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5x5行列対角化

5次正方行列 A= 1 | -1 | 1 | 1 | -1 1 | 3 | -2 | -2 | 2 -1 | -1 | 0 | 0 | 1 -1 | -1 | -2 | 2 | 1 -2 | -2 | -4 | 0 | 4 固有値=2(五重根) ジョルダン標準形に変換する行列Pを求めて下さい。 J=P^(-1)AP にするPです。

質問者が選んだベストアンサー

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  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.11

(ここから本題) 次に、変換行列を求める。 P の第 j 列を p_j と置き、高次の Jordan胞に対応する p_j から順に求めてゆく。 (今回は、J(3,2) に対応する p_1, p_2, p_3 から。) PJ = AP を睨んで、 A p_1 = 2 p_1, A p_2 = 2 p_2 + p_1, A p_3 = 2 p_3 + p_2 を解くのだが、(前の話題の如く、) p_1 から求めるよりも、p_3 から求めたほうが楽と思う。 (A-2E)^3 p_3 = 0 から解いてゆくことになるが、 Ker (A-2E)^3 は全空間なので、これは解くまでもない。 ただし、p_1 ≠ 0 でなくはならないので、 Ker (A-2E)^3 の基底の中から、(A-2E)^2 p_3 ≠ 0 であるものを選ぶ。 Ker (A-2E)^3 の基底として標準基底をとり、基底ベクトルを順に試す。 すると、(1,0,0,0,0)^t, (0,1,0,0,0)^t はダメで、( ^t は転置を表す。) p_3 = (0,0,1,0,0)^t なら (A-2E)^2 p_3 ≠ 0 になることが見つかる。 一個見つかれば十分なのだが、(0,0,0,1,0)^t, (0,1,0,0,1)^t や それらの一次結合も p_3 として使える。(そこまで調べる必要もないが。) p_3 を決めれば、後は、先の方程式により、 p_2 = (A-2E) p_3, p_1 = (A-2E) p_2 から p_1, p_2 が決まる。 p_2 = (1,-2,-2,-2,-4)^t, p_1 = (1,-1,1,1,2)^t となる。 J(2,2) に対する p_4, p_5 も、 A p_4 = 2 p_4, A p_5 = 2 p_5 + p_4 を解いて p_5 から決めてゆけばよい。 ここでも、p_4 ≠ 0 に注意して、(A-2E) p_5 ≠ 0 であるものを選ぶ。 また、{ p_2, p_5 } が一次独立であるように選ぶ必要がある。 (A-2E)^2 x = 0 を掃き出し法で解くと、Ker (A-2E)^2 の基底として { (1,0,0,0,0)^t, (0,1,0,0,0)^t, (0,0,1,0,1)^t, (0,0,0,1,1)^t } が見つかる。 順に (A-2E) x ≠ 0 かどうか試すと、今回は四本とも ok である。 (もとの A によっては、ここでダメなベクトルが出る可能性がある。) ok なベクトルの中から、p_2 と独立なものを J(2,2) の個数だけ選べばよい。 p_5 = (1,0,0,0,0)^t を選ぶことにする。(これも、他のベクトルでもよい。) p_5 を決めれば、後は p_4 = (A-2E) p_5 によって p_4 が決まる。 p_4 = (-1,1,-1,-1,-2) となる。 以上より、P の一例として、 P =     1    1    0    -1    1     -1    -2    0    1    0     1    -2    1    -1    0     1    -2    0    -1    0     2    -4    0    -2    0 が見つかった。 --------------------------------------------------------------------- 各 Jordan胞に対応する P の列の中で右端のもの( 今回の p_3, p_5 ) を決めるとき自由度があるために、変換行列 P は無数にあります。 一例求めれば、用は足りるのですが。

