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8×8行列ジョルダン標準形の問題

A= [0 -1 1 0 -1 1 -1 1] [1 -3 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -3 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 -1 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 0 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -2 6 -1] [3 1 1 0 3 4 0 4] [3 -6 6 0 -9 2 -6 1] のジョルダンの標準形を求め ジョルダンの標準形に相似変換する行列をを求めよ 次の解答でいいですか? 書き方も含めて、間違いを指摘して下さい。 【解答】 固有多項式 det(A-λE)= =λ^8+8λ^7+28λ^6+56λ^5+70λ^4+56λ^3+28λ^2+8λ+1 =(λ+1)^8 (二項定理の係数になってたので因数分解できました) 固有値:λ=-1(8重根) 固有値-1に対して、B=A+Eと書く。 最初にrank(B)を求める。 B= [1 -1 1 0 -1 1 -1 1] [1 -2 3 0 -4 0 -2 0] [-2 1 -2 0 1 -2 1 -2] [-1 4 -4 0 7 0 4 0] [-3 1 -3 0 1 -3 1 -3] [-2 6 -5 0 9 -1 6 -1] [3 1 1 0 3 4 1 4] [3 -6 6 0 -9 2 -6 2] ⇩(ガウスの消去法) [1 0 0 0 1 0 0 0] [0 1 0 0 1 0 1 0] [0 0 1 0 -1 0 0 0] [0 0 0 0 0 1 0 1] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] よって、rank(B)=4 ジョルダン細胞数の数は固有空間の次元に等しいので、 dim(Ker(B))=8-rank(B)=4個 次にジョルダン細胞の次数を求める。 (m+1)次以上のジョルダン細胞の数は、 rank(A-λE)^m-rank(A-λE)^(m+1) で与えられるから、 rank(B)-rank(B^2)の値が2以上のジョルダン細胞の数を与えるから、B^2を計算。 B^2= [-1 0 -1 0 0 -1 0 -1] [-1 0 -1 0 0 -1 0 -1] [1 0 1 0 0 1 0 1] [2 0 2 0 0 2 0 2] [1 0 1 0 0 1 0 1] [4 0 4 0 0 4 0 4] [0 0 0 0 0 0 0 0] [-4 0 -4 0 0 -4 0 -4] ⇩ [1 0 1 0 0 1 0 1] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] [0 0 0 0 0 0 0 0] よって、rank(B^2)=1 rank(B)-rank(B^2)=4-1=3 2次以上のジョルダン細胞数は3個。 8次の中にジョルダン細胞数が合計で4個、2次以上が3個なので、 ジョルダン細胞の直和は、1次+2次+2次+3次という形になる。 Aの相似形を「~」で書くと、ジョルダン標準形は、次数の低い方からの直和で(➕は、+の丸囲みです) A~J(-1,1)➕J(-1,2)➕J(-1,2)➕J(-1,3) J= -1 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 0 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 1 0 0 0 0 0 0 0 -1 次に固有ベクトルを求める。 求める固有ベクトルを p=[p1 p2 p3 p4 p5 p6 p7 p8]^t (^tは、転置行列)と書く。 p=(p1,p2,p3,p4,p5,p6,p7,p8) (列ベクトルの記述です) として、固有ベクトルを求める Bp=0 [1 0 0 0 1 0 0 0]p=0 [0 1 0 0 1 0 1 0]p=0 [0 0 1 0 -1 0 0 0]p=0 [0 0 0 0 0 1 0 1]p=0 p1+p5=0 p2+p5+p7=0 p3-p5=0 p6+p8=0 p4=任意 t,s,u,vを媒介変数として p=t(-1,0,1,0,1,0,-1,0)+s(0,-1,0,0,0,0,1,0)+u(0,0,0,1,0,0,0,0)+v(0,0,0,0,0,1,0,-1) 独立した固有ベクトルは、 (-1,0,1,0,1,0,-1,0) (0,-1,0,0,0,0,1,0) (0,0,0,1,0,0,0,0) (0,0,0,0,0,1,0,-1) の4つだが、 1次ジョルダン細胞に対するものを一番簡単な(0,0,0,1,0,0,0,0)にする。 それをx=[0 0 0 1 0 0 0 0]^t (転置)と書く。 By≠0、Bz≠0、Bu≠0、B^2u≠0の条件で y=[1 0 0 0 0 0 0 0]^t z=[0 1 0 0 0 0 0 0]^t u=[0 0 1 0 0 0 0 0]^t を設定すると、変換行列Pはジョル細胞の低い方をからの直和に合わせ P=[x By y Bz z B^2•u Bu u] P= 0 1 1 -1 0 -1 1 0 0 1 0 -2 1 -1 3 0 0 -2 0 1 0 1 -2 1 1 -1 0 4 0 2 4 0 0 -3 0 1 0 1 -3 0 0 -2 0 6 0 4 -5 0 0 3 0 1 0 0 1 0 0 3 0 -6 0 -4 6 0 P^(-1)= 0 0 0 1 34 28 16 37 0 0 0 0 4 4 2 5 1 0 0 0 1 2 0 2 0 0 0 0 -8 -9 -3 -11 0 1 0 0 1 -1 1 -1 0 0 0 0 9 12 3 14 0 0 0 0 -4 -3 -2 -4 0 0 1 0 -1 -1 0 -1 P^(-1)AP=J になる。

