が多いことです(代行返上や解散の機会を逃した)。 そういう基金は基金を存続しても破綻に向かうだけ、かといって制度が廃止されたら戻るお金も年金の支給額も減る・・・というどん詰まりの状態なのです。これをどう解決するかなのです。