その他の回答 (10)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.10

固有値 s とその重複度 r の各組について、以下の操作を行う。 ( 今回は、(s,r) = (2,5) の一組だけである。) まず、(A-sE)^k, k=1,2,…,r を計算し、 各 dim Ker (A-sE)^k を求める。 A-2E =     -1    -1    1    1    -1     1    1    -2    -2    2     -1    -1    -2    0    1     -1    -1    -2    0    1     -2    -2    -4    0    2 第 3 行で第 1 列を掃き出す。 第 1 行で第 4 列を掃き出す。     0    0    3    1    -2     0    0    2    0    -1     -1    -1    -2    0    1     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0 rank (A-2E) = 3 より、dim Ker (A-2E) = 2。 (A-2E)^2 =     0    0    1    1    -1     0    0    -1    -1    1     0    0    1    1    -1     0    0    1    1    -1     0    0    2    2    -2 第 1 行で第 3 列を掃き出す。     0    0    1    1    -1     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0 rank (A-2E)^2 = 1 より、dim Ker (A-2E)^2 = 4。 (A-2E)^3 =     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0     0    0    0    0    0 rank (A-2E)^3 = 0 より、dim Ker (A-2E)^3 = 5。 k≧4 は、(A-2E)^k = O なので、省略。 dim Ker (A-sE)^k - dim Ker (A-sE)^(k-1) が k 次以上の Jordan胞の個数を表すから、 今回の場合… 1 次以上の Jordan胞 2-0 個、 2 次以上の Jordan胞 4-2 個、 3 次以上の Jordan胞 5-4 個、 4 次以上の Jordan胞 5-5 個。 よって、J ~ J(3,2) + J(2,2) と判る。 ------------------------------------------------------------- ここで求めた各 (A-sE)^k は、以下でも使います。 (まだ続く)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.9

話がゴチャゴチャしてきたので、解法の確認を兼ねて 通しで計算してみました。 A =     1    -1    1    1    -1     1    3    -2    -2    2     -1    -1    0    0    1     -1    -1    -2    2    1     -2    -2    -4    0    4 行列 A の Jordan標準形を求めます。 変換行列 P ( J = (P^-1)AP が Jordan形となる P のこと)も。 --------------------------------------------------------------------- 最初に、A の固有値を求める。(単位行列を E とする。) det (A-sE) を計算し、s の方程式 det (A-sE) = 0 を解く。 行列 A-sE に対して… 第 5 行から第 4 行×2 を引く。 第 4 列に第 5 列×2 を足す。 第 5 行で余因子展開する。 第 4 行から第 3 行を引く。 第 3 列に第 4 列を足す。 第 4 行で余因子展開する。 第 3 列で余因子展開する。 以上の操作で、det (A-sE) = (2-s)^5 と判る。 A の固有値は、s = 2 が 5 重根である。 (続く)

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.8

ごめん。検算は、してません。 p3 は、p1 が 0 にならないもの を選べば十分なはずだけど。

eieitaro
質問者

補足

確認ですが、 J=J(2,3)+J(2,2) つまり、 [2 1 0 0 0] [0 2 1 0 0] [0 0 2 0 0] [0 0 0 2 1] [0 0 0 0 2] という形に変換したかったら、 P= [p1 p2 p3 q1 q2] とすると、 最初にp3を適当に定めて、 p2=(A-2E)p3 p1=(A-2E)^2•p3 (p1≠0にならないように) 決めれば、p3は何でもいいんですよね。 なぜなら、任意のp3に対して、常に (A-2E)^3•p3=0が成り立つから。 ところがq1とq2は、 (A-2E)q1=0 (A-2E)q2=q1 を満たしてなければいけないから、 最初にq2を適当に選んでも、 (A-2E)^2•q2=0になるとは限らないから、 順序としては、 (A-2E)^2•q2=0という条件でq2を選らんでから q1=(A-2E)q2を計算するというやり方で間違いないでしょうか? p1とq1は、

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.7

NO.6の補足のPでP^-1APをmaximaで計算してみたがどちらのPを使ってもP^-1AP=Jとなっている.

eieitaro
質問者

お礼

計算ミスでした。 2つとも、Jに変換できました。

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.6

その手順は、貴方の以前の質問に回答した後、 反省して訂正したと思うけど… (A No.5 の文面は、読みました?) p1 から先にて決めてしまうと、一次方程式 (A-2E)p2=p1 や (A-2E)p3=p2 が解なしのとき、 さかのぼって p1 から決め直さねばならず、 そこの処理が大変な手間です。 (できないこともないが、作業量がメチャ多い。) むしろ (A-2E)^3 p3 = 0 を解いて p3 を決め、 p2 = (A-2E)p3, p1 = (A-2E)p2 と構成 したほうが、一本道で簡単です。 J(2,2) についても、まず (A-2E)^2 q2 = 0 を 解いて q2 を決め、q1 = (A-2E)q2 とします。 q2 を決めるとき、先に得られている p2 を用いて、 { p2, q2 } が Ker(A-2E)^2 の基底になる ように q2 を選ぶのですが、一次方程式 (A-2E)^2 x = 0 を普通に解くと、 p2 との関係が不明な基底 { u,v } が得られるので、 { u,v } と p2 から q2 を構成する手順が要ります。