みんなの回答

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.10

←A No.9 かまってくれて、thanks. それは、できるけど、あまり簡単ではないかと。 (A No.4 からの修正点は少なくて済むが…) Ker(A+E) の基底ベクトル 4 本から J(-1,1) に属する固有ベクトルを選ぶときに、 Span(A+E)^2 を避けて Ker(A+E)∩Span(A+E)^2 の補空間の元を 選べばよいだけの話だけれど… その「だけの話」が、手間的には嬉しくない気が。 困難ではないけどね。 高次のジョルダン胞から!に、あまり教条的には なりたくないが、A No.7~8 の手順に比べて面倒 なのは確かで、No.5 の意見も、まあ尤もかと。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.9

ご希望にこたえて突っ込んでみる試み: #7 の (A+E)q=p という式は、p から q ではなくて q から p を求める方向に使うべきだと解る。 のところ, p から q を求める方向に使っても結果的に答えを導くことはできる. 簡単かどうかは知らん.

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.8

あれ? 今回はツッコミが来ないな。 もう、誰も読んでいないかな? A No.7 の記述には、まだ穴がある。 Ker(A+E)^2 の基底を求めたとき 実は { q, u, v } にはならなくて、 dim Ker(A+E)^2 = 7 だから、 基底ベクトルは q を含めて 7 本となる。 Ker(A+E)^3 の基底から r を選んだのと同様に、 6 本の中から Ker(A+E) に含まれないものを 選んで u, v とすればいい。 このとき、Ker(A+E) に含まれないベクトルは 3 本以上在る場合もあるが、その中から 好きな 2 本を u, v としてかまわない。 前段で、Ker(A+E)^2 に含まれないベクトルの 中から r を選ぶときも、同様。 ここで何本のベクトルを選べばよいかを先に 知っておく必要があるから、固有値を求めた後、 変換行列を求める前に、A のジョルダン型を 決めておく必要がある訳だ。 候補となるベクトルが選ぶべき本数以上在る ことは、保証されているから心配ない。 選ばなかったベクトルの中に Ker(A+E) に 含まれないものがあることについては、 次段で Ker(A+E) の基底を取り直すから大丈夫。 そこが、A No.4 で (A+E)x=(固有ベクトル) に 解 x が無かったとき対処に困ることとの違いだ。 また、これも書き漏らしたが、 最後に Ker(A+E) の基底を求める際、 (A+E)u, (A+E)v だけでなく、(A+E)^2 r も含む ものにしておく必要がある。 (A+E)u, (A+E)v, (A+E)^2 r の 3 本が一次独立 であることも、保証されている。 dim Ker(A+E) = 4 だから、基底ベクトルは もう 1 本が在るが、それが J(-1,1) に属する 固有ベクトルになる。

