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労災適用のケースについて
- 労災適用のケースについて質問です。
- 社内の環境や体調により労災が適用される可能性があるか知りたいです。
- 労災の適用条件やケースについて教えてください。
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質問者が選んだベストアンサー
近時、過重労働による精神的ストレスに起因する種種の病気が多くなり、労災認定も緩やかにされている傾向があります。だと言って、なんでも認定されるわけではありません。 ご質問のような病気は認定の要件が明確ではない場合が多く、係争も絶えません。 労災適用の基本的な要件は、疾病と業務との因果関係があることです。因果関係は、業務遂行性と業務起因性の有無で判断します。その判断は労働基準監督署(長)の権限です。医者や会社や本人ではありません。また、本人が「証明」することは不可能ですし、しても何ら意味はありません。ましてや、当サイトの「知見のある方」ではありません。ただし、本人の事実関係の申し出や医者の意見は参考にします。 そして、監督署の判断に不満があれば不服審査請求へと進み、なお認定がなされず不服ならば裁判所への提訴となります。最終的には裁判官の判断です。 以上、堅いことをいいましたが一般原則です。これを前提に以下を参考にして下さい。 因果関係の前者は要するに仕事中に疾病が発せしたこと、後者はその疾病が仕事に原因があることです。当然のことですが、質問のケースでは仕事中に発生することは必ずしも絶対ではありません。 仕事の関係は、何で判断するか。これが問題です。 仕事の内容、密度、職場の環境や人間関係、同じ職場の同僚の状況、これらでストレスが発生する要素がどの程度あるかです。中でも一番重要視されるのは、労働時間数で時間外労働の状況です。客観的な事実証明はこれが最も確実ですからね。 そして、私生活の実態、過去の病歴、検診の結果や家族の状況、遺伝的要素等で仕事以外でのストレスの発生要素を調べます。 これらから総合的に判断し、貴殿の病気がどの程度仕事に原因があるかで、労災認定の可否が決まります。まあ、40%あれば認定されるでしょう。 とういことで、なにはともあれ、監督署に労災補償の支給請求すことから始めます。時効が2年ですから気をつけてください。 請求するときに、上記のことがわかるような書類を付ければいいですね。特に残業時間が必ずはっきりさせねばなりません。初診じから遡って6ヶ月の時間数です。タイムカードがあれば会社に出してもらいましょう。なければ自己申告や同僚の証言等ですね。家族による帰宅時間の申告でもいいでしょう。 いずれにせよ、会社と同僚の協力は求めねばなりません。もっとも、会社はいたがりますがね。 監督署では、貴殿の申出や関係書類、会社や同僚、あるいは家族からの事情聴取に努めます。そして、上記の因果関係の有無や程度を判断して労災認定の可否を決めます。 質問のようなケーでは、各事案により関係する事実関係は千差萬別です。簡単にあるいは単純に安易に結論は出せません。監督署も相当な時間をかけて調査します。長期戦になりますからその覚悟が必要です。 以上の流れです。まずは労働基準監督署で相談されることを勧めます。頑張って下さい。
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- life2_001
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まず労災適応になるには仕事が条件ですよね。 ただ仕事中であったとしても今回の場合その急性低音域感音難聴が仕事が原因なのかどうかをきちんと証明できるかできないかで決まってきます。 ストレスは仕事だけでなく日常でも知らず知らずのうちにたまります。 そのためストレスが原因となった場合、そのストレスがとれだけのストレスが仕事が原因かなのかを立証しなければなりませんので。 そして急性低音域感音難聴はただ疲労やストレスがあるときになることが多いという事だけで未だに本当の原因は解明できていない病気です。 ただ医学的に言えばそのようなストレスがたまった時にでる事が多いと言うことだけのものなのが必ずしも仕事のストレスがすべての原因とは判断できないのがこの病気ですから労災認定は難しいと思います。
お礼
感音難聴は原因不明であり、かつよくあると病院でも伺いました。聴力を失うまで至らなかっただけでも良かったようです。 なかなかこの程度ですと判断は難しいということですね。参考になりました。ありがとうございます。
お礼
ご丁寧な回答ありがとうございました。特に今から行動を起こそうとしているわけではありませんでしたので、その点は問題ありません。 もやっと仕事のせいだろう、という程度ではなかなか難しいということですね。病気になった直後に周りからの証言などを得、適切に申請をすれば認められる可能性もあるという旨、理解しました。 ただ、実際そこに勤めているとそれをするのも難しそうですね。通勤途中の怪我などでは比較的容易に適用される割に、こういった因果関係がわかりにくく、より深刻な内容の方が認定難しいというのも、労働者としては苦しいですね。 参考になりました。ありがとうございました。