eieitaro
質問者

補足

やっぱりそうですね。実際に以下のようにやったら、途中で挫折しました。 Ker(A-2E)= {t(1,-1,0,0,0)+s(0,0,1,1,2)|t,s,∈R} だったので、 p1=(0,0,1,1,2) q1=(1,-1,0,0,0) として、p2、p3を求めようとしても上手く定まりませんでした。 そこで、p3=(1,0,1,0,0,)と決めて、 p2=(A-2E)p3=(0,-1,-3,-3,-6) p1=(A-2E)^2•p3=(1,-1,1,1,2) q2=(1,-2,1,0,1) q1=(A-2E)q2=(1,-1,0,0,0) すなわち、 P= 1 0 1 1 1 -1 -1 0 -1 -2 1 -3 1 0 1 1 -3 0 0 0 2 -6 0 0 1 です。 P^(-1)APを計算しましたが、ジョルダン標準形にならず。 どこに不備があるのでしょうか? また、 p3=(0,0,1,0,0) q2=(0,0,0,1,1) として、 p2=(A-2E)p3=(1,-2,-2,-2,-4) p1=(A-2E)p2=(1,-1,1,1,2) q2=(A-2E)q1=(0,0,1 ,1,2) として P=(p1,p2,p3,q1,q2)= 1 1 0 0 0 -1 -2 0 0 0 1 -2 1 1 0 1 -2 0 1 1 2 -4 0 2 1 と定め、 P^(-1)APを計算させたけど、ジョルダン標準形に変換できず。 計算ミスかと思い何度かやってみたけどダメでした。 申し訳ないですが、正しいPの一例を示してもらえますか?

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.5

A No.1 の単なる焼き直しかも知れませんが… まず、ジョルダン胞の構成を探ることから始める。 2 以外の固有値が無いから (A-2I)^5 = O は当然として、 (A-2I)^2, (A-2I)^3, (A-2I)^4 を順に計算してみると、 rank(A-2I)^4 = 0, rank(A-2I)^3 = 1, rank(A-2I)^2 = 3 となっている。ここから J ~ J(2,3) + J(2,2) が判る。 一次方程式 (A-2I)^3 x = 0 を解いて解を x = a とし、 a' = (A-2I)a, a'' = (A-2I)a' と置くと、 a'' a' a が、この順に、P の J(2,3) に対応する列になる。 次に (A-2I)^2 x = 0 を解いて解空間の一組の基底 { u,v } を得、 u, v から a' 成分を除去する。u - {(u,a')/(a',a')}a' とか。 今回は、加工した二個のベクトルが平行になるが、一般には、 加工後のベクトルから一次独立なものを拾い出して、複数の b とする。 b' = (A-2I)b と置くと、 b' b が、この順に、P の J(2,2) に対応する列になる。 同じ固有値に属するジョルダン胞が、もっと多くの種類あっても、 同様に、次数の大きいジョルダン胞に対する P の列から順に決めて、 Ker(A-λI)^k の基底を、先に判っているものを避けて選んでゆけばいい。

eieitaro
質問者

補足

Aのジョルダン標準形の(k次以上の)ジョルダン細胞数だから rank(A-2E)=3により dim(Im(A-2E))=3 次元定理より、 dim(Ker(A-2E))=5-3=2 ジョルダン細胞は2個 また、(A-2E)^3=0 だから、最小多項式の次数は3で、ジョルダン細胞の最高次数も3なので、 Aのジョルダン標準形Jは次数の高い方から並べて、 J= [2 1 0 0 0] [0 2 1 0 0] [0 0 2 0 0] [0 0 0 2 1] [0 0 0 0 2] P= [p1 p2 p3 q1 q2] とすると、 (A-2E)p1=0 (A-2E)p2=p1 (A-2E)p3=p2 (A-2E)q1=0 (A-2E)q2=q1 となるように選ぶ。 p1とq1は、 Ker(A-2E)の基底ベクトルを選ぶ。 このやり方でいいのでしょうか?