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.7

そうそう、ソレソレ。 A No.4 の手順が行き詰まる理由を考えれば、 (A+E)q=p という式は、p から q ではなくて q から p を求める方向に使うべきだと解る。 よって、Ker(A+E) の基底よりも、むしろ Ker(A+E)3 の基底から先に求めることになる。 今回は、たまたま Ker(A+E)3=R8 だから、 計算する必要はなく、標準基底を使えば済む。 さて、Ker(A+E)3 の基底ベクトルのなかで、 Ker(A+E)2 x=0 の x へ代入すると 式が成立しないものがある。それが、 Ker(A+E)3 における Ker(A+E)2 の一つの補空間 の基底となる。それを r として、 q=(A+E)r, p=(A+E)q で決まる p, q, r を J(-1,3) に割り当てる。 次に、Ker(A+E)2 の基底を求めるのだが、 先の q を含む基底を探すのがポイント。 その基底を{ q, u, v }として、 一方の J(-1,2) に u, (A+E)u を、 もう一方の J(-1,2) に v, (A+E)v を割り当てる。 後は、Ker(A+E) の基底で p, (A+E)u, (A+E)v を 含むものを探し、出てきたベクトルを J(-1,1) に 割り当てれば、完了。

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.6

P=((1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8))と置くと敢えて P=((6)(7)(8)(4)(5)(2)(3)(1))のように並べる必要はなくそのままでも良い. 但し求める順は(8)(7)(6)(5)(4)(3)(2)(1)の順でなければならない. [i](8)=u,(7),(6)の求め方は B^3u=0は成立するのでB^2u≠0を満たすuを求め(7)=Bu,(6)B^2uとする. [ii](5)=z,(4)の求め方は B^2z=0でrank((Bz B^2u))=2を満たすzを(4)=Bzとする. [iii](3)=y,(2)の求め方は B^2y=0でrank((By Bz B^2u))=3を満たすyを(2)=Byとする. [iv](1)=xの求め方は Bx=0でrank((x By Bz B^2u))=4を満たすxを求める. [ii],[iii]はまとめて B^2z=0でB^2y=0でrank((By Bz B^2u))=3を満たすz,yを求め(4)=Bzとし(2)=Byとする. でもよい.

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.5

(λ 1 0) (0 λ 1) (0 0 λ) へのジョルダン変換はジョルダン細胞の次数が1つ(個数ではない)なので どのようにやってもできます. つまりいい加減にやってもできるので好きなようにやってください. 3次の場合には (λ 1 0) (0 λ 0) (0 0 λ) の形になるものの方が制約が少し入るので少しは考えなければならない. しかしこの様に低次のものはやり方が間違っていても偶然にできる確率が高いのでやはり本題の8次で考えた方がよいでしょう. ジョルダンの証明によれば ジョルダン化行列の列ベクトルについて 次数の高いジョルダン細胞に対するベクトルから求めていかなければなりません. またボトムアップ方式(固有ベクトルからの広義固有ベクトルを求めていく方法)はダメで トップダウン方式(広義固有ベクトルから固有ベクトルを求めていく方法)でなければなりません. しかしジョルダン細胞の次数が1つの場合にはボトムアップ方式でもトップダウン方式でもいいわけです.つまりいい加減にできるわけです.

eieitaro
質問者

補足

P= [B^2•u Bu u] は良くても、 P=[x By y Bz z B^2•u Bu u] は、ダメなんですね。 じゃ、3次正方行列で J= λ 1 0 0 λ 0 0 0 λ の時、つまり、rank(A-λE))=1 の時、 (A-λE)p=0 を満たす固有ベクトルは、2個選べるけど そのうち1つを選びそれをp1として、 適当なベクトル(p1とは独立したものだが、固有ベクトルでなくてもいい)をp2として P=[ (A-λE)p2 p2 p1] とするのは、いいですか? また、同じ3次正方行列で固有値λ1(二重根)、λ2(単根) rank(A-λ1E)=2の時、 J= λ1 1 0 0 λ1 0 0 0 λ2 の場合は、適当にp1を設定するのではなく、 (A-λ1E)^2•p1=0 なるp1を求めて、 P=[ (A-λ1)p1 p1 p2] p2はλ2が単根だから Ap2=λ2p2の固有ベクトル でいいですか?

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.4

なるほど、その通りだ。 (A+E)x = (-1,0,1,0,1,0,-1,0)^t (A+E)x = (0,-1,0,0,0,0,1,0)^t (A+E)x = (0,0,0,1,0,0,0,0)^t (A+E)x = (0,0,0,0,0,1,0,-1)^t を皆解いて、解が無かったものから 低次のジョルダン胞に割り当てていけば よかったね。

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.3

AP=PJ P=((1)(2)(3)(4)(5)(6)(7)(8)) とすると(1)と(2)と(4)と(6)が固有ベクトルとなり固有空間は V=<(1),(2),(4),(6)>となる. もし(1)として(1)の代わりにV'=<(2),(4),(6)>を選んでしまうと正則なPを求めることはできなくなる. また(2)として(2)の代わりにV"=<(6)>を選んでしまうと正則なPを求めることができなくなる. また(4)として(4)の代わりにV"=<(6)>を選んでしまうと正則なPを求めることができなくなる. 逆に v∈<(1),(2),(4)>かつv≠0とすると(6)として(6)の代わりにv+<(6)>の元を選んでしまうと(7)と(8)を求めることができなくなりPは求まらない. また v∈<(1)>かつv≠0とすると(4)として(4)の代わりにv+<(2),(4)>の元を選んでしまうと(5)を求めることができなくなりPは求まらない. v∈<(1)>かつv≠0とすると(2)として(2)の代わりにv+<(2),(4)>の元を選んでしまうと(3)を求めることができなくなりPは求まらない. 今回はAの性質上これらの不都合な点が偶然に回避されがちなのでこれらの問題に遭遇しなかったがAが巧妙に作られるとPを求めることは極めて困難になる. Aが巧妙に作られなくても任意に作られると通常Aの要素は分数になりこの場合にmaximaやmathmaticaなどを使ってPを求めることも困難になる. (勿論ジョルダン関連の関数だけは使わないものとする.) alice_44さんの方法にはこの点の配慮がされていません.

eieitaro
質問者

補足

この回答への質問ではないのですが、 (λ 1 0) (0 λ 1) (0 0 λ) へのジョルダン変換はジョルダン細胞の次数が1つ(個数ではない)なので」 とありますが、 これは、3次のジョルダン細胞が1個、つまり次数が3つだと思うのですが?

  • alice_44
  • ベストアンサー率44% (2109/4759)
回答No.2

固有空間 Ker(A-(-1)E) の基底をテキトーにひと組とって 各ジョルダン胞のひとつめのベクトルに割り当て、後は、 (A-(-1)E)(次のベクトル)=(前のベクトル) を繰り替えして P の列を決めてゆけばいいんだよ。 AP=PJ の各列を眺めて、よく考えてみてください。 例えば、Ker(A+E) の基底を (-1,0,1,0,1,0,-1,0)  → J(-1,2) (0,-1,0,0,0,0,1,0)   → J(-1,2) (0,0,0,1,0,0,0,0)   → J(-1,1) (0,0,0,0,0,1,0,-1)   → J(-1,3) と割り当てたなら、 ジョルダン胞の並び順が質問文の J の様であれば、 (-1,0,1,0,1,0,-1,0)^t を P の第 2 列 (0,-1,0,0,0,0,1,0)^t  を P の第 4 列 (0,0,0,1,0,0,0,0)^t  を P の第 1 列 (0,0,0,0,0,1,0,-1)^t  を P の第 6 列 とする。第 2 列と第 4 列は、逆でもいい。 (A+E)q=(0,0,0,0,0,1,0,-1)^t の解 q が P の第 7 列になるし、 (A+E)r=q の解 r が P の第 8 列になる。