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.4

NO.2さんのように固有値から始める方法の場合には、この場合は知りませんが一般的には任意の独立な固有値のセットをとってもできる確率は極めて低いので固有値の選定方法も合わせて提供しなければなりません.ジョルダンの標準形のジョルダン細胞の次数が1種類のときには任意の固有ベクトルのセットから始めることはできます. を修正:固有値→固有ベクトル NO.2さんのように固有ベクトルから始める方法の場合には、この場合は知りませんが一般的には任意の独立な固有ベクトルのセットをとってもできる確率はほぼ0なので固有ベクトルの選定方法も合わせて提供しなければなりません.ジョルダンの標準形の同一固有値のジョルダン細胞の次数が1種類のときには任意の固有ベクトルのセットから始めることはできます. 例えば (a) ( 1 1 1 ) ( -3 5 3 ) ( 2 -2 0 ) (b) ( 3 2 -2 -1 ) ( -1 0 2 1 ) ( -2 -4 6 2 ) ( 3 6 -6 -1 ) (c) ( -3 0 2 1 ) ( 4 -1 -4 -2 ) ( 2 0 -3 -1 ) ( -7 1 7 3 ) を固有ベクトルから変換行列を求めてみてください.

eieitaro
質問者

お礼

a --1...1....1 -3...0...1 2..0...0 b 1...1...-2...1 -1...0...1...0 -2...0...0...0 3...0...0...1 c 1..,0...0...0 -2..0...1...1 -1...0...0...1 4...1...0...-2 になります。

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.3

NO.2さんのように固有値から始める方法の場合には、この場合は知りませんが一般的には任意の独立な固有値のセットをとってもできる確率は極めて低いので固有値の選定方法も合わせて提供しなければなりません.ジョルダンの標準形のジョルダン細胞の次数が1種類のときには任意の固有ベクトルのセットから始めることはできます.

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

ただの固有ベクトルから求めていってもいいけどね.

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.1

魚の釣り方は以下のとおり. 変換行列を((1)(2)(3)(4)(5))とする. 標準形がJ(2,3)とJ(2,2)の直和になるので 次数の大きいジョルダン細胞から処理するために まずJ(2,3)に着目して rank((A-2I)^2a)=1 となるaを求めて (1)=(A-2I)^2a (2)=(A-2I)a (3)=a とする. 次にJ(2,2)に着目して (A^2-2I)^2b=0 & rank((A-2I)^2a,(A-2I)b)=2 となるbを求めて (4)=(A-2I)b (5)=b とする.

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    ジョルダン細胞の数と次数の考え方。 間違っていたら指摘して下さい。 3×3行列について (1)固有値が3つ異なる場合 α≠β≠γ それぞれの固有空間の階数(rank)は、2なので、それぞれの固有空間の次 元は1次元。 従って、ジョルダン細胞の次元は1次。1つの固有値に対するジョルダン細胞の数も1個。 J=J(α,1)+J(β,1)+J(γ,1) (2) 固有値が3重根の場合 (1)固有空間のrankが2の場合 固有空間の次元は、3-2=1次元。 固有ベクトルは、1つだけ。 よってジョルダン細胞は1個。 行列が3次なので、3次のジョルダン細胞が1個。 J=J(α,3) ここで、(A-αE)^2≠0、(A-αE)^3=0になるが、この計算は不要。 (2)固有空間のrankが1の場合 固有空間の次元は、3-1=2次元。 2次元上で独立な固有ベクトルは、2つ以上取れる。 ジョルダン細胞の数は2個。 3次元行列であるから、2個のジョルダン細胞は、2次1個と1次1個になる。 よって、J=J(α,1)+J(α,2) (3)固有値が2個が重根、1個単根の場合。 固有値=α(重根)、βとする。 (1)αに対する固有空間のrankが2の場合 固有空間の次元は、3-2=1次元。 ジョルダン細胞の数は1個。 1次元だからαの固有ベクトルは1個だけ。 βは単根だから、固有空間の次元は1次元で固有ベクトルは1個だけでジョルダン細胞の次元も1次。3次元行列だから、αに対するジョルダン細胞の次数は、3-1=2次元でなければいけない。 よって、J=J(α,2)+J(β,1) (2)αに対する固有空間のrankが1の場合 固有空間の次元は3-1=2次元。 2次元なので、固有ベクトルは2つ以上取れる。 ジョルダン細胞は2個でそれぞれ1次。 βに対するジョルダン細胞は上記と同じ。 よって、J=J(α,1)+J(α,1)+J(β,1)