  • reiman
  • ベストアンサー率62% (102/163)
回答No.1

ジョルダンの標準形の決定方法には問題が無い様です. しかし変換行列の求めかたが極めてまずそうです. 最初に1次のジョルダン細胞に対応するベクトルxを決定しているがこれは好ましくないと思います. xは最後に求めた方が良いでしょう. 次に2次のジョルダン細胞に対応するベクトル2個y,zを求めているがy,zを求める条件は不十分でありこの時点でy,zを求めるのも好ましくないと思います. 最後に3次のジョルダン細胞に対応するベクトルuを求めているがこれを求める条件Bu≠0はB^2u≠0から言えるので不要でありまたx,y,zに先駆けてuを求めるのが筋です. ただ無駄な条件はあるもののuだけは正しく求められます. どうやらこの方法の根拠となるジョルダンの標準形の定理の証明が理解できていない様です この方法の根拠となるジョルダンの標準形の定理の証明を見直してその証明方法からジョルダンの標準形に変換する方法を抽出して下さい.

eieitaro
質問者

補足

固有値の最小多項式が重根を持つ時のジョルダン標準形に変換する行列の求め方について教えて下さい。 例題の8次だと複雑になるので、3次の例題で示します。 A= 2 1 1 1 3 2 0 -1 1 固有値=2(3重根) B=A-2Eとして、 B= 0 1 1 1 1 2 0 -1 -1 ⇩ 0 1 1 1 0 1 0 0 0 rank(B)=2 dim(Ker(B))=3-2=1 よってジョルダン細胞は、2次が1個。 J= 2 1 0 0 2 1 0 0 2 固有ベクトルをp1=(x,y,z)として、 Bp1=0.....(1) Bp2=p1....(2) Bp3=p2....(3) を満たすp2、p3を設定すると 変換する行列をPは、 P=[p1 p2 p3] p1は、(1)より x=y=-zだから、 p1=(-1,-1,1)と設定。 (2)より、 y+z=-1 x+z=0 だから、一番簡単(x=0)にして p2=(0,-1,0)と設定。 (3)より、 y+z=0 x+z=-1 p3=(-1,0,0)と設定。 よって、 P= -1 0 -1 -1 -1 0 1 0 0 P^(-1)AP=J 以上が普通のやり方ですが、別なやり方を考えました。 以下のようにしてもいいのですか? B^2= 1 0 1 1 0 1 -1 0 -1 B^3=0 最小多項式が(λ-2)^3ということがわかりジョルダン細胞の最大次数は、3であることがわかります。 また、任意のu1=(x,y,z)に対し B^•3u1=0 が成り立ちます。 ここで、u2,u3が0ベクトルにならないように、u1を任意に設定し、次のようなu2,u3を設定します。 u2=B•u1 u3=B•u2=B•Bu1=B^2•u1....(4) (4)式の左からBをかけると B•u3=B^3•u1=0 になります。 整理すると、 Bu3=0 Bu2=u3 Bu1=u2 となり、これは、先述した Bp1=0.....(1) Bp2=p1....(2) Bp3=p2....(3) の関係と同じです。 したがって、変換行列Pは、 P=[u3 u2 u1] =[B^2•u1 Bu1 u1] となります。 u1は任意なので、 Bu1≠0、B^2•u1≠0の条件で何でもいいので u1=(1,0,0)として、 Bu1=(0,1,0) B^2•u1=(1,1,-1) よって P= 1 0 1 1 1 0 -1 0 0 P^(-1)AP=J このやり方でもいいですか?

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    A=4×4の行列のジョルダン標準形の求め方について次の考え方でいいですか? (1)固有値が4重根の場合、固有値をλ。 (1)rank(A-λE)=1の時、 固有空間の次元は、4- 1=3 したがってジョルダン細胞は3個。 4×4行列だから、2次+1次+1次。 よって、J=J(λ,2)+J(λ,1)+J(λ,1) (2) rank=2の時、 ジョルダン細胞数は、4-2=2個。 2次+2次、または3次+1次。 そこで、 (A-λE)≠0と(A-λE)^2=0だったら、最高次数は2だから、J=J(λ,2)+J(λ,2) (A-λE)^3=0だったら、J=J(λ,3)+J(λ,1) または、rank(A-λE)^2=1だったら、 J=J(λ,3)+J(λ,1) (3)rank=3の時、 ジョルダン細胞数は、4-3=1個 よって、J=J(λ,4) (2)3重根λ1、単根λ2の場合 (1)λ1に対してrank=1の時、 ジョルダン細胞数は、4-1=3個 λ2は単根だから1次、λ1は残り3次に対して3個のジョルダン細胞数だからすべて1次。 よって、J=J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ2,1) (2) λ1に対してrank=2の時、 ジョルダン細胞数は、4-2=2個 残り3次に対して2個だから、λ1のジョルダン細胞次数は、2次+1次。 よって、J=J(λ1,2)+J(λ1,1)+J(λ2,1) (3)λ1に対してrank=3の時 ジョルダン細胞数は、4-3=1個 よって、J=J(λ1,3)+J(λ2,1) (3) λ1(2重根)、λ2(2重根)の場合 rank=1は、固有空間が3次元になるのであり得ない!!固有ベクトルが2個だから、固有空間の次元もそれ以下に必ずなる。 (1) λ1に対してrank=2、λ2に対してrank=2の時 それぞれジョルダン細胞数は、4-2で2個ずつだから、全部1次。 よって、J=J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ2,1)+J(λ2,1) (2) λ1に対してrank=3、λ2に対してrank=2の時、 λ1のジョルダン細胞数は、4-3=1個 λ2のジョルダン細胞数は、4-2=2個 よって、2次+1次+1次 J=J(λ1,2)+J(λ2,1)+J(λ2,1) (3) λ1とλ2に対して両方rank=3の時、 ジョルダン細胞数は、それぞれ1個ずつ。 2次+2次。 よって、J=J(λ1,2)+J(λ2,2) (4) λ1(2重根)、λ2(単根)、λ3(単根)の場合 (1) λ1に対してrank=2の時、 ジョルダン細胞数は、4-2=2 よって、1次が2つ。 よって、J=J(λ1,1)+J(λ1,1)+J(λ2,1)+J(λ3,1) (2) λ1に対して、rank=3の時、 ジョルダン細胞数は、4-3=1個。 2次が1個。 よって、J=J(λ1,2)+J(λ2,1)+J(λ3,1) (5) 4つの固有値がすべて異なる場合。(λ1、λ2、λ3、λ4) すべて1次のジョルダン細胞 J=J(λ1,1)+J(λ2,1)+J(λ3,1)+J(λ4,1) rankは計算する必要なし。 たとえ求めても、ジョルダン細胞数はそれぞれの固有値に対して4-3=1個だから、必ず3になる。

  • ジョルダン標準形の作り方

    固有ベクトルを求めずに、固有値だけでジョルダン標準形を求めるやり方を教えて下さい。 自分のやり方の間違っている点や不十分なところを指摘して下さい。 例題 A= [2 0 -1] [-2 3 2 ] [1 0 0] のジョルダン標準形を求めなさい。 解法 (1)固有多項式で固有値を求める。 固有多項式Ψ(λ)=(λ-3)(λ-1)^2 λ=1(重解)、3 (2)それぞれの固有値におけるジョルダン細胞の個数を求める。 「1つの固有値に対する互いに独立な固有ベクトルの本数(固有空間の次元数)は、その固有値に対するジョルダン細胞の個数に等しい」ので、 つまり、固有空間の次元数=dim(A-λE)=n-rank(A-λE)=ジョルダン細胞数なので、 λ=3の時、 rank(A-3E)=2 dim(A-3E)=3-2=1 λ=1に対して、ジョルダン細胞1つ。 λ=1について rank(A-E)=2 dim(A-E)=3-2=1 よってλ=1に対して、 ジョルダン細胞1つ。 (3)次にジョルダン細胞の次数を求める。 (A-3E)(A-E)≠0 (A-3E)(A-E)^2=0 より、最小多項式は (λ-3)(λ-1)^2なので、 λ=3のジョルダン細胞の次数は1 λ=1のジョルダン細胞の次数は2 よってJ=J(3,1)➕J(1,2) (➕は、+の丸囲み) J= [3 0 0] [0 1 1] [0 0 1] 一応、答えは出ました。これで間違いないですか? しかし、私のやり方では、(3)でわざわざ、 (A-3E)(A-E)^2を計算しなくてはいけません。 これがけっこう面倒です。 そうではなく、最小多項式を求めなくてもいいやり方を教えてほしいのです。