  • 4×4の行列のジョルダン標準形

    A=4×4の行列のジョルダン標準形の求め方について次の考え方でいいですか? (1)固有値が4重根の場合、固有値をλ。 (1)rank(A-λE)=1の時、 固有空間の次元は、4- 1=3 したがってジョルダン細胞は3個。 4×4行列だから、2次+1次+1次。 よって、J=J(λ,2)+J(λ,1)+J(λ,1) (2) rank=2の時、 ジョルダン細胞数は、4-2=2個。 2次+2次、または3次+1次。 そこで、 (A-λE)≠0と(A-λE)^2=0だったら、最高次数は2だから、J=J(λ,2)+J(λ,2) (A-λE)^3=0だったら、J=J(λ,3)+J(λ,1) または、rank(A-λE)^2=1だったら、 J=J(λ,3)+J(λ,1) (3)rank=3の時、 ジョルダン細胞数は、4-3=1個 よって、J=J(λ,4) (2)3重根λ1、単根λ2の場合 (1)λ1に対してrank=1の時、 ジョルダン細胞数は、4-1=3個 λ2は単根だから1次、λ1は残り3次に対して3個のジョルダン細胞数だからすべて1次。 よって、J=J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ2,1) (2) λ1に対してrank=2の時、 ジョルダン細胞数は、4-2=2個 残り3次に対して2個だから、λ1のジョルダン細胞次数は、2次+1次。 よって、J=J(λ1,2)+J(λ1,1)+J(λ2,1) (3)λ1に対してrank=3の時 ジョルダン細胞数は、4-3=1個 よって、J=J(λ1,3)+J(λ2,1) (3) λ1(2重根)、λ2(2重根)の場合 rank=1は、固有空間が3次元になるのであり得ない!!固有ベクトルが2個だから、固有空間の次元もそれ以下に必ずなる。 (1) λ1に対してrank=2、λ2に対してrank=2の時 それぞれジョルダン細胞数は、4-2で2個ずつだから、全部1次。 よって、J=J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ2,1)+J(λ2,1) (2) λ1に対してrank=3、λ2に対してrank=2の時、 λ1のジョルダン細胞数は、4-3=1個 λ2のジョルダン細胞数は、4-2=2個 よって、2次+1次+1次 J=J(λ1,2)+J(λ2,1)+J(λ2,1) (3) λ1とλ2に対して両方rank=3の時、 ジョルダン細胞数は、それぞれ1個ずつ。 2次+2次。 よって、J=J(λ1,2)+J(λ2,2) (4) λ1(2重根)、λ2(単根)、λ3(単根)の場合 (1) λ1に対してrank=2の時、 ジョルダン細胞数は、4-2=2 よって、1次が2つ。 よって、J=J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ2,1)+J(λ3,1) (2) λ1に対して、rank=3の時、 ジョルダン細胞数は、4-3=1個。 2次が1個。 よって、J=J(λ1,2)+J(λ2,1)+J(λ3,1) (5) 4つの固有値がすべて異なる場合。(λ1、λ2、λ3、λ4) すべて1次のジョルダン細胞 J=J(λ1,1)+J(λ2,1)+J(λ3,1)+J(λ4,1) rankは計算する必要なし。 たとえ求めても、ジョルダン細胞数はそれぞれの固有値に対して4-3=1個だから、必ず3になる。