  • ジョルダン標準形をつくりたいのですが・・・

    次の3X3行列Aのジョルダン標準形を求めたいのですが、固有空間を求める段階でわからなくなっています。   (-1  1  0) A=( 0 -1  4)   ( 1  0 -4) 固有値は0、-3となり、次元は両方1次元。    固有値0の固有空間は、aを任意定数として  a( 1 1 1/4)   (←の行列は転置です)  固有値ー3の固有空間は、bを任意定数として  b( 1 -2  1)   (←の行列も転置です) ここから先がよくわからない部分なのですが・・・ (ここまででも間違っているかもしれませんので、違って いたら教えてください) 固有ベクトルの具体例を3つ用意するために、固有値ー3に対して、    p{A-(-3)E}=q  ...(★) (Eは単位行列、qはー3の固有ベクトル具体例) を満たすpを求めると、そのpが3つ目の固有ベクトルになる・・・ でいいのでしょうか? 実際、a=1、b=1として(★)を計算して、具体的な固有ベクトルとして、 (0 -1 1)を出しました。  (←の行列は転置) そして、これらのベクトルを列ベクトルにもつ行列Bを考えたとき、 (Bの逆行列)*A*B を計算してもジョルダン標準形になりませんでした。。 ジョルダン標準形はおそらく (-3  1  0) ( 0 -3  0) ( 0  0  0) ではないかと思うのですが、解法がよくわかりません。 誰かご存知の方に教えていただきたいのです。 お願いします。

  • ジョルダン標準形

    次の行列Aをジョルダン標準形に変換せよ。 8 0 -1 -2 7 2 1 0 6 という問題なんですが、固有方程式を計算すると固有値は3重根で7でした。そこで固有値7に対する固有空間を求めると、多分計算が間違っていなければ x1=[1 0 1]^t , x2=[0 1 0]^t が一次独立なベクトルとして取れると思うんです。そして3本目が必要なので一般固有ベクトルを求めるために(A-7E)x3=x1としてx3(=[a b c]^tとする)を求めにいったんですが、これだと1本目の式と3本目の式はa-c=1で一致するんですが2本目の式は-2a+2c=0となりa,cが一意に決められません。これはさらに2本取れることを意味してるんでしょうか?仮にa=2,c=1として3本目のベクトルをx3=[2 0 1]^tとして進めていっても最終的なジョルダン標準形の形を計算したときに 7 0 1 0 7 0 0 0 7 とズレてしまいました。多分色々と間違いが重なった結果だと思うんですが、まだジョルダン標準形をしっかり理解できてないようなのでアドバイスよろしくお願いします! ちなみに一次独立なベクトルを並べた行列をPとすると僕の場合Pは 1 0 2 0 1 0 1 0 1 となりますが解答のほうは 1 1 0 -2 0 1 1 0 0 でした。

  • ジョルダン細胞について

    次の理由(証明)を教えて下さい。 A=n次正方行列 λを固有値 Eを単位行列とします。 (1)λに対するジョルダン細胞の個数は、 dim(Ker(A-λE)) =n-rank(A-λE) に等しい。 つまり、1つの固有値λに対する独立なベクトルの本数は、その固有値に対する ジョルダン細胞の個数に等しい。 (2)λに対するジョルダン細胞の最大次数は、最小多項式のλの次数に等しい。 (3)λに対する(m+1)次以上のジョルダン細胞の個数は、 rank(A-λE)^m ー rank(A-λE)^(m+1)

  • ジョルダン標準形について

    ジョルダン標準形について (200) (220)=Aという行列のe^tAを求める際に (312) まずは対角化するのですが その時に必要なPの求め方で悩んでいます。 Aの固有多項式は|tE-A|=(t-2)^3となると思うのですが この場合のやり方を忘れてしまいました(:_;) 答え(の1つ)は (001) (020) (230)となります。 そしてジョルダン標準形は (210) (021) (002)です。 この1の数は次元を求めて分かるものでしたっけ? 長々と書いてしましましたが Pの求め方とジョルダン標準形の1の数について 教えてください。。

  • 行列の問題(固有値)についてです

    こんにちは。行列の問題で分からないものがあります。 B= |000abb| |000bab| |000bba| |abb000| |bab000| |bba000| の固有値と固有ベクトルを求めよという問題です。(みえにくいですが、6×6行列です) 以下、自分が現時点で分かっていることを書きたいと思います。 この問題の導入としてまず A= |abb| |bab| |bba| の固有値と固有ベクトルを求めよ という問題がありました。こちらは定義にしたがい解くと 固有値a+2b 固有ベクトル(1,1,1)^t 固有値a-b(重解)、固有ベクトル(-1,0,1)^t,(0,-1,1)^tと出ました。 問題となる行列Bについて固有方程式としてT=λE-Bを考え、さらに U= |100| |010| |001| と置けば λE-B= |λU -A| |-A λU| という形になり、ここで |BA| |AB|=|B-A||A-B| となることを利用すれば |T|=|λE+A||λE-A|と整理されるので、|λEーA|と|λE+A|が0になる場合をそれぞれ考えれば、結局|T|=0の場合を考えていることになるので、前の問題と比較して 固有値±(a+2b),±(a-b)となりました。(これがあっているのかも自信ないです。) 固有値に関しては上手くできたつもりなのですが、固有ベクトルに関してはどのようにやればいいのかが分かりません。それぞれの固有値について6×6行列に入れて行列を計算していく方法しかないのでしょうか。 Bの行列に規則性があるので気がつけば簡単に求めらるのかもしれないのでしょうが、私は思いつきません。 最後まで読んでいただきありがとうございました。回答よろしくお願いいたします。

  • ジョルダン標準形が求められません><

    以下の行列のジョルダン標準形が求められずに困っています。 A = (-1  0  0) (-3 -6 -5) ( 3  5  4) 固有値λはλ = ー1 のみでした。 それに対する固有ベクトルv = (x, y, z)(転置)が、 (A + λE)v = ( 0  0  0)(x)  (0) (-3 -5 -5)(y) =(0) ( 3  5  5)(z)  (0) より 3x + 5y + 5z = 0 を満たすことから (x, y, z) = (-5, 3, 0), (5, 0, -3) としました。 残る1本の一般固有ベクトルは、 ( 0  0  0)(x)   (-5)   ( 5) (-3 -5 -5)(y) = a( 3) + b( 0) ( 3  5  5)(z)   ( 0)   (-3) が解を持つように a, b を定めたときの解なので、 a = b = 1 とすると、 (x, y, z) = (-1, 0, 0) は条件を満たすのでこれを最後の一般固有ベクトルとしました。 これらをならべて、変換行列Sを S = (-5  5 -1) ( 3  0  0) ( 0 -3  0) としました。 しかし、 (S^-1)AS = (-1  0  1) ( 0 -1  1) ( 0  0 -1) となってしまいます。 どなたか、どこが間違っているのかご教授ください。お願いします。

  • ジョルダン標準形について

    たとえば、5x5行列Aがあって、固有値が一つ2であるとします。重複度は5です。(A-2E)X=0から固有ベクトルを求めて、二つ独立な固有ベクトルあるとします。そのとき、固有値に対してジョルダン標準形の二つのブロックが作られるというルールがあると思いますが、そのブロックの順番は何でもいいですか?  質問は たとえば、ブロック 「2」 とブロック [2100 0210    0021 0002] の順番はどうやってわかりますか? 別のブロックの組み合わせもありうると思いますが、順番だけについて教えてください。 よろしくおねがいします