  • 8×8行列ジョルダン標準形の問題

    A= [0 -1 1 0 -1 1 -1 1] [1 -3 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -3 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 -1 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 0 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -2 6 -1] [3 1 1 0 3 4 0 4] [3 -6 6 0 -9 2 -6 1] のジョルダンの標準形を求め ジョルダンの標準形に相似変換する行列をを求めよ 次の解答でいいですか? 書き方も含めて、間違いを指摘して下さい。 【解答】 固有多項式 det(A-λE)= =λ^8+8λ^7+28λ^6+56λ^5+70λ^4+56λ^3+28λ^2+8λ+1 =(λ+1)^8 (二項定理の係数になってたので因数分解できました) 固有値:λ=-1(8重根) 固有値-1に対して、B=A+Eと書く。 最初にrank(B)を求める。 B= [1 -1 1 0 -1 1 -1 1] [1 -2 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -2 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 0 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -1 6 -1] [3 1 1 0 3 4 1 4] [3 -6 6 0 -9 2 -6 2] ⇩(ガウスの消去法) [1 0 0 0 1 0 0 0] [0 1 0 0 1 0 1 0] [0 0 1 0 -1 0 0 0] [0 0 0 0 0 1 0 1] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] よって、rank(B)=4 ジョルダン細胞数の数は固有空間の次元に等しいので、 dim(Ker(B))=8-rank(B)=4個 次にジョルダン細胞の次数を求める。 (m+1)次以上のジョルダン細胞の数は、 rank(A-λE)^m-rank(A-λE)^(m+1) で与えられるから、 rank(B)-rank(B^2)の値が2以上のジョルダン細胞の数を与えるから、B^2を計算。 B^2= [-1 0 -1 0 0 -1 0 -1] [-1 0 -1 0 0 -1 0 -1] [1 0 1 0 0 1 0 1] [2 0 2 0 0 2 0 2] [1 0 1 0 0 1 0 1] [4 0 4 0 0 4 0 4] [0 0 0 0 0 0 0 0] [-4 0 -4 0 0 -4 0 -4] ⇩ [1 0 1 0 0 1 0 1] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] よって、rank(B^2)=1 rank(B)-rank(B^2)=4-1=3 2次以上のジョルダン細胞数は3個。 8次の中にジョルダン細胞数が合計で4個、2次以上が3個なので、 ジョルダン細胞の直和は、1次+2次+2次+3次という形になる。 Aの相似形を「~」で書くと、ジョルダン標準形は、次数の低い方からの直和で(➕は、+の丸囲みです) A~J(-1,1)➕J(-1,2)➕J(-1,2)➕J(-1,3) J= -1 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 次に固有ベクトルを求める。 求める固有ベクトルを p=[p1 p2 p3 p4 p5 p6 p7 p8]^t (^tは、転置行列)と書く。 p=(p1,p2,p3,p4,p5,p6,p7,p8) (列ベクトルの記述です) として、固有ベクトルを求める Bp=0 [1 0 0 0 1 0 0 0]p=0 [0 1 0 0 1 0 1 0]p=0 [0 0 1 0 -1 0 0 0]p=0 [0 0 0 0 0 1 0 1]p=0 p1+p5=0 p2+p5+p7=0 p3-p5=0 p6+p8=0 p4=任意 t,s,u,vを媒介変数として p=t(-1,0,1,0,1,0,-1,0)+s(0,-1,0,0,0,0,1,0)+u(0,0,0,1,0,0,0,0)+v(0,0,0,0,0,1,0,-1) 独立した固有ベクトルは、 (-1,0,1,0,1,0,-1,0) (0,-1,0,0,0,0,1,0) (0,0,0,1,0,0,0,0) (0,0,0,0,0,1,0,-1) の4つだが、 1次ジョルダン細胞に対するものを一番簡単な(0,0,0,1,0,0,0,0)にする。 それをx=[0 0 0 1 0 0 0 0]^t (転置)と書く。 By≠0、Bz≠0、Bu≠0、B^2u≠0の条件で y=[1 0 0 0 0 0 0 0]^t z=[0 1 0 0 0 0 0 0]^t u=[0 0 1 0 0 0 0 0]^t を設定すると、変換行列Pはジョル細胞の低い方をからの直和に合わせ P=[x By y Bz z B^2•u Bu u] P= 0 1 1 -1 0 -1 1 0 0 1 0 -2 1 -1 3 0 0 -2 0 1 0 1 -2 1 1 -1 0 4 0 2 4 0 0 -3 0 1 0 1 -3 0 0 -2 0 6 0 4 -5 0 0 3 0 1 0 0 1 0 0 3 0 -6 0 -4 6 0 P^(-1)= 0 0 0 1 34 28 16 37 0 0 0 0 4 4 2 5 1 0 0 0 1 2 0 2 0 0 0 0 -8 -9 -3 -11 0 1 0 0 1 -1 1 -1 0 0 0 0 9 12 3 14 0 0 0 0 -4 -3 -2 -4 0 0 1 0 -1 -1 0 -1 P^(-1)AP=J になる。